4/23(日)中央競馬

【勝負レース】
・東京2R
・東京9R

【重賞】
・阪神11R(マイラーズC)
・東京11R(フローラS)


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

東京2R 自信度D

◎⑯テイエムオードリー
○④ベッサスタージル

この時期の未勝利ということもあり手薄なメンバー。ここはオッズ甘くなりそうなテイエムオードリーから狙う。
芝で見せてきた打点から能力最上位の同馬。4走前はかなり恵まれる形とはいえハイレベルルピナスリード戦で0.1差2着。3走前、2走前はハイペースまともに追いかける競馬と敗因明確。
初ダートの前走は鞍上が新人の度を超えた騎乗で1mmも競馬になっていないので度外視。何ならあれだけめちゃくちゃなレース運びで最後まで競馬を辞めずに脚使っていたのは好感。
兄弟を見ても牝系を見てもダートの一族だけに、今回まともな鞍上に替わってのダート続戦なら再び期待したいし、芝のレース振りや血統面から短縮はプラス。今回はメンバーを見渡してもほとんど前に行ける馬がおらず、芝スタートかつ大外なら楽にハナないし外2を確保できそう。
土曜はとにかくイン前有利のバイアス。さすがに馬場が乾いてきて多少傾向に変化はあるかもしれないが、そもそもこの時期の未勝利なら位置取れれば早々直線で入れ替わりは起きないと思うので、ここは素直に狙いたい。
相手には同条件の未勝利優秀かつここ3戦18で前受けして短縮のベッサスタージルを添える。



東京9R 自信度B

◎①ドンナセレーノ

メンバー的にも条件的にも上がり勝負濃厚の一戦。ここは内枠引いたにも関わらずオッズ落ちのドンナセレーノから狙う。
打点面で言えば今回と同条件の3走前時点で既に2勝Cも突破できる水準にあった同馬。1:46.6の勝ち時計でレース上がりが34.0の加速ラップ、これを中団から2位に0.4差つける上がり最速で突き抜けたパフォーマンスは破格のものであった。
ただ兼ねてより折り合いに不安があるタイプだけにその打点を毎回発揮できるかというのが焦点。2走前は折り合いに気を使う余りドスロー縦長隊列を大きく離れた後方で運ぶ追走義務違反。
前走は対照的に折り合いが付かず外回しNGのラップと馬場を外からかかり気味に捲る競馬。それでいて今回人気のボーデンと0.2差ならまともに運べれば十分逆転可能な範疇。
折り合い面が不安なだけに今回最内枠を引けたのは大きなプラスで、この枠なら3走前の再現が期待できる。
今回人気を背負うカランドゥーラ、ボーデンはどちらかと言えば前半問われた方が良いタイプだけに適性面でもこちらに分がある。オッズを見てもこれなら単勝1点突破と行きたいところ。



