ほんとうの話を聞きたい

　昨日、両親とショッピングモールに行き、子どもに靴やおもちゃを買ってもらう。
　２階にあったレストランがなくなり、閉店のお知らせが貼られている。
　クレープ屋の隣に、昔は雑貨屋があって、そこで小学生のわたしはタロットカードを買った。学校の裏庭の、石でできたテーブルの上にタロットカードを並べて友だちを占った。
　そのタロットカードは今でも持っていて、数年前にカードが１枚足りないことに気づいた。足りない１枚だけを買うことはできない。古いタロットカードで、販売停止していたので、メルカリで探して７８枚ひとセット購入した。
　そうしたら、買い直したタロットカードのセットの１番上、なので１番おもてが、なくしていたカードと同じものになっていた。なくしていたカードは、カップの６というカードで、本来なら１番上にくることはない。
　今は、タロット占いはやらなくなったけど、占いは好きだし、不思議な話を聞くのが好きだし、よくわからない話のほうが、わたしには、ほんとうのことを聞いている、という感じがする。