7/3〜7/4 次走注目馬

7/3(土)

小倉7R
⑯テーオーマシェリ

前半1000mの通過が58.3
小倉が空前絶後の高速馬場だったことを差し引いても超が付くハイペース。このペースの中で早めに動いてさらに流れを速くしたのが逃げたカフジヴィオレッタと好位から捲ったテーオーマシェリ。6F目が11.5、7F目が11.6と前半と合わせて考えれば明らかなオーバーペース。さすがに直線では余力なく後続に飲み込まれたが、それでも勝ち馬と1秒差に残したテーオーマシェリは評価に値する走り。
そもそもこの馬自身、中盤が緩んで溜めが効くレースで好走してきた馬。前傾戦かつ中盤も速くなりやすい小倉2000mという条件は考えうる中で最も合わない条件。実際にデビュー2戦目でも同条件で7着に敗れている。
もう少し溜めの効く舞台、次開催の新潟などに出てきたら狙いたい一頭。



福島11R
⑦ヴェントヴォーチェ
⑪グレイトゲイナー

開幕週らしくインチーになった福島芝。
入りの3Fが12.0-10.2-10.8とかなりのハイペースで推移しており、シンプルに先行勢に厳しい展開。勝ったアカノニジュウイチ、14人4着タイセイブランシュ、10人5着グッドジュエリーと掲示板に入った大穴2頭は皆4コーナーで内を通った差し馬。
それを考えると先頭集団に取り付き、かつ4コーナーで外3を回した3着ヴェントヴォーチェ、先行とは言わないものの、中団である程度流れに乗って外回しながら差し込んできた2着グレイトゲイナーは立派な内容。2頭に序列を付けるならヴェントヴォーチェ>グレイトゲイナーではあるが、後者も現級を突破できる能力は示しただろう。



7/4(日)

福島11R
⑤ボーデン

土曜に引き続きインチーの福島芝。このレースはその傾向が特に顕著。掲示板に入った馬の4角のコース取りを見ると、2着ワールドリバイバル、3着ノースブリッジがラチ沿い、4着タイソウ、5着シュヴァリエローズが内から2頭目、勝ったヴァイスメテオールは最後は内から4頭目を通っているが、ギリギリまで外に出すのを我慢する形。まあこの中で言えば一番外回して2馬身半千切ったヴァイスメテオールが抜けているのは間違いないが。
このレースで一番強い競馬をしたのが6着のボーデン。枠なりに大外をぶん回し。4角では8頭分外を回す騎乗。ただでさえ小回り福島でこれだけ外を勢い付けながら回ってくれば遠心力で振られて勝負にならないのに加え、内偏重馬場によってノーチャンスの競馬に。それでもキッチリ追い込んで来るあたりやはり能力は高い。まともな騎乗をすれば重賞ぐらいは容易に勝てる馬だけに、これで人気が落ちてくれれば。

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