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補聴器の補助について

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!

低価格帯でも安いとは感じることの難しい補聴器について、「少しでも補助はないのか?」「保険はきくのか?」と誰もが頭に浮かぶのではないでしょうか?

今回は、補聴器の補助や保険についてのお話ですが、補助があるのかどうか、そしてそれを受けることができるかどうかは聴力レベルや各自治体によって異なりますので、参考程度にでもなることを願いながら書いていこうと思います( ;∀;)

~補助の種類~

補助については大きく分けて2つ

・聴覚障害者手帳を所持している方
・聴覚障害者手帳を所持していない方

で異なります。

まずは、聴覚障害者手帳を所持する方についてです。この手帳を所持する方は、障害者総合支援法対象補聴器の支給を受けることができます。手帳を取得するためには、聴力レベルの基準を満たす必要があります。その基準が以下になります。

【6級】  両耳の聴力レベルが70db以上
      片耳の聴力レベルが90dB以上、もう片方が50dB以上
【4級】    両耳の聴力レベルが80dB以上
            両耳に普通に話しかけた結果50%以下しか聞き取れない
【3級】    両耳の聴力レベルが90dB以上
【2級】  両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上

この基準はなかなか厳しく、普段の生活で不便が出ている方でも基準を満たしていないケースは多々あります。文字ではイメージしにくいので、実際の聴力検査の結果をみてください。

画像2

上画像の緑丸(周波数)の500.1000.2000の値をみます。その値を用いて4分法と呼ばれる計算を行い何㏈かを算出します。

例)【(500+1000+1000+2000)÷4=4分法】を上画像の×(左耳)で計算してみると、
 60+60+60+70=250
 250÷4=62.5
62.5㏈となります。

両耳ともに4分法で70㏈以上または片耳50㏈もう片耳90㏈となりようやく手帳の基準(6級)を満たすこととなります。この厳しい基準を満たす事で補聴器の支給を受ける事ができますが、どの補聴器でも支給してくれるという訳ではなく基本的には、片耳分のBTEと言われる耳掛け型が支給されます。両耳分や耳穴型補聴器を希望することは可能ですが、就業中や耳掛け型を使うことが困難など特別な理由が無ければ申請をしても通らない事がほとんどだと思います(自治体によって異なる?)

また、自治体によっては対象ではない補聴器を希望する場合でも、補助額を差し引いた額を自己負担することで購入することができます。差額自己負担については画像を添付しておきますね(^^)/

画像1

次に、聴覚障害者手帳を所持していない(基準を満たさない)方についてになります。これは自治体によって補助の有無が変わりますので、お住いの自治体へ問い合わせすることをお勧めします。18歳未満の方への補助は多くの自治体(長洲ヒアリングのある尼崎周辺の市では全て)が行っていますが、成人を対象にする補助はまだまだ少ないのが現状です。これから増えていくことを切に願います(^_-)-☆

~手帳取得の流れ~

①お住いの障害福祉課またはインターネットから
 身体障害者診断書・意見書を入手します。
 それと同時に指定医についても調べます(障害福祉課で教えてもらう)。
 ※指定医でなければ意見書を記入することができません。
②指定医を受診し、基準に該当する場合は意見書に記入してもらう。
 (検査を数回受けるケースが多いです)
③意見書を障害福祉課へ提出します。
 審査~交付まで数か月かかる場合が多いです。
④手帳が交付されたら指定の場所へ行き、手帳とともに補装具費支給意見書
 などの書類
も受け取ります。(「補聴器の申請をしたいのですが」と窓口
 に相談すれば一式を渡してくれるはず)
⑤聴力検査を行った指定医を再度受診し補装具費支給意見書に記入してもら
 います。(他の耳鼻科でも記入してくれない事もありませんが、検査結果
 などがあるので無難かなと思います)
市と補装具についての契約がある補聴器販売店で見積書を受け取ります。
 (手帳を受け取った際に、どこの販売店が契約しているかを教えてもらえ
  ると思います。)
⑦補装具費支給意見書と見積書、その他に必要な書類を障害福祉課へ提出し
 ます。
⑧補聴器の支給決定通知が届くのを待ち、届いたら見積もり書を受け取った
 補聴器販売店で補聴器を受け取ります。(1~2か月ほど)

以上が全体の流れですが、自治体や病院、補聴器販売店によって対応が異なる場合もあります。

~保険について~

生命保険や医療保険などの保険では対象になりませんが、火災保険自動車保険では対象になる場合もあります。詳しくは加入している保険会社に確認してみてください。


以上が補助についてでした。総合支援法の補聴器支給に関しては、長洲ヒアリングでは尼崎だけではなく、伊丹・宝塚・芦屋・神戸・岸和田と幅広く契約しておりますのでご不明な点等ありましたら補聴器オンライン相談もしくはお気軽にお問い合わせください(^^♪


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