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自閉症スペクトラムだから、目の問題があるの?


眼球運動に問題のある子どもたちが、とても増えています。

問題がないと、思われる子どもであっても、7歳になったら、
黒目がしっかり動いているかチェックしてみてください。

目が上手く動かないと、あらゆる学び、運動、遊び、作業などに
支障が出てくると、いうことは、たやすく想像ができますね。

眼球運動の問題によって『発達障害』であるとか、
『学習障害』であるとか思われることもありますが、
それが眼球運動だけの問題でしたら、それは解決します。

例えば『私、腹筋ができないの!』と、いう人がいても、
機能的に何も問題がないのであれば、『毎日練習してたら必ず良くなるよ』って、いわれても納得しますよね。

それと同じで、練習して出来るようになれば変わり始めます。

ところが『眼球運動の問題』と、一口に言っても、
その苦手の場所、その大元の原因になっている事柄によってやるべき内容が変わってきます。

『眼球運動』は、『眼球運動』だけで単独に発達するものではなく、
『体の基本の動き』と連携しながら発達していく
からです。

『眼球運動に苦手があるから』と、その練習ばかりしていても、
その原因になっている体の動きを解決しない限り問題は解決しないのです。

また眼球運動のトレーニングだけを単独で重ねると、
一見すると眼球が動くように見えることもありますが、
球技や文字の読み書きの苦手が改善しないまま残ることがとてもよくあるのです。

眼球運動の中でも、特に分かりにくいのが、
『全く注視をしない』
『指示が伝わっているのかどうか分からない』
『ただただ嫌がる』

というような子どもたちだと思います。

特に自閉症スペクトラムの診断を受けた子ども、
コミュニケーションや社会参加に苦手がある子どもの場合、
このようなことがよく起こります。

私自身、30年間、
「これは『眼球運動』の問題ではなく、社会性の問題だろう」
と、思ったり、
あるいは、
「この子は『自閉症スペクトラム』の診断を受けているので、
「注視ができないのは当然だろう」と、考えたりしました。

ところがそのような子ども達もセッションを進めて行くに従って、
どんどん眼球運動が改善していくのです。

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