窓に西陽がはいる部屋は〜🎵
「窓に西陽がはいる部屋は〜🎵いつも貴方のにほひがしてた〜🎵」 違う違う!!
「あなたが好きだからそれでいいのよ〜🎵」
それは、テレサテンさんの「愛人」!?
それも違う‼️
エイジンさん風と言うのだろうか
絵の中に風を感じる独特の作風
光や風の色がつぶになって画面上に表現される
若い頃、山下達郎さんのレコードジャケットで馴染みがあった
大滝詠一さんのロングバケーションなどのジャケットもいまではわたしの宝物
加えて語れば、山下達郎さんの舞台芸術にも関わっておられると聞いたことがある
初期のライブの舞台バックに配置されるドライブインやモーテル、町並みのセットは確かにエイジンさんの作風そのものだった
最近のライブセットもその雰囲気を持っているけれどエイジンさん監修のものかどうか不明です
団塊世代がわたしよりひとふたつ世代まえのグループになる
この人達年代は理想を掲げ学生運動に身を捧げた世代だ
日米安保に反対したり外国文化流入に対して一定のブレーキを持っていた
アメリカは戦後の日本人コントロールを目指してヒッピー文化よりもポジティブアメリカ若者文化を根付かせようとした
アメリカ文化を若いひとに輸出消費させるためだ
昨今テレビでもF 2層が重視される
若者の消費は習慣となれば
末永くアメリカ品を使用してもらえるようになるからターゲットを若者に絞ったもようだ
その頃、日本では学生運動が終わって何をしていいかわからない世代が登場
所謂シラケ世代あたりから石津さんが掲げてきたアイビーの文化が主に服飾から若者に受け入れられる
アメリカのアイビーリーグに所属する学生たちから始まったファッションは瞬く間に1960年代の日本に浸透した
アメリカの国策的文化輸出の成功と言っていいかもしれない
いわゆるプレッピーの周辺文化だ
こうしてアメリカ文化が若者に受け入れられるようになって音楽の世界では乾いた音がレコーディング出来るからと若いミュージシャン達の西海岸録音音楽が主流化した
アメリカはこうして服飾、音楽の輸出に成功し次は車を若者に売り込もうと思ったろう
しかし、シラケ世代が車を買えるようになった頃には市場では日本車が強い存在感を持ち始めた
1990年代になり軽くて低燃費な日本車で車市場ではアメリカは日本の逆襲をくうことになる
経済摩擦で日本車が燃やされていたニュース映像が当時の世相を表している
(このあたりは、わたくし個人の解釈なので
事実と異なる可能性がかなりあります
しかし、調べるのも面倒くさいので私の思い込みの昭和史観のまま描かせて頂いております
事実誤認であったとしてもこの文章をお読みの方はごく僅かなのでご容赦ください)
ファッションと音楽が広く受け入れられた次にきたのがおそらく絵画芸術だろう
そんな時、西海岸のキラキラした情景が現れた
その作風は西海岸のドライブインとアメ車
若者達は真っ青な空気の流れる独特の作品にたちまち魅了された
ところがどっこいこれが日本人の作品だった
エイジンさんという名前の鈴木英人さんの作品は山下達郎さんの乾いた音によく合った
先日、三越のエイジンさんの展示会を拝見させて頂いた
普通に展覧会と思い足を向けたが所謂画廊販売展示会
会場に入るとすぐに絵画購入意思を確認された
大好きな絵だが流石に買うにはちょいと値がはる
家に飾ってはみたいが飾って似合うやうな部屋もない^_^
エイジンさんの作品は版画としても販売されていた
知らなかった
すべて原画と思っていた
この辺りは絵画の知識がないので、まさかあんな綺麗な絵が版画になるなんて考えてもみなかった
版画でも50万くらいからはじまるのだがさすがに原画となると桁がちがう
係の方には丁重に断りして見せていただいた
やはり見慣れた90年代のものがとても好きだ
最近の絵画も精緻でよいがなんとなく荒々しい若さのある作風が好きだ
とかなんとか喋りながら歩いて見終えて帰る頃、ふとテーブルを見ると二人男性の方が座っておられるのに気がついた
商談の方かなと思っていたが出口付近にある作者近影を見ると座っているのはエイジンさんその人だ!と気づいた
そばを通るときに失礼なこと言って無かったかな?とかが気になる
本当なら握手やサインも欲しいところだけど購入したひと特典で直筆サインと書かれている
何も買わないわたしがそんなお願い出来るはずもない
とっとと会場をあとにした
とりあえず、会場案内の小さなチラシだけでも頂いて帰ろうか^_^
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