メルカリが実践しているCX向上施策②‐vol.20‐
前回の続きで、メルカリの不満な体験と、それを解消している施策について書いていこうと思います!
発送手続きが面倒くさいを解決する「メルカリ教室」
メルカリ出品経験者(主に20代前半の方々にインタビューしました)は、このようなことに不満を持っているそうです。
1.値下げ交渉が面倒
2.(値段設定の)相場が分からない
3.梱包資材の購入・梱包
4.発送手続きが面倒くさい
5.購入者からの評価基準があいまい
6.商品説明の入力が面倒
7.売上金はアプリ内でしか使用できない
8.写真撮影が手間
9.商品サイズの違いによる発送方法が分からない
10.売り上げ金額を銀行口座へ移す方法が分かりにくい
11.モラルのない顧客とのやり取り
12.梱包資材の用意が面倒
13.運送会社のミス起因によるトラブル
14.入金の遅延
15.商品状態の詳細が伝わらない
前回に続き、「4.発送手続きが面倒くさい」に対する施策がメルカリ教室です。
この教室では、「いらない物をメルカリで売れるようになる」をゴールにしていて、メルカリの操作、出品から発送のお取引の流れ、売上金の使い方など、講師と一緒にメルカリを操作しながら学べるようです。
【教室の流れ(全90分 or 120分)】
メルカリで出品するまでの流れ
実際に出品にチャレンジ
売れたらどうするの?梱包と発送方法
売上金の使い方
まとめとご質問
教室の雰囲気はこのような感じで、パッと見て高齢者が多い印象です。オフラインでの実施だからこそ、高齢の方々にもニーズがあるように思えます。
このように、メルカリはリアルでのイベントも実施し、オンボーディングを上手く実施されています。
教室の予約ですが、このページからできるそうです。
2/27だけで計14回実施されていますね。開催場所は武蔵小杉と新宿が多いようです。また、オンライン教室も実施しており、かなりの頻度です。
メルカリから学ぶこと
「発送が面倒くさい」のは初心者なら誰でも経験する痛点だと思います。
それをいかにオンボーディングするかは、使い方をレクチャーするイベントが効果的と思いました。メルカリがいかにオンボーディングを重視して高頻度なイベント開催をしているかがよく分かりました。
オンラインを主軸とした会社でも、このような取り組みは参考になるのではないでしょうか。
次回予告
メルカリのオンライン教室に参加してみようと思いますので、その感想をレポートしたいと思います
参考URL・書籍
みんなのメルカリ教室
https://pj.mercari.com/mercari-spot/school.html
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