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essay#7 家族の轍とガラスの動物園
ヒトでもリスでもペンギンでも、この世に産まれてから最初に過ごす社会は家族です。
家族って、最小単位のコミュニティなんですよね。(そう考えると生まれた瞬間からたった1人で海を目指して生き抜くしかないウミガメの赤ちゃんとかホントすごいなぁ)
私が生まれた家はたぶんちょっと特殊で、家業がどうこうということじゃなく、
祖父母だけでなく父の妹、叔母も同居していました。
していましたっていうか、今も実家
essay#5 優しい嘘という名の
昔はエイプリルフールの数日前から『さあて今年はどんな嘘をついてやろう?』『今年はみんな笑ってくれるかな?』なんてニヤニヤしながら嘘を用意していたのに、いつのまにかエイプリルフールをただの4月の始めの日として通り過ぎるようになってしまいました。
それは私が歳を重ねていろんなことにはしゃぐ体力を失ったせいなのか、それとも日常の中でさりげなく嘘を吐くことが当たり前になってしまったせいなのか、どっちなん
essay#4 悪口とブラックジョークの狭間で
突然ですが、ブラックジョークって言われると何が浮かびますか?
先日初めて知り合った方々が品性と知性のない言葉を延々と繰り返す人達で、
私は自分自身を結構なキャパ広女だと思ってたんですが、その自覚が揺らぐレベルでびっくらこきまして。
…あれ?私の英語の語彙より少ないな?
…あれ?この人達何十年も生きててこのワードセンスなの?
周りは誰も諭してあげなかったのか…可哀想に…
なんて思ってしまう
essay#2 天才を殺す凡人は身近なところにいる
母はものすごく優秀で、娘の私が見ても綺麗だな、かわいいなって思ってしまうほど外も中も素敵な人で、我が家で唯一のA型同士である私とはわざわざ言わないし敢えて括ったりもしないけどなんとなーくA型同盟みたいなのがあって、ものすごく頭がいいのにものすごくとぼけてるところもあって、
『アレをアレしてさぁ』みたいなことを本当に言うし、初めましての顔合わせとか結構大事な会食の席でも急に『うふふふふ…あっ!ごめん