1/14〜1/15 回顧

1/14(土)
・中山1R
・小倉2R

1/15(日)
・小倉9R


1/14(土)

中山1R
⑨シュヴァルツリーベ

12.0-10.9-11.7-12.5-12.2-12.7
アジアノジュンシンが後続千切って快勝した同日古馬1勝Cと同タイムが記録された一戦。それもこちらは雨が降り始める前ということで尚更時計的価値は高い。そもそも直線向かい風以外でこの時期の3歳馬が冬の中山12であわや11秒台というのは破格の水準。スプリント戦で後続が5馬身→4馬身とバラけているのも能力の証明で、今回と同じだけ走れれば今後の世代限定でも多いに期待できる1頭と見て問題ないだろう。



小倉2R
①ジューンオレンジ
④ヴァルダリス
⑮トーセンエスクード

11.8-10.5-11.0-11.4-11.7-12.1
開幕1発目の芝レースとはいえ雨が降り続いた馬場の中で1:08.5はなかなか破格で、実際土日の古馬戦を合わせても抜けた最速時計が記録された一戦。そもそも良馬場だとしても洋芝がオーバーシードされた冬の開催で3歳未勝利馬が記録する時計としては異質で、実際かささぎ賞などの世代限定1勝Cでも勝ち負けになる水準となっている。
ここで勝ったジューンオレンジ、インチー外負荷で差し込んだトーセンエスクードは当然次走以降も期待できる存在。
また凡走組の中では6着のヴァルダリス辺りも巻き返しを期待できる。馬場や風向きを考えればオーバーペース気味の前半3F33.3、これを減量の逃げ馬に外2で付いて行きながら前述の時計に0.7差なら幾らでも巻き返せる範囲。そもそも前走時は同じスプリントでも後半に寄った展開で強さを見せただけに、より緩い条件かそうでなくても自身が溜める形ならばパフォーマンスを向上させてくる可能性は高い。


1/15(日)

小倉9R
⑧メルヴィル

11.7-10.4-11.1-11.7-11.9-12.3
道悪+向正面向かい風を考えれば相当なオーバーペースで推移しており、上位にはペース負荷をやり過ごした差し勢が台頭する結果に。
その中で特に前3頭は上記のペースをまともに受けた訳だが、そこから打点の担保がなされているという意味でもメルヴィルを取り上げたい。
今回は繰り返しになるが前3頭がペース負荷を特に受ける形になったのだが、メルヴィルはその中でも開幕週のインチー馬場で外3を回す最も厳しい形。ベタではあるが敗戦の言い訳としては申し分ないだけの負荷を受けていた。
そもそも展開的にもバイアス的にも不利な形で3着に好走した3走前の勝ち馬が既に2勝Cも勝ち上がっており、勿論そう単純に行かないとは理解しつつも机上の空論ならこの馬も現級は優に通用の水準と考える事が可能。次走改めて期待したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?