木曜会レポート20170914
本日、以下のとおり勉強会を行いました。
20:00~22:00実技練習
22:00~23:15類経輪読
今回の輪読では、前回の『病人の情』からの続きとして『傍人の情』、『同道人の情』について述べています。
傍人とは、病人の付き添いで来る者を指します。 大体の場合、本人が治療院に来ることが難しいと家族や友人が付き添って来られます。
近しい存在というものはときに厄介で、自身の過去の治療体験談や、どこかで聞きかじったような医療知識など根拠のない妄言を患者に吹き込むことがあります。また、治療者の容姿や、鍼灸の社会的地位など本質でない部分で評価を下すような者も少なからず存在します。
それらによって、良し悪しの見分けがつかないにも関わらず己の物差しでものごとを測り、患者を混乱させるようなことが多々あります。
このような場合には、患者本人だけではなく、付き添いの者(特に家族など)にも医療面接時に治療方針や、病状の説明を真摯な姿勢でおこなうようにすれば、あらぬ誤解を避けられるのではないかと思います。
また、同道人とは、同業者(ここでは主に医療に関わる者)を指します。近頃では自身を大きくみせようとして、治療内容や謳い文句を誇張して表現する者がいます。
そういった者は大概に口が上手く、当り障りのない言い回しや見識が偏った意見を持つことが多いので患者はそれに翻弄される傾向にあります。また、中には金儲け主義に走って、その場しのぎの無難な治療をだらだらと続けたり、根拠のない治療行為をおこなうような者も見受けられます。
患者の中には大病を患い、必死の思いで治療所へ訪れる方もいます。
そのような者に対しては自身の良心に問いかけて、今一度正面から向き合っていただきたいものです。
現代では情報が溢れていて何が正しいのか、判断に困る場面が数多くあります。そして、たちの悪い者に遭い判断を誤ったとしてもその責任を取るものは皆無です。
我々医療者としてすべきことは、偽りのない真摯な姿勢で治療をおこない、また、患者本人にも選択の余地を残すべきではないでしょうか。
以上、レポートを終わります。
毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:00類経輪読
23:00〜23:30方術説話輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix
にしずか Labo http://www.nzlabo.com
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