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メルカリが実践しているCX向上施策‐vol.20‐

今日はメルカリが実践しているCX向上施策を書いていこうと思います。
その中でも真ん中にある「不満・不快な体験」を解消するCXに注目しました!

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※不満・不快な体験をなくすことがなぜいいのか、気になる方はこちらの記事もご覧ください!

メルカリ出品者の不快・不満な体験

メルカリの出品を経験されたことはあるでしょうか?
私は書籍をメルカリ(かAmazon)で購入してはメルカリで販売して、また購入する・・・という繰り返しを日々過ごしております。
書籍の出品には慣れているため最近は気になりませんが、周りの何人かにインタビューしたところ、以下のような不満があるようです。

1.値下げ交渉が面倒
2.(値段設定の)相場が分からない
3.梱包資材の購入・梱包
4.発送手続きが面倒くさい
5.購入者からの評価基準があいまい
6.商品説明の入力が面倒
7.売上金はアプリ内でしか使用できない
8.写真撮影が手間
9.商品サイズの違いによる発送方法が分からない
10.売り上げ金額を銀行口座へ移す方法が分かりにくい
11.モラルのない顧客とのやり取り
12.梱包資材の用意が面倒
13.運送会社のミス起因によるトラブル
14.入金の遅延
15.商品状態の詳細が伝わらない

思ったよりも不満な体験があるのだなぁと感じました。特に2、5、6、9、15は共感できます。「15.商品状態の詳細が伝わらない」は購入者の視点でよく感じるのですが、写真が少なく状態が分かりにくくて、購入を躊躇することは体験したことありますね。実際に購入したら角が折れているとかありましたし・・・

「梱包や発送が面倒」の不満をなくす取り組み

色々な不満がたくさんありますが、「3.梱包資材の購入・梱包」についてメルカリは2019年に対策をしています。
それは郵便局で梱包・発送ができるというもの。
しかも梱包資材は無料(だったはず・・・)で、梱包したらそのまま局内で発送までできるため、出品者にとってはよいサービスです。

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でも、梱包の手間は残る

資材があるからといって、梱包の手間は解消される訳ではありません。そこで、メルカリではNTTドコモが運営する「d garden五反田店」でメルカリバッジを着けたスタッフが丁寧に梱包をレクチャーするサービスも行っていました。

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この店舗には一度足を運んだことがあります。ちょうど出品者にレクチャーをしている最中でして、テニスラケットの梱包方法を教えていました。形状が複雑なものは、こういった店舗でオンボーディングするのは良い取り組みと思います。

メルカリから学ぶこと

テック企業なので、アプリのUX/UIばかりを改善しているのかと思ったら、アプリ以外のオフラインにまでサービスを展開するのはさすがだと思います。まさに、カスタマージャーニー全体を捉え、改善すべきポイントから対策しているよい事例です。

次回予告

メルカリの続きを書いていきます!

参考URL・書籍

https://mercan.mercari.com/articles/23055/
https://jp-news.mercari.com/2019/04/18/tsutsumeru-spot-dgarden/
https://www.goodcross.com/gotanda/18225-2019




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