1/5 次走注目馬

1/5(水)
・中京6R
・中山7R
・中山11R


1/5(水)

中京6R
⑨アランヴェリテ

1000m通過58.6と中京の2000mとしてはかなり早い流れ。シンプルにここで先行した馬には厳しい展開であった。加えてこの日の芝レースを見ると、皆一様にラチ沿いを空けて走っており、インが悪い馬場状態であったと推測できる。実際に京都金杯で内から抜群の手応えで伸びてきたダイアトニックが突き抜けられなかった点もこの影響が大きかったのではないかと思う。
先行勢にキツいペース、内が悪い馬場状態において逃げて直線ラチ沿いを通ったのが6着のアランヴェリテ。これだけ厳しい競馬をしながらもある程度踏ん張ったのは評価できる内容で、1勝クラスぐらいなら十分勝ち上がれる力を持っているだろう。



中山7R
⑭ピースマッチング

中盤が流動的な展開となったこのレース。ここで一番厳しい競馬だったのは間違いなくピースマッチングだろう。まずは以下にレースラップを示す。
12.6-12.5-13.6-13.4-11.7-12.1-12.5-12.3-13.3
前半4Fは52.1と時計が掛かる馬場状態だったことを踏まえてもスローの水準。このペースを見越して仕掛けたのがピースマッチングで、5F目の下り坂を利用してハナを奪い切る大捲りを見せた。この区間が11.7でレース中最速ラップが踏まれている。内前断然有利のバイアスを考えればこれは好判断だったのだが、この馬にとって不運だったのは捲り切った直後に後続がすぐに動いてきたこと。これにより次の区間でも12.1と2番目に早いラップが踏まれ、全く息を入れられない苦しい展開になってしまった。普通これだけ厳しい競馬になると大敗してもおかしくないのだが、この馬は1.4差8着と割と離されずに頑張った印象。
元々の打点の高さを考えてもこのクラスでは通用するはずで、スムーズな競馬が叶えば一変を期待できる。近走の敗戦で人気が失墜してきているのでそろそろ一発あっても。



中山11R
⑧レッドガラン
⑪シャムロックヒル

12.5-11.7-13.4-12.1-12.3-11.0-11.2-11.6-11.9-12.4
後半5F58.1は中山芝2000mで歴代3位タイの記録。この時計を記録して後続に2馬身半の快勝をしたレッドガランは極めて優秀なパフォーマンスで、この先の重賞戦線でも楽しみな存在。中距離に替わって新たな1面を見せた。
そしてこの時計が記録された大きな要因はジェットモーションの捲りにより6F目,7F目がそれぞれ11.0-11.2と早くなったことだろう。この区間で捲りに反応してペースを上げざるを得なかったのが逃げたシャムロックヒルと2番手のロザムール。前半がスローだったとはいえこれだけのギアチェンジを残り1000mの地点で踏まされては、当然ラストまで脚は残らず。その中でも勝ち馬と0.5差に残したシャムロックのパフォーマンスは着順以上に評価できるものであった。次走以降スムーズ先行が叶う展開なら重賞でも。


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