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朝からキャッチフレーズマニア(1~20)

【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0001】


 まずは、私が10年前から一貫して気に入っている、ダイエーのキャッチフレーズ。


 この『ごはんがおいしくなるスーパー』って、どなたが作ったか存じませんが、天才的なセンスの持ち主による仕事に違いないと、ずっと信じ込んでおりまして、上京した直後から衝撃を受けて注目しています。

 たとえば、糸井重里氏が世に出るきっかけとなった『おいしい生活』(西武百貨店)というのと比べたら、ダイエーの『ごはんがおいしくなるスーパー』には、奇抜さやインパクトの要素はありません。
 
 だけども、ダイエーの主要顧客層であろう、地に足の着いた主婦の皆さんへ、しっかり届く言葉を慎重に選んでいます。
 しかも、「ごはん」「おいしい」の2語を、スーパーマーケットと繋げる発想は、意外と出てきませんので、決してありきたりでもないのです。

 安さ以外の価値を提供する、新時代のスーパーの意思表示ですね。

 もっと言わせてもらえば、「ごはんをおいしくする」という押しつけがましい表現ではなく、「ごはんがおいしくなる」というふうに、顧客である主婦を主役に据え、その仕事に力添えをするような立ち位置を表明していますよね。
 それによって、多くの人々にも受け容れられやすいキャッチになっているように思います。
 
 
 
 
【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0002】

 みなさん、おはようございます。
 本日は、まさに最近、梅雨時に合わせてそこらじゅうに貼り出されている「いいちこ」のポスターを採り上げています。

 雄大な自然をテーマにしたデザインやフレーズで有名で、いいちこポスター専門の展覧会まで開かれたりしてます。

 ただ、今回は急に、スケール感や奥行きという点では縮小され、そのへんの道ばたで当たり前に咲いていそうなアジサイの花に焦点を絞っています。

 しかも、前回の、とても分かりやすいダイエーのキャッチフレーズとは違って、『ふと立ち止まる雨の日です。』は、「いいちこ」とどういう関係があるのやら、ハッキリとは読み取れません。
 
 濡れるのがうっとうしいので、普通は足早に目的地へ向かいたい雨の日。
 
 だけど、薄暗い空気の中に映えるアジサイの花の控えめな美しさに、「ふと立ち止まる」。そんな風流の雰囲気は感じます。

 このポスター、まずはアジサイに最初の目線が行くように作られた構成なんでしょうね。
 
 つまり、街中でこのアジサイのポスターに目が留まり、「ふと立ち止まった」風流人のあなたにこそ飲んでほしい酒、それが「いいちこ」だっ! ……と、制作者は言いたいのではないでしょうか? もしかすると深読みか……。


 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0003】

 みなさん、おはようございます。いつもお越し下さって、ありがとうございます。

 
 『読めば惚れる』漢気プロジェクト
 http://otokogi-pj.com/

 「北斗の拳」の作画で著名な原哲夫先生の作品群に関して、漫画作品の小冊子を配布するというプロジェクトなんですが、じつはパチンコ台の広告であることが、さりげなく伏せてある。

 当然、かなりの広告費を出してるわけだし、普通に考えれば自社製品をそのまんま押し出したいところでしょうが、そんな「俺が俺が」なPR精神を、ひとまず抑え、まずは漫画作品の良さをみんなとシェアしようという「漢気」姿勢が、けっこう今風だなと思いますね。

 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0004】

 みなさん、おはようございます。

 『毎年、猫年。』


 仙台・さくら野百貨店『ねこアートフェス2013』↓
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130623t15004.htm

 十二支で、戌年があって、なんで猫年がないのか?
 
