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【木曽】私道かぴさん・舒達さん第1回滞在~木曽での出会い編~

7/8~10滞在で藪原祭りの合間をぬって、今回の滞在のメインホストである木曽ペインティングス実行委員会 岩熊さんにご案内いただき色々な意味で奥深い木曽を堪能してきました!

私道さんと舒達さん、藪原駅に降り立つ!

■ 木祖村
まずは今年の木曽ペインティングス芸術祭の会場となる古民家を数軒見学させていただきました。昨年の芸術祭で会場となったところも多く、中には作品が残されていました。

蔵をリノベした素敵な空き家。昨年NOA木祖で滞在した武井さんの映像作品を展示した場所


つぎは木祖村郷土館。名産品のお六櫛の細やかな技術に度肝を抜かれました!ここも今年の木曽ペインティングス芸術祭の会場になるとか!?

木祖村郷土館。木祖村を知るための資料がたくさん

そしてやはりはずせないのは味噌川ダムです。完成当時は標高日本一の多目的ダムだったそうです。(現在は2位)巨大な人工物に圧倒されながらも涼しく気持ちのいい場所でした。ダム湖一周ドライブ中には猿ちらほら。この奥に住居もないそうで自然の中に人間が住まわせてもらっている木曽ならではの雰囲気でした。

舒逹さん(左)私道かぴさん(中央)岩熊さん(右)
ダムの上で涼みながら木祖村のまちを見下ろせる

■ 木曽町
つづいては隣の木曽町へ。
昨年度にリニューアルした義仲館や宮ノ越宿の巴庵をご案内いただいたのち、木曽で一番?都会の木曽福島を訪れました。今年オープンしたSOMAさんのギャラリーでは木曽ペインティングスの近藤太郎さんの展示がありお邪魔しました。木曽町図書館では「木曽踊り」や「みこしまくり」に関する展示もあり、次の滞在に向けて知識をインプットする時間にもなりました。

今年オープンしたSOMA。木を基調とした素敵なカフェはギャラリーを併設

■ 大桑村
滞在最終日には少し足を伸ばして大桑村歴史民俗資料館を訪問。
木曽AIRネットワークの一員で大桑村のホストである奥野さんの「大桑焼」の展示を見学しにいきました。
大桑村から取れる粘土から奥野さんの手によって作り出される器や妖怪はどれもとっても個性的!

大桑から出土した土で作った土偶たち


奥野さんの作品を鑑賞する舒逹さん(左)

展示会場からほど近い場所で、奥野さんが現在もリノベーションを続けながら作品制作をしているギャラリー「La Mora」へ。

この集落で一番大きい養蚕農家であったことがうかがい知れるほどとても大きな古民家で、かつてお蚕さんを飼っていたであろう2階のスペースは、戸をすべて開け放つことでまるで舞台のような空間になります。

天井が高く広々とした2階の空間
大桑焼を焼成する窯
La moraの庭にて


今回の木曽郡リサーチはここまで。木曽AIRネットワークのみなさまを中心にたくさんの刺激的な発見や出会いがありました。

次回はさらに先の南木曽町〜王滝村に滞在をする予定です。
引き続き広くて深い木曽をリサーチしながらそれぞれ制作を進めていきます!

(文 佐久間 圭子)

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