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#7 一筆箋を渡す

4月から一筆箋渡すという取り組みを続けることができている。その日の日直さんに渡すことにしてから、忘れることなく、偏りなく渡せている。子どもたちも一筆箋をもらうことを楽しみにしているようで、日直の子に「◯◯さん、連絡帳貸して。」と伝えると嬉しそうに持ってきてくれる。保護者の方からお返事をもらうこともあり、忙しい1日の中でほっこりする時間となっている。改めて、なぜこの一筆箋を続けるのかを考えてみた。子どもが喜ぶから。親子とのコミュニケーションツールとなるから。など、色々と考えられるが、1番は一人一人のことを「みる」ためにやっているのだと感じる。一筆箋を”さあ書くぞ”となった時、その子のことだけを考える。数日間のその子の具体的な行動や様子を記憶から引っ張り出し、言語化する。そこで、その子の情報が少し更新され、また次の関わりに生かされる。定期的にその子のことを考える時間が訪れることで、情報が線として繋がっていく。書く時間が取れなくて、少し大変な時もあるのだけれど、1年間これだけは続けたと胸を張って言えるようにしたい。

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