 ……というのは、猫好きの人からよく聞くようで、あんまり聞かないクレームですが、
 
 デパートの垂れ幕にでっかく『毎年、猫年。』と断言されれば、「そうだそうだ、当然だ」と、猫好きは潜在意識を掻き立てられるはずです。
 その次に、「なにをやってるんだろう?」と、時間差で気になってくるのではないでしょうか。

 猫をモチーフにした手作りアートのみを集めた、おそらく主催者の情熱のみが原動力のイベントですから、「入場料500円は高いなあ……」と思うぐらい、お猫様に対する熱量の低い一般人ども(私も含む)は、最初から切り捨てているのです。

 「万人ウケ」は止め、ターゲットを完全に絞り込み、猫ファンにだけダイレクトに届くメッセージを選び取ってみせる潔さを、『毎年、猫年。』には感じます。

 http://www.walkerplus.com/event/ar0204e36900/
 ↑ このページには「毎年猫年事務局」とか「THE 13th ETO!」(※猫年は13番目の干支)とまで書いてあって、世界観が徹底されており、ニヤリとさせられます。
 わざわざ“ETO!”って英訳されたところで、結局は日本人にしか伝わらんけど、この際、世界に向けて発信したいという、ハイカロリーな熱意だけは伝わってきますね。
 
 そして、そういう過剰な熱意は私の好みです。
 

 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0005】

 みなさん、おはようございます。

 『女子大はある 男子大はない なぜだろう』
 
 かつて、相模女子大学のポスターに書かれていたキャッチコピーです。

 こういう、読み手に問いかける形式のキャッチコピーは、わりと伝統的にありますけれども、出版業界では『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』の大ヒットがきっかけで、一気に広まりました。一時期「なぜ~~なのか」パターンの書名ばっかりになっちゃいましたよね(^ ^;

 憲法学で「アファーマティブ・アクション」という概念があります。社会的に差別されているグループについて、いわば「ゲタをはかせて」優遇して、差別を解消するやり方です。
 
 「男子大がない理由」だと、かつては、女性が教育を受けるチャンスがほとんど無かったので、あえて女性を優先的に受け入れる大学をつくるのだと。そういう話ですよね。

 とはいえ、男子高はあるんだよな (^ ^;

 
 
 
【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0006】

 みなさん、おはようございます!

『そこの優秀な若者に告ぐ。そんなところに隠れてないで、出てきなさい』
 
 大阪府警のポスターのユーモアセンスには定評がありますね。これは2010年のもの。

 人は、意外なものの共通点に気づいたときに快感(脳科学でいう「アハ体験」)、つまり笑いやすくなる特性があると言われています。驚きに近い笑いですね。

 新人募集の広告に、「立てこもり犯への説得」という、一見関係ないもの(でも、警察の仕事と関係しているところが秀逸なのですが)を混ぜてコラボさせてみた、そんな遊び心が楽しいキャッチフレーズです。

 ですから、自分にはユーモアが無いと思い込んでいる方は、まず「意外なものの共通点から探してみる」ことから始めてみてはいかがでしょう。
 これを「ユーモアを鍛える訓練!」って堅苦しく考えると、辛くなりそうなので、どうぞ肩の力を抜いてお気楽に(^ ^)
 
 
 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0007】

 みなさん、おはようございます。

 『恋が終わるのなら、せめて夏がいい』
 2011年夏季・パルコの広告キャッチコピーです。

 女性客層へ向けたメッセージのはずなのですが、男までなんだか無性に切なくなってきますな(笑)
 
 冬に失恋しちゃったら、その後が、心も身体も寒々しいし……。
 でも夏にフラれたんなら「またすぐに新しい恋を見つければいいか!」と、気持ちを前向きに切り替えやすいわけだから、まだナンボかマシじゃねえかと。
 だから、新しい恋をゲットするための装いを、パルコで探してねと(^ ^)

 読み手にちょっと考えさせ、その後に広い共感を得る(それぞれの過去の記憶を刺激する)ことで、宣伝をスルーさせず、無意識下に印象に残す。コピーライティングとしてはかなり高度な手法じゃないかと思います。



【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0008】

 みなさん、おはようございます。

 『家族間の会話は、昔から無料です。』
 カンロ飴のキャッチコピーです。

 携帯電話各社の激しい無料通話キャンペーンに対して、思わぬ方向からクギを刺す一言!
 
