1/8〜1/10 次走注目馬

1/8(土)
・中京6R
・中京7R

1/9(日)
・中京9R

1/10(月)
・中京5R


1/8(土)

中京6R
④バトルシャイニング

12.8-11.7-12.4-12.8-13.0-12.3-11.0-11.1
様々な予想家が言及している通り、ハイレベルなレースとなった新馬戦。ラストL3→L2で1.3秒と高いレベルでのギアチェンジが求められ、L1も11.1とゴールまでほとんどラップを落とさず推移した。ちなみにナミュールの新馬戦がラスト3F11.9-10.8-10.7だった訳だが、1000mの通過タイムを考えればこのレースもそれに近いレベルの評価を下すことができる。ここの上位3頭は当然次走以降も楽しみだが、どの馬もかなり人気をする可能性が高い。馬券的な狙い目という観点で見れば6着のバトルシャイニングに注目したいところ。
前述の通りこのレースはラスト2Fで早い時計が求められたレースで、好位勢がこれだけの脚を使ったのでは当然後方勢はノーチャンス。4角時点で後方4番手にいたバトルシャイニングもそれは例外ではなく、やはり物理的に間に合わない競馬となってしまった。それでも高い瞬発力戦において上がりは1着馬、2着馬に次ぐ34.4を記録し、素質の片鱗を見せた。加えて、スタミナ型の欧州血統である点から高速馬場マイルでの瞬発力勝負は本質的に向かない条件であった可能性が高い。諸々含めても今回の内容は優秀で、未勝利なら突破できる存在。次走以降人気がないなら楽しみな存在だろう。



中京7R
⑨フォーチュンテラー

戦前から言及していた通りハイレベルとなった一戦。まずはレースラップを以下に示す。
12.5-10.9-12.3-12.7-12.9-12.6-13.0-12.8-13.2
良馬場、それも含水率が低くかなり時計が掛かる今の中京ダートにおいて1000m通過61.3というのは超が付くハイペース。加えてL3→L2では0.2秒しか加速しておらず、いわゆる中京的なギアチェンジ性能は求められなかった。問われたのはワンペースで追走してラストまで脚を使い続けられる、いわゆる持続的な能力であった。このような解釈をするとジュタロウが大外枠から好走した点にも頷ける。
この展開に泣いたのが9着フォーチュンテラー。この馬は阪神で未勝利を圧勝しているものの、そのレースは前半スロー寄りの流れから高い後半力が求められた一戦。特にL3→L2で0.9秒の加速をしており、いわゆる中京的な適性が求められたレース。この内容からも今回の舞台替わりで期待をしたものの、結果としては前走よりも向かないラップになってしまった格好。
未勝利の内容からも適性舞台であればまだまだ上を目指せる素材だけに、今回の敗戦で人気が落ちるならば次走以降是非とも狙いたい1頭。将来的には東海Sあたりで見たい。



1/9(日)

中京9R
⑨レプンカムイ
⑦サハラヴァンクール

土曜に引き続き時計の掛かる馬場であった中京ダート。その中でラップ的に評価したいのがレプンカムイが勝利した一戦。
13.1-11.8-13.6-13.1-12.7-12.8-12.5-11.5-12.1
勝ち時計の1:53.2は同日の1勝クラスより遅く、一見すると凡戦のように映るが、1000m通過が64.3であったことからそこまで気にする必要はない。その中で注目したいのが後半4Fの48.9という時計なのだが、これは2勝クラスとしては破格の水準。過去に良馬場の中京ダート1800mの後半4Fで49秒を切って勝利した馬はレプンカムイを含めて15頭だが、そのうち9頭が重賞制覇、7頭がGI制覇と後々半数以上が大成していることが分かる。また、9頭に入らなかった馬の中にも交流G I3着のリネンファッションなどがおり、能力の裏付ける一つの指標となるのは間違いない。ちなみにこれを見て、「その内訳大体チャンピオンズCだろ」と思う方がいるかもしれない。確かにG I馬7頭のうち5頭はチャンピオンズCで記録したものなのだが、他の2頭はインティの東海S、ベルシャザールの1600万下で記録されたものであり、先の活躍馬を見つける上でも十分に有効な指標であると考えられる。
今回は前半がスローだったこともありどこまでこの数字を信用するかという話になるが、それでも時計が掛かる今の馬場で記録したのはやはり高い能力あってこそ。このラップを好位から上がり最速で勝利したレプンカムイは先々の重賞戦線まで期待できる1頭だろう。
もう1頭評価したいのがここで上がり2位のサハラヴァンクール。前半スローからこれだけ質の高い後半ラップが踏まれては後方にいたこの馬にはノーチャンス。それだけにここでレプンカムイと0.1差の上がりを記録した意味は大きい。最後方付近からロスなく立ち回っての時計なので過大評価は禁物だが、展開次第では現級を突破できる1頭だろう。



1/10(月)

中京5R
⑫チョッピー

12.6-10.8-12.6-12.5-12.6-12.4-12.3-11.6-11.5-11.9
超高速設定である今の中京においては1000m通過61.1ならスローの水準。このペースで縦長の隊列では当然後方勢には厳しい流れで、加えてコーナー区間で11.6が踏まれており外回し組も不利。実際にレースは前3頭での決着となった。
このレースで後方からコーナーでも外目を回して前を猛追したのが5着のチョッピー。内容としては着順以上に優秀。いかんせん位置を取れないタイプだけに展開の助けは必要だが、未勝利なら十分に突破できる素材。どこかで穴を開ける馬だろう。




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