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木曜会レポート20170928

本日、以下のとおり勉強会を行いました。

20:00~22:00実技練習

22:00~23:15類経輪読

今回は脈色類十【四時蔵脈病有太過不及】を輪読しました。

ここでは、四季の脈と人の身体とは対応しており、また五臓とも符合していることを述べています。そして、この状態から外れて太過不及(=虚実)がおこると、なんらかの病気になると考えられています。

本文には春夏秋冬それぞれの季節に応じてあらわれる脈の形、病症について書かれています。

たとえば、春は陽気が芽生える季節ながら発生が十分ではない状態なので、脈の形も弦脈をあらわします。また、夏は陽気が最も旺気して発散される時期なので洪(鉤)脈といった具合です。

このように、四時と人体とは密接につながっているため、我々はその季節に応じた身体の過ごし方、あるいは養生が求められるのです。

例年のように、今夏も猛暑日が多かったようです。長い間暑さにさらされると熱中症などを患い、体力を消耗してしまいます。そうすると、身体の抵抗力が落ちてきて、秋めいてきたとき外気の冷たさに耐えられなくなります。

また、暑い日はついついクーラーをよく効かせたり、冷たい食物が多くなりがちです。

真夏に冷やし続けてきた身体は、涼しさについていけなくなり身体の怠さ、鼻水、のどの痛み、腰痛、下痢などの症状が長引きやすくなります。

養生としては、まずは身体の元気をつけることです。つまり、胃腸を整えてからつらい症状を治すようにします。

そうすることで、身体の自己治癒力を高めて、病気を治すだけでなく、これから先の寒くなる時期に負けない身体づくりができます。

仕事や家庭の事情など、なにかと生活リズムが崩れやすい時期ではありますが、なるべく自然に沿った過ごし方を心掛けて日々を送りたいものです。


以上、木曜会レポートを終わります。



毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。

20:00〜22:00実技練習

22:00〜23:00類経輪読

23:00〜23:30方術説話輪読

USTREAMにて輪読会Live配信しております。

USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix

にしずか Labo http://www.nzlabo.com

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