 「“家族間通話が無料”だって、まるで凄いことのように言っているけど…… ずっと長い間、家族の話に割り込んで横から通話料金を取っていたのは、よく考えたら変かもね」という皮肉も含まれています。
 
 「誰かに軽くケンカを売る」フレーズは、インパクトを生む手法としても定番ですね。私も普段の仕事でたまに使わせてもらってます(^ ^)

 
 
 

【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0009】

 みなさん、おはようございます。

 『ワケわからんが、面白い。』
 2010年公開のインド映画『ロボット』のキャッチコピーです。

 
 外国から調達してきた人気映画を勧めているのですが、どちらかというと観客と同じような立ち位置で「口コミ」的に勧めている印象ですよね。そのへんが今どきかなと。

 「ワケわからん」のフレーズは、ちょっとした悪口にも聞こえるんですけれども(笑) その後に「面白い」とフォローを入れているので、なんとか救われる感じもします。
 
 そして、真面目な顔して観るべきではない娯楽映画だということも、さりげなく読み手へ伝わります。

 全体の構成としては、キューサイ青汁の名作コピー「マズい! もう一杯!」に似ていますかね。



【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0010】

 みなさん、おはようございます。

 『ボクさかな きのう海 きょうはかまぼこ』


 焼津運送のトラックに書かれているコピーです。

 かわいらしく、楽しげな雰囲気ですね。
 
 ただ、昨日まで海で泳いでいたにもかかわらず網で捕まって、工場で練られて、輸送されている、激動の一日を示してもいて……。なんだか切なく、悲しくもなってくる。
 でも、かまぼこは食べるけど。
 思わず、人間の業を感じさせられてしまう(?)フレーズでもあります。
 
 「およげ たいやきくん」を思い出しますね。食べられるのが嫌で逃げてはみたけど、いろいろあって、結局は食われちゃう運命なのさ。

 せめて、自然の恵みに感謝して、美味しく頂きたいものです。
 私は昨日、昼にさば定食を食べましたけど、みなさんは魚、食べてますか?
 
 
 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0011】

 みなさん、おはようございます。

 『青空は、史上最大の読書灯である』
 1993年夏、新潮社・新潮文庫のキャッチコピーです。

 新潮文庫のメインコピーといえば、長い間使われていた「想像力と数百円」です。泣く子も黙る糸井重里作ですね。

 意外な組み合わせ&納得感の高さ、そして、わずか7字のシンプルさ。平凡な物書きから見たら、化け物みたいな完成度のコピーだといえます。文句なしの★5つです。

 一方で、「青空は史上最大の読書灯」なんですが、私の目から見ると、なんだか中途半端で惜しい印象を受けてしまいますね。
 たぶん「史上最大」ってのが浮いてるんですよ、この「史上最大」というキーワードで心に響くのは、アメリカ横断ウルトラクイズのファンぐらいかもしれません。

 いや、もし、このコピーも糸井作品だったならば、私はひたすら平謝りするしかないわけですが(笑)


 

【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0012】

 みなさん、おはようございます。

 『1人でできる 詐欺集中ゼミナール!!!』(2011年2月号)
 『私たちの 詐欺と偽造とその手口』(2010年3月号)
 
 大人気のギャル系ファッション誌『小悪魔アゲハ』(インフォレスト)の見出しです。

 いやあ…… 朝っぱらから、とんでもない衝撃ですみません(笑)
 
 詐欺と偽造と、 その手口ぃ~~! イェーイ! ピース!
 ピースじゃねえよ(^ ^;v

 「詐欺」「偽造」というコピーを、ただの冗談だと笑って受け流すのか、それともマジな意気込みとして納得して受け取るか、アゲハ読者のお嬢さんたちは2パターンで分かれる気がしますね。

 アゲハ編集部のアイデア勝ちですね。これはさすがに、ギャルと実際に会話しながら、ギャルメイクのことをずっと考えてなければ辿り着かない発想です。
 
 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0013】

 みなさん、おはようございます!

