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第4話 マロニエの記(ベルサイユとTGV)

朝、ノルマンジー地方を出発

モン・サン・ミシェルから再びパリへ向かう
パリまではまたバスで陸路5時間だ

行き先はベルサイユだ
パリの隣町で南に約20キロの政都
ベルサイユ宮殿に入る前にレストランでランチ

パスタ系肉料理とキッシュ
これまたエクレアのデザートの頃には腹一杯

いよいよベルサイユ宮殿だ

入場時間は細かくコントロールされている
以前2度訪問しているが
その頃は空いていたせいか
並んで入った記憶はない

ようやく入場も荷物チェックを受けるが
形式的な感じ
中に入るとまたお祭りのような混雑ぶり
前に進むのも一苦労

以前きたときにはもっとゆったりと見学ができた

それゆえにこれほどの豪奢な内装ではマリーアントワネットがギロチンになるのも無理はないと思った

しかしながら今回は人が多すぎてどうにもならない
調度品や天井の装飾を楽しむ余裕もなかった

ちなみに、ベルサイユ宮殿内にも戴冠式の絵がかけられている
ルーブルの絵と同じものが欲しいと国王が描かせたらしい

リヨン駅に向かう都合上
あまりゆっくり見る時間もない
外に出て庭園散策も無理
しかも借景庭園の遙かなたは工事中の囲いが
見えている

オリンピックの馬術競技場らしいが
興醒めも仕方ないか

機関車庫を思わせる馬車庫


なにせ、宮殿の向かい側は巨大な馬車庫が並んでいるような場所なのだから

ベルサイユを出ると再びバスで移動だ

線路の多さからみてかなり大きな駅に近づいているようだ

ようやくリヨン駅に到着
思いのほか街中の渋滞は少なく予定よりずいぶん早めに駅に着いた

TGVの発時刻まではまだ2時間くらいある
リヨン表玄関も歴史的建築物だ

黄色いポストから自分宛手紙を書けばよかった

路線ごとに駅に乗り入れているのか
やたらにホームの数が多い

TGVが並んでいる

駅のキオスクのようなお店は客でごったがえしている

ようやく搭乗時刻がきたとき事件が起こった
乗り込んですぐに鉄道警察官が全員出るようにと指示

よくよく伺うと、折り返しの列車内に不審物が残されている
危険物の可能性もあるので全員車外に出されたとのこと
しばらく待つと犬を連れた鉄道警察官が到着した
しばらく車内を調べていたが15分くらい待っていると警察官が折りたたみ量を持って出て来た
危険物でなくて良かった^_^ほっ

TGV車内通路はまあまあ狭い
二階建てとなっており
二階部分にトイレが設置されている

それにしてもこの車両スピードは速いのかもしれないが左右の揺れがかなりひどい

しかも振り子電車のような左右にふらりふらりと揺れるのではなく、不規則に左右の大きな揺れがある
たちまち気持ち悪くなる
しかも二階建て部分は一階より揺れが大きいのでなおさらだ

スイスの山岳地帯に近づくにつれて速度が遅くなってきた
着いたジュネーブの町は昼間30度と高温だったらしい
町は日本のように湿度が高かった

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