12/11〜12/12 次走注目馬

12/11(土)
・阪神9R
・中京10R

12/12(日)
・中京2R
・中京7R


12/11(土)

阪神9R
⑦ジャマン

戦前のnoteで「過去の名馬と比較しても遜色ないレベル」と評したジャマン。結果的に5着に敗れてしまったが、そのレース振りはむしろ改めて能力の高さを証明するものとなった。まずはレースラップを。
12.7-10.9-12.1-12.1-11.9-11.9-12.0-11.9-11.8-12.4
阪神2000mは1コーナーまでの距離が短いこともあり、前半は基本的にスローになりやすい。その中で1000m通過59.7というのはかなり早い水準。比較として阪神2000m重賞の数値を示すと、チャレンジCの過去5年平均(17〜21年)が61.1、重馬場の今年を除いた大阪杯の過去5年平均(16〜20年)が60.7、同じく2歳戦だと阪神開催となったここ2年の京都2歳Sがそれぞれ61.5、62.8であり、59.7という数値がいかに早いペースかが分かる。これだけのラップを刻みながらレコード決着から0.7差に踏ん張ったジャマンは着順以上のハイパフォーマンスで、改めて能力の高さを証明した。今回のラップの刻み方や、新馬戦のパフォーマンスから短縮で見たいところ。是非とも桜花賞に出てきて欲しい1頭だ。



中京10R
⑤イベリア

下り坂スタートかつ1コーナーまでの距離が長い中京1900mらしく、前半からかなり流れたレース。個人的に計測したものなので正確ではないが、前半1000m通過がおそらく60.8〜60.9と良馬場としてはかなりのハイペースで推移。おまけに後続が捲ってきた影響で中盤でもラップを落とせず。こうなると当然先行勢には厳しく、実際に前受けした馬は軒並み二桁着順へと沈んでいる。この中で掲示板に残したイベリアは秀逸なパフォーマンス。久々のダートで変わり目を見せた。今回は全く人気のない状態での5着ということもあり、おそらく次走もそこまで人気しないはず。是非とも妙味のあるところで仕留めたい。



12/12(日)

中京2R
⑥オラヴェリタス
⑧マルモエキスパート

前半3F通過34.5と古馬戦でも早い水準。シンプルに先行勢には厳しい流れで、ここで前受けして3着のオラヴェリタス、7着も存分に見せ場を作ったマルモエキスパートはともに評価できる内容。どちらも未勝利は突破できる水準だろう。



中京7R
⑨シティレインボー

12.6-11.4-11.7-11.5-12.0-11.7-11.5-11.6
序盤〜ラストまで緩む区間なく淡々と流れた一戦。中京的なギアチェンジ性能は問われず、どちらかと言えば東京マイル的な持続的な脚を使う能力が問われた。実際に後続を離した上位3頭は、能力最上位かつインを綺麗に立ち回ったディヴィーナを除けばどちらも東京での実績が目立つ2頭であった。
この展開に泣いたのが7着のシティレインボー。この馬はいわゆる中京的なギアチェンジ性能に長けた馬で、実際にこの条件での好走や、2走前の函館戦での脚の使い方を見てもこの能力の高さが分かるだろう。それだけに今回のように持続的な末脚を問われる展開は適性とズレる。おまけにL3でかなり外を回す不利。中京のスパイラルカーブの区間でラップが上がれば当然そこで外を回した馬は大きな不利を被ることとなり、ここで馬群の一番外を回したシティレインボーはかなり苦しい競馬。今回は諸々悪条件が重なっての敗戦であり、情状酌量の余地あり。
次走以降適性レースに出てくれば巻き返しを期待できるだろう。

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