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エンストを理由にピアノレッスンを休んだ日

 今年の梅雨はゆるい雨が降る日が続いて長く感じられました。レッスンも雨の日に当たることが多く、車で行く回数が増えました。
 七夕の日も例年通り雨の予報。でも日中は弱い雨だったのとレッスンに行くついでに済ませたい用事もあってスクーターで出かけることにしました。

 まず1件目の用事を済ませ次へ向かおうとエンジンをかけ、駐車場の手前で安全確認のために止まったらエンジンも止まりました。ブレーキをかけるとエンジンの出力が下がって、その下がる勢いのままに止まってしまう感じです。
 実はこの前のレッスンの時も1度同じようなことがありました。その時はセルでかけ直したらあとは何事もなく動かせたのでそれと同じかな、と。
 そんな訳でもう一度エンジンをかけ直したらまた動きました。

 ところが一時停止や赤信号で止まろうとするたびにエンジンも切れます。そんなご丁寧なことしなくたって、と都度かけ直します。
 かけ直して進む。また何かで止まるとエンジンも止まる。
 2度3度それを繰り返しましたがどんどん頻度が高くなっていきます。
 

 そしてついにセルでかけ直すことができなくなりました。

 幹線道路の真ん中でかなり焦りましたが、左車線を走っていたことと平日の真っ昼間で自粛ムードも少し残っていて車が少なかったことも幸いして、事故にならずに歩道へ待避することができました。

 場所は家と教室の中間くらい、押して行くのも押して帰るのもはばかられます。少し考えて、これは無理して行っても帰ってこれないと判断し、ピアノ教室へ『バイクがエンストしたので休みます』と連絡を入れました。

 こんな理由で休みたくないのですが。

 次にバイクをここから直してくれそうな所へ移動させないと、と思いJAFを呼びました。これについてる任意保険にはレッカー移動のサービスがなく、いつかこうなる日の為にとライブディオに乗り始めたときに加入しておいたのです。

 ってこんな日がマジでくるとは。

 もともと夫のバイクだったのでどこへ修理を出せばいいのかわかりませんでしたが、一度軽くオーバーホールに出したと聞いたことを思い出してそこへ現地から電話。先方はとても嫌そうでしたが今から持って行くんでと無理に修理をお願いしました。

 小雨が混じる中45分ほど待つとJAFのレッカー車が来ました。
 あの青いマークがこんなに安心させてくれるものだとは。
 現地で直せるか少し見てくださいましたが、回復する見込みはなさそうです。そこで実はここへ持って行きますとさっき連絡したのですが、というとああ、あそこですね、分かりました、とおっしゃってトラックの荷台にアドレスを積み上げて直ちにバイク屋さんへ向かいました。

 思えばこのバイク屋さんは私にとってはほとんど馴染のないお店で。
 こんなときは知ったかぶらないで「いや、どこへ持って行っていいかわからないんですけど」っていってJAFの方に相談してもよかったのかなと。(それも迷惑?)

 ということで無理矢理バイク屋さんで見てもらいました。
 はっきりした原因は不明でしたが、プラグを交換したらその症状がなくなったのでそれで納めてくださいとのことでした。
 

 実を言うと、以前このバイク屋さんでアドレスv125sを見ていただいたときに、この車種は距離がいってると走行中にエンストすることがあるといってベルトやウエイトローラーとかいったその辺の部品を交換したばかりだったのです。その時はプラグはきれいだからと放置。
 なのに今回これを交換。
 少々腹立たしい気持ちを奥歯でかみ砕いてつくり笑顔で精算したらとっとと乗って帰りました。

 その日の夜、夫に上記のことを報告、とりあえずプラグを交換してそれからはなんともないよ、と付け加えておきました。
 そっとネットで検索するとアドレスの走行中のエンストに関する話は散見されてよくあることだそう。対処法としては25,000kmを超えたら一度エンジンを下ろして内部を掃除するのが最も効果的のようです。

 ただ私はアドレスに対してそこまでの思い入れはなく、夫もそこまでお金をかけたくないようです。

 そんな不信感を一つ抱えてしばらくこれに乗るのかな、と思うとバイクに乗る楽しさが黒くしぼんでいきました。

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