【重賞】

阪神11R 自信度C

◎②ヴィクティファルス
○⑪ロードマックス

展開面を考えると逃げ候補のベステンダンク、ホウオウアマゾン、ダイワキャグニーはそれぞれ馬自体のテンや鞍上のキャラ的に速い逃げは打たない可能性が高い。向正面が若干向かい風気味になることを踏まえてもスローの上がり勝負が濃厚か。瞬発力勝負に振って予想する。
本命はヴィクティファルスとした。デビューから3戦秀逸なパフォーマンスを見せていた同馬。その中でも評価したいのは共同通信杯。出走馬を一目見ただけで分かるハイレベル戦でシャフリヤールやステラヴェローチェを抑えて2着。同レースはドスローのポジション利が最高に活きた形ではあるが、それでも上がり勝負でこれだけの豪華メンバーに先着した意味は大きい。
それ以降のクラシック戦線は思うような結果が残せていないが、そもそも距離面などから条件向いていなかった可能性が高い。同馬の牝系出身馬は軒並み出走数が少なく適性を掴みにくいのだが、代表格であるシルバーステートの産駒が短距離寄りに出ていることを考えれば血統的な適性としてはマイル付近にある印象。実際ヴィクティファルス自身もデビュー3戦は18で好走を続けている。
今回は外回りマイルと条件的には共同通信杯に近く、また追走力が求められない点も好材料。道悪についても母父ガリレオという血統やスプリングSの内容から当然苦にしないタイプで、他馬が下げる条件なら相対的に浮上する可能性が高いだろう。
対抗は先物買いの意味も込めてロードマックスとした。評価したいのは前走。これに関しては回顧を載せたのでその際の文章を引用。
”12.4-10.8-10.9-11.2-11.4-11.8-11.8
ラップや風向き、上位入着馬の位置取りを見ればこの馬もある程度展開には恵まれた印象。ただそれを差しい引いても時計や自身の上がりは秀逸。
阪神14で1:20.5以内かつ自身の上がり33.5以内を記録して勝利した馬は過去にスマートレイアー、スマートオーディン、グランアレグリアしかおらず、そこに名を連ねるパフォーマンスを見せたというのは高く評価できる。”
上記のように前走パフォーマンスは優に重賞へと手が届くレベルであったロードマックス。そもそも3歳時に過去最高レベルのNHKマイル5着など元々重賞を獲れるだけの打点は見せていた同馬。2走前は馬体減が敗因であり、体重戻した前走が本来の走りと見て問題ないだろう。内容的にも延長を苦にするタイプではないし、欧州色の強い血統から上がり勝負になるのもプラス。理想は高速馬場(14寄りの適性となる為)だったが、道悪をこなせない血統ではないので変わらず評価。



東京11R 自信度C

◎⑬ルージュスティリア
○③パーソナルハイ
▲⑥マイシンフォニー

ただでさえスローになりやすい東京20で速い逃げ馬もいないメンバー。ラスールがテン的には一番速いがルメールがオークスで勝負になるお手馬おらず権利取って継続騎乗狙ってるとなればここで逃げを選択する可能性は低い。上がり勝負に振って狙う。
そうなるとルージュスティリアで仕方ないか。新馬は究極の瞬発力勝負でスターズオンアースに勝利。過去にコラムでも取り上げたがスタセリタ牝系は道中緩くて脚が溜まるレースに滅法強い。桜花賞馬スターズオンアースの得意なレース質でそれを破っているルージュスティリアは当然上がり勝負においては世代屈指の評価が可能で、同じく瞬発力勝負が想定される今回はやはり高いパフォーマンスを見せる可能性が高い。前走も頓挫明けでキャリア2戦目、出遅れと諸々悪条件重なりながらナミュールと並ぶ上がり最速で能力の一端を証明。
色々捻ろうともさすがに今回の条件では抜けている印象で、オッズが割れるなら素直にここから入りたいところ。世間的に不安視されている出遅れについても前走は頓挫明けの影響と考えるのが妥当だろう。実際福永J騎乗の新馬はメンバーで最も速いスタートを切っている。
対抗にはパーソナルハイを。桜花賞好走により人気になるここは狙うタイミングではないのだろうが、さすがにこのメンバーなら感。中京での優秀な後半ラップからも東京20の上がり勝負は合っているかな〜と。毎回テンが遅いにも関わらず逃げる期待をされているのが可哀想な同馬だが、さすがに今回のメンバーならいよいよハナに行けそう。今の馬場的にも逃げの形なら勝ち負けは必至か。
3番手にはマイシンフォニーを。新馬から一貫してハイレベル戦に使われてきた同馬。いずれの内容も優秀だがその全てを取り上げていると長文になってしまうので割愛。評価したいのは前走。
フィリーズRは桜花賞の記事でも取り上げたハイレベル戦だが、同馬はここで4角大外ぶん回す形。当時の阪神は4角でモロに向かい風が入っており、馬場と合わせても不利な形。差しに多少展開が向いたとはいえこの形でラストまで伸び続けていたのは好感だし、内容的に延長も苦にしない可能性が高い。中距離タイプかつ高速決着にも強い血統だけにこの条件替わりでオッズ落ちなら積極的に狙いたい。

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