1/15〜1/16 次走注目馬

1/15(土)
・小倉10R
・中京11R

1/16(日)
・小倉7R


1/15(土)

小倉10R
①ファジェス

7.0-11.4-12.3-12.5-12.3-12.1-12.3-12.9-13.6
小倉1700mはコース形態上テン早→中盤緩む→長く脚を使う競馬になりやすいのだが、このレースに関してはその特徴に反して中盤がほとんど緩まずワンペースで推移した。
このラップに泣いたのが5着のファジェス。この馬は過去のレースを見ても分かるように中盤で捲る戦法を得意としており、今回も同様の競馬を選択。ただこのレースは前述の通り中盤もほとんど緩まず推移しており、このラップを無理矢理捲る競馬は余りにも負荷が大きかった。その中で0.8差5着ならパフォーマンスとしては上出来で、現級に目処を立てたと考えて問題ないだろう。次走以降自分の型で勝負できる舞台なら改めて期待したい。


中京11R
⑫デゼル

12.5-11.3-13.1-12.9-12.5-12.1-11.8-11.3-11.5-12.0
前半1000mが62.3と戦前の予想通りドスローで推移した一戦で、ペースが遅かった事もあり馬群は凝縮。その中で4角区間がレース最速タイの11.3を記録したラップからもインを通った馬に圧倒的有利なバイアスだったことが読み取れる。実際に勝利したルビーカサブランカ、2着マリアエレーナはラチ沿いをタイトに回ってくる競馬であった。
ここで一番強い競馬をしたのが3着のデゼル。同馬は道中中団後ろから運び、さらに前述のL3区間で4頭分外の進路を選択。当然ラップ的には相当厳しい競馬であり、その中で勝ち馬とタイム差なしの3着は立派。同じ進路取りをしたアナザーリリックが8着に敗れている点からもこの馬の強さが分かる。斤量面を考えても今回のメンバーでは能力が抜けていたということになる。
 この馬は母がフランスの主流条件で活躍したアヴニールタウン、母父はフランスが誇る名血Le Havreであり、その血統通り瞬発力勝負に滅法強い。実際にスイートピーSや阪神牝馬Sの走りを見てもしっかり脚が溜まる展開ならばGIでも通用するだけの能力を秘めている。近走はVMが道中緩まない東京マイル、府中牝馬が前受けで自ら脚溜まらない競馬を選択、エリ女がタフ馬場前傾戦と合わない条件で負け続けたが、久々の緩い流れで改めて能力の高さを見せた。
 今後も同様のレース質ならば高い評価が必要な一頭だろう。個人的には秋天やドバイターフで見たい。



1/16(日)

小倉7R
⑦コンクパール

7.0-10.9-11.7-13.0-12.7-12.4-12.4-13.0-13.4
前半900mが55.3とこの時期の3歳戦としてはかなりのハイペース。同日のオープン門司Sが55.8なのを見ても早い流れであったことが分かる。さらにその内訳を見ると、テンの500mがかなり早い水準で推移し、そこから大きく緩んで残り4Fから再加速を求められており、先行勢にはかなり厳しいラップバランスであった。
 ここで一番厳しい競馬だったのは間違いなく逃げたコンパクールだろう。かなり早い水準で推移したテンの500mで後続を離してハナへ。そこから13.0-12.7と緩めるもしっかり後続に詰められて突つかれ、早い段階で再加速を求められる展開に。おまけにL3区間でエルパソの捲りを受ける踏んだり蹴ったりのレース。これだけ厳しい要素が重なった中で勝ち馬と1秒差なら内容としては悪くなく、次走以降人気が落ちるなら楽しみな存在だろう。まあおそらく落ちないでしょうが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?