リブロに向かう廊下の手前
文芸誌を読んでいる。小説を読んで、やっぱり小説は面白いなーとおもう。
文芸誌は、せっかく買ったから、とおもって端から端まで読む。難しいのも中にはあるけど、わからなくても、わからないまま読んでみる。
2月も後半になり、寒いなー。
冬は長い、なんだか急に、池袋の西武デパートの地下食品売り場をおもいだす。
食品売り場の先の、長い廊下を歩いていくと、そこにはリブロがあって、だから本屋に行くとなったら東武デパートなら6階とか7階に本屋があって、西武デパートを出た先を歩くとジュンク堂もある。
リブロに向かう廊下の手前にはたい焼き屋があった。人気のたい焼き屋で、いつも人が並んでいた。
たい焼き屋の手前には太い柱があって、その柱に身を隠している自分、という記憶があるんだけど、なんでわたしは、あの柱に身を隠していたのだろう。寒かったから、冬に、茶色いコートを着ていた気がする。
たい焼きの焼ける匂い。
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