5/28(土)中央競馬

【勝負レース】
・東京3R
・東京10R


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

東京3R 自信度C

◎②ドリームビリーバー
○⑮パガニーニ

メンバー的にも条件的にも上がり勝負になりそうな一戦。ここはドリームビリーバーの芝戻りから狙う。
評価したいのは当然唯一の芝出走となったデビュー戦。今回と同条件で勝ち時計1:49.1、上がり34.2が記録されたレースなのだが、これが極めて優秀な水準。普段から自分の記事を閲覧して下さっている方なら聞き飽きたかもしれないが、2歳東京18新馬で1:48.9以内かつ上がり34.5以内が記録されたレースはラブユアマン戦(2着ドゥラメンテ)、グレートマジシャン戦、ジオグリフ戦、モカフラワー戦(2着インダストリア)、ドゥラドーレス戦、サリエラ戦の6レースしかない高水準のラップ。それと比較するとドリームビリーバーが出走したレースは勝ち時計と3歳という点で基準からはズレてしまうものの、水準的にはニアピンでレースレベル自体は高かったと見て問題ない。ドリームビリーバーはここで出遅れから上がり最速で5着と能力の一端を示す形となった。
その後3戦はダートなので度外視可能。ただその3戦とも条件が異なるとはいえハナを取った点から新馬で見せた課題は解消傾向にあると考えられる。
そこから今回はデビュー以来の芝戻り。能力的にも未勝利は突破できる水準だし、相手も軽め、加えてCコース初週で人気所がこぞって外枠を引くツキもある。ここは勝ち抜けたいところ。
対抗にはパガニーニを。デビュー2戦は低調なパフォーマンスも大箱に替わった前走が好内容。NHKマイル当日のイン死馬場をラチ沿いから加速して上がりを使い脚力の高さを見せた。同じ進路取りをしたボルザコフスキーとの比較でも、前半のリードから惰性で残したあちらと馬場の悪い所を加速したこちらでは後者の方が価値は高い。上がりが問われる流れなら逆転できる。



東京10R 自信度D

◎④エアミアーニ
○⑤イズンシーラブリー

Cコース初週で高速馬場濃厚の東京。そうなると今回の有力どころは割とパフォーマンスを落とす可能性が高い。持ち時計で言えばアオイシンゴなんかは元々高速決着に強かったが、さすがに8歳になって未だにそこへ適性があるとは考えづらい。ここは穴馬にも台頭の余地はあるか。
エアミアーニを狙いたい。評価したいのは1勝Cを勝ち上がった前走。
12.7-11.4-12.0-12.4-11.8-11.0-10.9-12.7
1000m通過60.3と新潟マイルらしいスローで流れ、そこからの瞬発力勝負になった一戦。エアミアーニはこの流れを2番手で運んでいるので一見すると展開に恵まれているように見えるが、当時の内が悪い馬場でインを通って11.0-10.9まで加速している点はかなり評価できる。ちなみに前日リステッドがほぼ同じ前半ペースで推移し、L3→L2が10.8-10.9なので同等レベルの加速を見せたと言っていい。そこからラスト1Fは12.7と減速してしまっているが、1勝Cとしては十分過ぎるパフォーマンスであった。
今回はそこから高速馬場替わりとなるが、エアメサイアの一族で父がカナロアならそこがマイナスに働く可能性は低い。
また今回は昇級初戦となるが同牝系の特徴として勢いに乗ると止まらないという傾向がある。エアウィンザーは4歳春のむらさき賞から4連勝で重賞制覇、エアワンピースも同じく4歳春から3連勝、エアスピネルは2歳時から活躍していたものの、一貫してパフォーマンスが高かったのは4歳時。これらの特徴から4歳5月で勝利したエアミアーニもここから連勝街道を突き進む可能性は大いにあるし、実際前走の走りはそれを予感させるものであった。
今回は有力各馬が差しということで安直だが展開面にも恵まれそうなのは好感。本格化のタイミングを狙い撃ちたい。
相手にはイズンシーラブリーを。シンプルに現級でコンスタントに高いパフォーマンスを続けている同馬。前走に関しても2勝C最高レベルのメンバー相手に伸びないインを突いて0.1差4着なら単純計算でこのクラス突破は秒読み。軸向きなのはこちらだろう。

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