poemes d'un jour 370

前の投稿が7ヶ月前とのことで、そんなに前だったんだ…と少し驚いた。今思えば、あれからあれこれ忙しくて、昨年12月24日になんとか無事に動物たちと家族全員で神戸から岡山に大移動した。

そして、岡山での暮らしは自給自足を目指していて、初日から電気も水道もガスもない生活なので、水は湧き水を汲みに、電気はソーラーパネル、ガスは少しカセットボンベを使いつつの基本は今は七輪の炭でやっている。キャンプのように庭でご飯を炊いたり、洗濯をしたりしている。薪も試しているところ。

トイレはコンポストトイレがあるけど、お風呂はまだ使えなく、近所にある徒歩でもいける温泉に行っている。ただ、入浴料が高いので、あまりお風呂には入れない。こんなに長い間、お風呂に入らない生活は初めてだけど、冬だし、田舎なので、まあ大丈夫な感じ。自分も慣れてきた。慣れかな。

そんなことは楽しい部類に入るけど、引越し直前にうっかり事故で車が故障し、修理に出している間のインスピレーションで、昨年11月末から犬を飼い始めた。子犬。子犬というものが、初めてなのだけど、相当苦労させられて、最近やっと落ち着いてブログでも書こうという気になれたところ。ずっと犬のお世話に追われて、鳥たちとの会話も3日間もなかったと気がついて、泣きたくなること数回。

まあ、でも、なんとか、家族、犬も一緒に乗り越えて、お互いに分かってきたように思う。

色んなことがありすぎて、ただ出来事を書くだけではつまらないの承知で、今回は、近況報告ということにします。

夏の終わりに1つの物語が終わったかと思うと次の新しい世界の物語が始まって、それが私たちにとっては一番の要なんだけど、そういうのはすごく説明しないと人には伝わらないと思うので、まだ誰にも言ってない。

なので、近況報告だけど。

とにかく、今もずっと犬のことばかりやったり考えたりの日々。犬は、ボルゾイというロシアの犬種で、生後4ヶ月を過ぎた。早く成犬になって欲しいと毎日願うくらいに、いらんことばっかりしてくれていた…。

田んぼの見回りの仕事を教えてみるけど、走り回るのが好き…

名前はニコ。メス。

サイトハウンドという視覚で捉え自分で考え狩猟するという犬種で、馬みたいな走り方をする。見た目は、子ヤギか子牛かなと思うけど、昨日は人に「シカみたいな顔しとる」と言われた。ぐーたらしているときは天使みたいだけど、狩猟スイッチが入ると暴れまくる。でも、理性は働いていて、めちゃくちゃ速く走っていても、即座に静止出来るのは感心する。

生き物は人間を含め、野生的な方が好きなので、野生の本能を活かした育て方をしたい。うちは人間も動物も生活を運営する仲間なので、愛玩犬ならいらない。ニコは、鳥（チャボ）たちとは上手くやっていて、たまに部屋に迷い込んでくる鳥を鳥部屋に戻す仕事を自分で考えたようだ。私たちがやっているのを見て真似してるんだと思う。それをやったときは誇らしげな顔をしていたので、犬も仕事があった方が幸せだと確信した。特に、自分で考えて行動する犬種なので、指示ではなく、自分で見つけた仕事というのが誇らしいのかもしれない。鳥を咥えたり、傷つけたらアウトなんだけど、入口前で見張りをしたり、ちょっと追い立てたりするくらいで手を出さないところが賢いなと思った。狩猟犬の血なので手を出したいはずなんだけど、私たちが鳥を大事にしている、鳥が家族ということは分かるみたい。子犬なのに。

申し訳なかったなと思うのは、大型犬なので、子犬でもわりと大きくて、すでに中型犬の成犬サイズだからどうしても子犬に見えなくて厳しくしてしまっていた。獣医さんに「赤ちゃんの柔らかい毛だね」って言われて「はっ」とした。そして、最近は訓練より会話の方で伝えるようにして、色々スムーズに行くようになってきたと思う。

鳥たちの散歩

ここに引っ越してよかった。
自然に溢れているし、家の日当たりがすごく良く、毎日朝日を浴びれる。寒波で夜中は-6℃になったみたいだけど、晴れていたし、夜も湯たんぽだけで暖かく眠れた。朝はバケツの水に氷が張っている日も多いけど、庭でのごみ焼却で火を焚いてついでにお湯が出来るので、それで洗濯したりと、爽やかな気分かな。曇りの日はちょっと心が寒いので、ピアノを弾いたり、音楽をしたらいいのかなと思っている。

雅貴くんが作ってくれるご飯もさらに美味しくなった。
炭でやると、米も野菜も甘みが出て美味しい。
畑が近くて、神戸の時より採れたての野菜だからそれも美味しい。
村の人が釣った大量の牡蠣や狩猟したイノシシの肉など持ってきてくれて、それらもすごく美味しくて、最近鳥たちもまた卵を産み始めたのでタンパク質も十分取れている。

なんとかなるもんだな。
前向きで信じていたらなんとかなる。

仕事は、何かしたいけど、興味は色々あるけど、経営はしたくなくて、縁や行き当たりばったりで行こうかなと思う。ピアノの先生は、大阪の生徒さん一人だけ通信レッスンのような形で継続している。通信だったらもう少し生徒さんが増えてもいいなとも思うけど、狩猟や牧場もいいなと思う。とりあえず、動物ともっと会話出来るようになりたいと思う。ずっと関わっている植物たちともまた。