 『服を買いに行く 服がない。』
 
 西武百貨店、2008年夏バーゲンのポスターです。

 
 一般的に、キャッチコピーは「印象に残る言葉」を使って、読み手に「メリット(orデメリットでの脅し)」を伝えるものとされています。
 しかし、キャッチコピーだって文章の一種なんですから、それほど特別視することもない、という考え方もありえます。文章の基本である「読み手との共感」との目的に集中し、一点突破する手もあるでしょう。
 
 この西武百貨店のコピーは、特に若い女性へ向けて、「あるあるネタ」で共感を呼ぶキャッチだといえます。
 
 一念発起して、おしゃれな服を買いに行きたい。
 だけど、
 デパートの衣料品売り場へ、ダサい格好で行っちゃったら、店員から足下を見られるんじゃないか……。

 じゃあ、おしゃれな服を買いに行くために着ていくおしゃれな服を、ネットで買おうかな?

 いやいや、サイズが合わなかったらどうしよう……。
 いくら、色とかデザインが今風でも、それがブカブカだったりピチピチだったりしたら、そっちのほうがよっぽどダサいわ。

 そんな世の心配性な人たちに対し、西武百貨店は、思い当たるところをチクチク突いて、軽く笑わせてしまったのです。人は笑うと、どうしても警戒心が下がりますからね。

 また、バーゲンに行きたいけどなんとなく行きにくいお客さんに対して、「新しい服を買いに行くのに、着る服が無いって、そんな気分、わかりますよ~」と、西武側が先回りして敷居を下げているようにも見えます。

 「あなたの気持ち、こちらはわかってるから、とりあえず来てね」と。そんなさりげないメッセージも含まれていそうです。共感も突き詰めれば、読む人の記憶にこびりつくようになります。
 インパクトは、強烈で瞬間的なものばかりではありません。ジワジワゆっくりと心に染みこむインパクト、なんてのもあるんですよね。
 
 
 
 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0014】

 みなさん、おはようございます!

 『食べた人から、夏が来る』
 
 ミスタードーナツ、2013年夏「冷麺」のキャンペーンです。

 
 梅雨に入る前の5月ぐらいから、テレビCMを中心に流されていたキャッチで、なかなか良いなあと思ったんですよね。

 冷麺を食べて「夏らしい気分を味わう」ことはできるかもしれませんが、それだけではアピール度に欠けるので、ここはもう一つ突き抜けて「夏が来る」と断言してしまう。

 もちろん、ミスドの冷麺を食べなくても、実際はみんなに平等に夏が来ます(笑)
 でも、ある程度納得感を含んだ突き抜け方なので、言葉の中に、広がりやストーリー性を感じさせているように思いますね。

 ただ、「食べた」よりは、もう少しお上品な表現があるような気もします。

 だけど、まあ、ミスドですしね(^ ^)
 これぐらいストレートな方がちょうどいいのかもしれません。語呂も悪くなりそうですし。



【朝から キャッチフレーズマニア(昼過ぎちゃってますが) ☆ 0015】

 みなさん、こんにちは!

