マンガは嫌いじゃない
だけど、なるべく読まないようにしていた
ひとたび読み始めると結構際限なく読んでしまうからだ
しかも人気マンガに限って長い!
数十巻の大作ものが多いのでうっかり手をつけるとどこまでもマンガの沼にハマってしまう
ガキの頃から勉強はできなかったのであまり書物に触れていなかったぶん
もし、このショボつく眼が元気ならマンガでなく出来るだけ活字を優先して読もうと決めていた
しかしながら、友人からそのマンガの話を聞いたら矢も盾もたまらず読み始めていた
こともあろうに全43巻の大作だ
まだ25巻あたりを読んでいる
読み続けるのもしんどいのでいつやめようかと思いながらも半分を過ぎた
もし!?今の自衛隊の船が第二次世界大戦中に現れたらどうなるかというタイムスリップものだ
戦国自衛隊の海上バージョンと言えるかもしれない
かわぐちかいじ氏の自衛艦に関する圧倒的な知識をベースに企てられた世界をまたぐスケールのストーリー
むかし同氏作の沈黙の艦隊にハマったときにももうマンガはやめようと思っていた
その後、空母いぶきでも同じ轍を踏んだ
大人になって読んだのは決まって同氏の作品だ
ガキの頃には鉄腕アトム!これはアニメで見ていた
ウルトマンは実写版で
となると本格的に読んだマンガというと
おそらく友人の家にあったおそ松くんかなと思う
近所の貸本屋で借りたカムイ伝・カムイ外伝も貪り読んだ
そうそう、姉のおつかいで一緒に借りてきたウメズカズオの蛇女みたいのもよく読んだものだ
子供の頃は少年漫画雑誌と同時進行のTVアニメもあった
その一つが 巨人の星 いまでも再放送があれば見てみたいアニメだけどストーリーはパワハラ・モラハラに満ちていて現代のTVの放送は難しい作品らしい
大リーグボールでの復活と主人公が投げられなくなる滅びの美学に魅了された
もう一つは 明日のジョー
これも少年院からの更生から始まりボクシングを学びながら成長する矢吹ジョーを描いた
ライバル力石徹の死は主人公を凌いだ社会現象にもなりリアルな葬式まで行われた
主人公を含んだ滅びの美学がここにも見られる
中学生となってからは 男一匹ガキ大将
本宮ひろ志の出世作だ
同じ時期に小説で読んだ宮本武蔵
粗暴な武蔵が坊様に捕まって木に吊るされるなど内容がリンクしていて忽ちファンになった
この先生にはよくあるパターンで話しのスケールを大きくし過ぎて結末がどうなったかよくわからないマンガだったが前半部分のスピード感にはぐいっと引き込まれたものだ
高校になってからはゴルゴ13やルパン3世
に勉強もせずハマった
近所の喫茶店に入り浸り読み耽った
大学受験の頃には 嗚呼花の応援団
青田赤道のギャグで爆笑したおかげで受験そのものも爆死^_^
会社員となり営業に転職した頃から毎朝喫茶店のモーニングを仲間と食べることがルーチンとなった
手近にある週間漫画誌は殆ど読み尽くした
しかしながらこれと言った重大な作品には出会っていない
三十代となって西岸良平の三丁目の夕日
沈黙の艦隊と読み続くが
いったんマンガは打ち止めとした
中年以降、山登りをはじめたせいで
岳 にハマる
途中までは原作本で読んでいたのだが
たまたま剱岳山荘で全巻揃っているのを発見!ラストまで読んでリアルに翌朝剱岳登頂^_^
空母いぶき でもう一度マンガ心に火がつきTSUTAYAの貸漫画を読み尽くしたものの暫くは読んでいない
ひとから強く勧められた 鬼滅の刃 にはどうにか手をつけずに済んだが
またマンガの沼にハマってしまった
ジパングも沈黙の艦隊同様にひとつの武器を軸に世界を変える事を妄想する話しだが
史実を追いながら史実との抜きつ抜かれつを繰り返している展開は軍史好きには堪らない
この後どうなるか知らないのだが
最初数巻あたりで大陸の戦況の話しに及んで途中で読むのをやめようとも思ったものの
恐らく最後まで読んでしまうのだろう
長編はいつも始めるとやめようかどうしようかの葛藤の連続だ
どうやら今回もそのパターンになるらしい
やれやれ
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