5/1(日)中央競馬

【勝負レース】
・阪神5R
・福島9R

【重賞】
・阪神11R(天皇賞・春)


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

阪神5R 自信度C

◎⑤タイセイブリリオ
○⑦ブッシュガーデン

出走する度に本命を打っているタイセイブリリオを再び狙う。
秋明菊賞にしろさざんか賞にしろ展開やバイアスに恵まれない中で着順以上に強い競馬を見せているのだが、やはり評価したいのは3走前万両賞。
12.4-11.1-11.7-12.0-11.5-11.4-11.8
向正面追い風で前半3F35.2は阪神14としてはスローで、そこから直線向かい風の中上がり34.7が記録されては展開的に先行勢有利。ここで離れた最後方から差し切った勝ち馬は別格として、同じく後方から差し込んできたタイセイブリリオも優秀な内容。2着アルーリングウェイとの比較で言えばこちらの方が強いパフォーマンスで、この辺りからも能力的な裏付けが取れている。
そこからダートを挟んで芝戻り延長となった前走は課題だったスタート面が改善するもゲート出たことでかかり気味にハナに立つ競馬。それでもハイレベルメンバーの中で0.2差にまとめて能力の一端を証明した。
前走見せた前身気勢から再度の14短縮はプラスで、加えて血統面から馬場が渋るのも好材料。タフ馬場阪神14と条件的には万両賞に近く、その時の打点からも今回のメンバーなら勝ち負け必至だろう。
相手にはクローバー賞やフィリーズRなどハイレベル持続戦で好走歴のあるブッシュガーデンを。近走は割とダンチヒの○×に忠実なパフォーマンス推移を見せているだけに今回は走る順番。過去走から短縮もプラスだろう。



福島9R 自信度C

◎⑥レットミーアウト
○⑧シャドウエリス

開幕序盤からインが悪かった福島の最終週というのとで馬場は当然外伸び。土曜は4角向かい風の影響でその不利が相殺されていたが、日曜は対照的に4角追い風。シンプルに外回し組から狙いたい。
ここは2頭立てのレースなのだが、その中でも本命はレットミーアウトとした。評価したいのは3走前の小倉戦。これは過去に回顧を載せているのでその文を引用。
“12.6-10.7-11.8-12.5-12.2-11.9-11.8-11.8-12.0-12.2
中盤もほとんど緩まずワンペースで推移した一戦。馬場が回復して顕著なインチー馬場だったことと併せても外回し組はノーチャンス。ただ向正面が強烈な向かい風だったということで逃げの形も望ましくない。最も恵まれたのはイン好位で壁を作って運んだ組で、実際に勝ったウインミニヨンはそのような競馬をしていた。
ここで最も強い競馬だったのが3着のレッドミーアウト。後方追走から向かい風かつラップ緩んでいない向正面で大捲りし、外負荷の高い馬場をしっかり外回す競馬。これだけ厳しい形ながらタイム差なしの3着は破格の内容で、この走りからも相手関係次第ではあるが現級は優に突破できる存在と見て問題ないだろう。”
上記の通り3走前の内容は秀逸で現級突破は秒読みの存在。加えて小回りで機動力を見せた点も今回の条件を走る上で評価できるポイント。
2走前はスローからギアチェンジになりやすい中京20を無理矢理自分の型に持ち込んで好走とこれまた強い競馬。
前走はハイペース前受け+開幕日のインチー馬場を大外ぶん回しと最も厳しい形で見直し可能だし、これだけキツい競馬で直線半ばまで先頭に立っていたように改めて能力の高さを見せつけた。
今回は冒頭で述べた通り外伸び馬場で条件的には大きく好転。ここは勝ち上がりたい。
相手には5走前の打点などから能力上位のシャドウエリスを。条件的にベストとは言い難いが、今回のメンバーで外使える馬場ならさすがに間に合うと見て。



【重賞】

阪神11R 自信度C

◎⑮タガノディアマンテ
○⑯タイトルホルダー
▲⑱ディープボンド

昨年に続き阪神での開催となった天皇賞春。今年は2強が人気を分け合う形になっているが、果たして2頭とも盤石なのだろうか。
まず展開面だが、逃げるのはほぼ間違いなくタイトルホルダーだろう。阪神32は最初のコーナーまで長いのでこの枠は同馬にとって大した不利にならない可能性が高い。2強のもう1頭ディープボンドはご存知の通り持続戦でこそ良さが生きる馬で、勝ちに行くならタイトルホルダーを早めに潰しに行くはず。GIらしいタフな持続戦想定で考える。
これを念頭に置いた上で予想を組み立てて行くのだが、まずこのレースは菊花賞の好走馬がとにかく強いという事実がある。京都時代から合わせて7年連続で菊花賞の連対馬が勝利中というのは驚異的。もちろんそれを持って菊花賞馬を買った方が良いという安直な事は言わないが、この事実からもトップレベルでの長距離実績は素直に信頼できるということが分かる。
ただここで落とし穴となるのが阪神開催であるということ。例年の京都開催と異なり2周目が内回りとなるコース形態故、京都の菊花賞好走が必ずしも直結しなくなってしまった。これは昨年のアリストテレスが圏外に飛んだことや前年(京都開催)4着のユーキャンスマイルが1.5秒離された7着に沈んだ点からも読み解くことが出来る。
つまり今回は長距離持続戦実績に加えて内回り適性も求められることになる。
これを踏まえて本命はタガノディアマンテとした。過去に見せた最高打点と近走で見せた成長を加味すればここでも通用の水準にある同馬。まず長距離実績という面で評価したいのが3年前の菊花賞。同レースはタフな持続ラップが踏まれており、近年の菊花賞の中でもしっかりステイヤー資質を問われた一戦であった。タガノディアマンテはここで道中ほとんど緩まないラップを終始外々回りながら800m以上のロングスパートを仕掛ける強気の競馬。最終的には7着に敗れたものの、これだけ大味な競馬をして完璧な立ち回りをしたワールドプレミアと0.6差ならパフォーマンスとしては優秀で、ステイヤーとしての才能を存分に示す1戦となった。
ただこの馬のキャラとしてこのような大外ぶん回ししか出来ないという弱点があった。小回りだけでなく東京のダイヤモンドSでさえその形になっており、長距離G Iのタイトルを獲得するにあたっては致命的な特徴と言える。
ただそれが今年に入って改善。中山金杯、京都記念ともにインでロスなく立ち回っての連続好走とこれまでとは明らかに異なるレース振りを披露した。そしてその形で内回り重賞を立て続けに好走した事実は阪神開催の天皇賞を戦う上で非常に大きな意味を持つ。
過去のG Iでトップレベルの長距離持続戦適性を証明し、今年に入って内回り適性も開花と今回のレースを戦う為に必要なピースが綺麗に揃ったタガノディアマンテ。ここ2走の競馬から内枠が理想だったが、それでも2強の動きから隊列はある程度バラけると見ているので極端なロスを被ることもないはず。人気薄の立場から2強崩しを虎視眈々と狙ってもらいたい。
相手には素直に2強を据える。ともに長距離持続戦、内回りの実績で他馬とは一線を画しており、この条件で崩れるシーンはイメージしづらい。不安視されている外枠も前述の通り縦長隊列が想定される点から極端なマイナスにはならないだろう。

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