見出し画像

お蕎麦を食べるためだけにスクーターで出かけた~日光市(今市)

 2020年5月。GWがなんとなく終わりました。緊急事態宣言下ではあるものの5月11日からは休業要請が解除されました。それを受けて段階的に外出自粛が解除される方向になり、栃木も16日から県内の移動は可となりました。
 その流れの中で少しづつ元の生活がしたいと思うようになりました。世の中も我慢できなくなって来た人がちょろちょろ出てきたような雰囲気だったと思います。

 とはいえまだ外出するのが少しためらわれましたが、近場で短時間で公共の乗り物を使わなければまだいいだろう、ということで夫が少しバイクで出かけるというのでついて行きました。(子どもは家で受験勉強をするというのでその言葉に甘えました。ごめんね、ありがとう。)

 この日は私がアドレスv125s、夫がアドレスv100に乗って、鹿沼と日光の境目に近い行川沿いを北上するコースを走りました。
 ここは昨年の台風19号で甚大な被害を受けたところ。私はそのことを知らずに走ったのですが、川が蛇行するところは日曜だというのに護岸工事が行われていて、近くのお家はブルーシートがかけられていました。
 あれから半年以上経つのに、と切なくなりました。工事だって続けられているのに終わらないなんて。同時に台風19号がどれだけの強さだったのかと想像するとこわくなりました。

 その後いったん行川から離れて日光例幣使街道を南下しました。ここは杉並木になっていて昼間でも日があまり差しません。杉の香りがヘルメットをしていてもわかって気分がよかった、のですが。

 寒い。5月下旬なのに寒い。

 少し標高が高いことも手伝って例幣使街道が寒いんです。
 この時の私は『バイクに乗ったら寒い』ということを肌で知りませんでした。家を出るときは半袖でちょうどいいかなという気温だったので、本当に薄い長袖を羽織ってきただけ。思いっきりメッシュ素材だったので冷たい空気が入ってきます。
 失敗したな、と思いました。もっともこの頃は風を通しにくいような上着すら持ってなかったのでどうしようもなかったのですが。

 それは夫も同じだったようで、二人して寒いと言いながら美味しそうなお蕎麦屋さんに入りました。小代行川庵という知る人ぞ知るお店なのだそうです。オーダーストップの時間ギリギリでした。
 美味しいお蕎麦を味わいたいなら『ざる』か『もり』なのでしょうが、二人して温かいきのこそばをいただきました。冷えた体にしみました。
 そしてまっすぐ帰宅しました。

 実はお蕎麦や川沿いの風景の写真を撮っていたつもりが、スマホのメモリからなくなっていて一つも残っていませんでした。タイトルのお蕎麦屋さんの写真は後日撮ったものです。
 原因は未だ不明。写真の保存場所を変えたらこのような不具合はなくなりました。
 でも悔しかったのでそういう事が起こらないようにと祈っております。

私のnoteをお読みいただきありがとうございます。もしサポートしていただけるのならカブ子とのネタ作りに使わせていただきます。何かのついでによろしくお願いいたします。