 メインで使ってるノートPCの液晶画面が破れてしまって、修理お願い中の長嶺です。工賃込みになると、結局3万を超えてしまうそう。
 痛手です! でも、何かきっといいことがあるでしょう。
 新しい液晶画面から、小さい貞子が這い出てくるとか?(←イヤなやつじゃん)

 さて、昼にちなみまして。
 『昼から飲もうと 夏が言う』
 


 さっき、秋葉原からの帰りの電車で見つけた、サントリー「オールフリー」2013年夏のポスターです。

 まぁ、夏のせいにして昼間っから飲みましょうやと(笑) そういうことですね。ノンアルコールビールだし。

 私も飲まなきゃやってられない気分です(^^)

 


【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0016】

 みなさん、おはようございます!
 おかげさまで、ノートPCの液晶画面が直りました。

 でも、自業自得とはいえ、思わぬ出費です。書き手にお困りの編集者の皆さん、よろしければ私に仕事をまわしてくださいますようお願い致します(本気)。

 『ファンは、スカウトにも探せない即戦力だ』
 
 プロ野球の西武ライオンズ、ファンクラブ会員募集のキャッチです。

 野球に限らず、他のスポーツや芸能でもそうでしょうね。長年応援してきたファンたちが、「応援ありがとうございます!」と言われることはよくあるでしょう。

 そこをさらに一歩踏み込んで、自分のことを「即戦力」と言ってくれたら、嬉しさもひとしおでしょうね。
 心にグッときて「もっと応援していこう」という気持ちになるというものです。

 言葉はひねらず、完全に「直球勝負」。届ける相手を絞って、相手を尊重する言葉を投げかければ、狭く深く刺さるはずです。
 
 
 
 

【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0017】

 みなさん、おはようございます!

 『私のために、苦しむ男が愛おしい』
 
 タレントの杉本彩プロデュースのバスソルト「虜肌」のキャッチとのこと。

 だいぶ前にネットで見つけた事例ですが、朝っぱらから、強烈なやつを投入しまして失礼しました。

 ただの入浴剤に、たちまち淫靡な香りを付け加えてしまうのが、コピーの力です!

 私のために苦しむ男…… 恋い焦がれて苦しむほどの魅力! ということなんでしょうか。はたして、苦しみの先には何があるのか。

 
 実際に彼女がこんな発言をしていなくても、「いかにも言いそう」と、みんなに思わせるセリフを開発するのは、とても難しく、作り手のセンスが問われます。

 

 


【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0018】

 みなさん、おはようございます!

 『蚊意外に危険あり』
 
 2012年 厚生労働省の感染症予防啓発ポスターのキャッチコピーです。

 「海外に」と絡めたダジャレですけど、そんじょそこらのダジャレとはワケが違います。2つの意味が合理的に重なっているので、かなりウマイですよね。

 「真剣な啓発活動に、ダジャレを使うとは何事か!」と、自称・良識的な人々がクレームを付けてきそうな印象もありますけれども、「真剣にやれば啓発できる」という根拠なき思い込みのほうが厄介ですよね。

 では、夏休みに海外へ行かれる方は、くれぐれも伝染病に気をつけてください!(←普通)
 
 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0019】

 みなさん、おはようございます!

 『甲子園に、恋をした』
 
 2007年 高校野球の公式キャッチコピーです。かなり有名なやつですね。

 もちろん、「炎天下で頑張る選手たちに、応援している女子学生たちが、かっこよさを感じて惚れちゃう」という意味でしょう。(いや、別に男子学生が惚れても構いませんが…)
 
 ただ、この中には「全国の野球部の選手たちが、甲子園に憧れる」という意味も同時に含まれているんじゃないかと見ています。
 だから、あえて「甲子園」に恋をするという擬人的な表現にしたのでしょう。

 

 
 
 
 【朝から キャッチフレーズマニア ☆ 0020】

 みなさん、おはようございます!

 『うちのオヤジが 18才に泣かされた』
 
 2006年 夏の高校野球、テレビ朝日系列『熱闘甲子園』のキャッチコピーです。

 オヤジが子どもに泣かされた? ……なんだろう、物騒なチンピラドラマの宣伝かな? と、一瞬思う人もいるかもしれませんね。

 ちなみに、別バージョンで『うちの母が、高校生に恋をした』というのもあったかと思うのですが、昨日のキャッチフレーズとかぶるので省略します!

 


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