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小型自動二輪(AT限定)教習 第1段階 2時限目の話

 2020年1月28日、この日は朝から雨。この年の1月は暖かい日が続いていて凍るように寒いという感じはしませんでしたが、空が暗いというだけで気持ちが落ち込みます。イヤイヤ期真っ只中の私には最悪の条件でしたが思い出しました。

「今日はシミュレーターだった」

 シミュレーター教習は失敗するためにやるんだ、と聞いていたので少しやる気が出てきました。ネットでもシミュレーター教習でガードレールに突っ込んだり交差点で多重事故を起こしたけどハンコはもらえたなどとあります。気持ちが楽になったところで今日は車で教習に行きました。

  この日の予約を入れた時にこの教習は3人1組で行います、そのため普通自動二輪のMT車の方や大型自動二輪の方も一緒になるかもしれませんが、内容は同じなので気にしないでください、と言われてました。が、この日は私一人。あの狭い二輪用シミュレーター室でマンツーマン指導。そんな予感はしてたけどえー…。

 ということで部屋に入るとMT車のシートが付いたシミュレーター。教官は何事もない様子で教習を始めようとしています。ちょっとちょっと、なんか見た目違くね?私がお世話になってる教習車は燃料タンクがシートの下なんだけど、このシミュレーターは膝のとこになくね?

 まあクラッチレバーやフットブレーキ、シフトペダルの類はPC側の操作でAT仕様に切り替えられそうなのでいいのかもしれませんが。

 どうしようか迷っていたら教官から「じゃあエンジンかけて始動してください」の指示。はい、とエンジンをかけて膝の開きっぷりに違和感を感じつつとりあえずコースを1週。曲がる時に少し膝でタンクを挟んで「これがニーグリップかあ」と悦に入ってましたが、スクーターもカブもそういう作りになってないのでいらんことしてました。

 そして今日のメインの悪路走行体験。濡れた路面、マンホールや金属板の上、砂利道で制動距離がどのくらい違うかを体感しました。が、なぜか砂利道が一番制動距離が短いという結果に。空気読んでよ私。

 一応3人で行うカリキュラムのため一人当たりの時間は15分の想定、時間が余ってしまいました。早く教習をあげることはできないので、このエアコンのきいたあたたかい部屋で教官とのおしゃべりタイムに。なんで免許取ろうと思ったの?とか免許取ったらなに乗るの?とか聞かれました。

 私は習い事に通うのに50ccでは不便なので取ろうと思いました、仕事で必要だからとか求職するのに欲しいからとかではありませんと答えました。乗りたいバイクは特になくて、家にあるアドレスv125に乗るつもりで買う予定はありませんとも。

 教官は意味ありげにじゃあ急ぎで取る必要ないよね?と重ねて聞いてこられました。はい急ぎではありませんと返しておきました。

という感じで時間が来たのでハンコを頂いて終了です。

 最後に「次はみきわめだから。がんばって」と励ましてくださいました。

 部屋の隅にAT車用のシートがあったことに気が付いたのはその時でした。



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