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長崎大学が福岡市でオープンキャンパス!

8月19日(土)、長崎大学は福岡県立城南高等学校を1日丸ごとお借りして、移動オープンキャンパスを開催しました。高校生・受験生、保護者ら、約800人が訪れて、長崎大学の学びや研究に触れました。10学部、全16会場をご紹介します。

■人文社会科学域

多文化社会学部、教育学部、経済学部の3学部です。

多文化社会学部には政治学、法学、経済学、社会学、宗教学、言語学、人類学、考古学、歴史学など人文社会系の学問分野を専門とする多彩な教員がいます。移動オープンキャンパス会場では、デモ講義を行いました。また、3人の学生がリアルな学生生活を紹介しました。
教育学部では「小学校教育コース」「中学校教育コース」「幼児教育コース」「特別支援教育コース」のそれぞれの教員が参加者の質問に答えました。同部の特徴は多彩な教育実習を実施していること。1年次の参加観察実習を皮切りに、4年次まで蓄積型体験学習や野外体験実習などがあり、教員としての資質や能力に磨きをかけられます。
約120年の歴史がある長崎大学経済学部。産業、経営、行政などの領域で活躍する人材を数多く輩出してきました。会場では実践的エコノミストを育成する2コース×3領域で構成されたカリキュラムをご紹介しました。学生たちはお揃いの法被でお迎えしましたよ。

■生命医科学域

医学部(医学科、保健学科)、薬学部、歯学部の3学部です。

わが国の医学部(医科大学含む)の中で最も古い歴史を持つ長崎大学医学部。現代でも熱帯医療、放射線医療、地域医療、感染症など、さまざまな研究分野で活躍する人材を輩出しています。会場ではシュミレーターを用いて心臓マッサージを行ったり、AEDを使ったりする心肺蘇生の体験実習を行いました。
保健学科看護学専攻では新生児モデル人形を使って、生まれて間もない赤ちゃんの抱っこやおむつ交換体験を行いました。
保健学科理学療法学専攻では電気や超音波などの物理エネルギーを利用した物理療法が体験できるブースを設けました。
保健学科作業療法学専攻では「作業療法とはなに?」の疑問に答えるポスターパネルを準備。作業療法で用いる道具も展示しました。
長崎大学歯学部の大きな特徴は1年次から長崎市内の歯科医療施設に学外早期体験実習を行なっていること。実践的かつ手厚い指導体制で高い技術と知識を兼ね備えた歯科医師を育成します。会場では歯ブラシを配布して「虫歯のできやすさ検査(カリエスリスク検査)」などの体験学習を行いました。
「ヒトの健康を目指して」の標語のもとで、薬剤師を育成する薬学科(6年制)と創薬研究者を育成する薬科学科(4年制)の2学科を置く薬学部。会場ではヒトの身体の基本単位・細胞に焦点をあてた動画『細胞を「見て」「視て」「観て」みよう』を上映した後、在学生が自身の研究について発表しました。

■総合生産科学域

情報データ科学部、工学部、環境科学部、水産学部の4学部です。

情報データ科学部にはインフォメーションサイエンスコースとデータサイエンスコースの2コースがあります。それぞれのコースの学生が公開実験を準備して参加者をお迎えしました。ちなみに、写真の右上にドローンが飛んでいるのはデータサイエンスコースの公開実験です。
工学部機械工学コースでは水中ドローンや医療用ロボットの展示したほか、自律走行車両のデモンストレーション走行を行いました。
工学部電気電子工学コースでは磁石を使った実験やプラズマ・電磁誘導の実験を行いました。
工学部社会環境デザイン工学コースは長崎大学文教キャンパスのキャンパスモール整備について紹介しました。
工学部化学・物質工学コースでは「電池の中を見てみよう」「熱電変換材料」の2つの模擬実験を行いました。
長崎大学環境科学部は国立大学で初めて設立された文理融合学部。文系・理系の枠にとらわれることなく、地球環境問題を総合的に見つめることのできる人材を育成します。受験でも文系科目が有利なA受験と理系科目が有利なB受験を選べます。会場では文系ブースと理系ブースを設けて研究内容を紹介しました。
海の多能性の宝庫・長崎県で海を学ぶ水産学部。附属練習船での乗船実習や環東シナ海環境資源研究センターでの臨界実習などユニークな体験ができることも魅力です。会場では体験実験「フグ毒の不思議」を実施。フグ毒(TTX)を持つフグとイモリにフグ毒を提示するとどんな反応を示すのかを観察しました。

■最後に

全会場を見学を終えて長崎大学の浜田久之副学長(高大接続・入試広報担当)は、「たくさんの参加者がお越しくださり、感謝いたします。今年も充実した体験実習でお迎えできてホッといたしました。ありがとうございました」と話しました。

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