11/27〜11/28 次走注目馬

11/27(土)
・阪神9R
・阪神11R
・阪神12R

11/28(日)
・東京1R
・東京11R


11/27(土)

阪神9R
①ナオミラフィネ

先週日曜が時計、上がりとも速い水準の馬場に変貌していた為、今週はどの程度の時計が出るか注目していたが、結果としては先週土曜までのタフな馬場に戻っていた。日曜だけ高速だったのは何なんですかね。何か大きな力が...おっと誰か来たようだ。
と、まあ要するにタフな馬場をこなせる馬に向いた条件だったという訳だが、この馬場が合わなかったのが9Rのナオミラフィネ。血統を見ると牝系にcaroとstorm catが入るバリバリの主流高速馬場向きハーツ産駒で、実際にこれまでの好走歴を見てもダービー血統がとにかく良く走る阪神24に集中している。今回は前述の通りタフな馬場で合わないのに加え、そもそも反主流血統が強い2600mという条件自体適性外。次走以降、得意条件(高速馬場根幹距離、特に阪神24or東京24)に出てくれば大きくパフォーマンスを上げてくる可能性が高いだろう。



阪神11R
①ポットボレット
⑦フィデル

前述の通り阪神はタフな馬場。メインでこの馬場に泣いたのは3着のフィデルだろう。牝系にstorm cat、A.P. Indy、In Realityと高速馬場に滅法強い血統の詰め合わせのような配合。ちなみにハーツ×Bernsteinというのはヒシイグアスと同配合で、同馬も高速馬場に滅法強い点からやはり適性としてはそちらだろう。当然今回のような馬場は得意条件とはズレる舞台であり、ここで好走してきたのは能力の証。そもそものレースレベル自体に疑問符が付くので過大評価は禁物だが、このレースにおいては一番高い評価をつけられるだろう。
勿体無いレースだったのは4着のポットボレット。馬群が動いたラスト4F目において落ちてきたシホノスペランツァを捌けず後方まで下がるチグハグな競馬。前半スローだったこともあり、4角好位勢も止まらず。物理的に間に合わない可哀想な競馬であった。前述の通りそもそものレースレベルに不安は残るものの、今回以上のパフォーマンスは発揮できる馬だろう。



阪神12R
⑥メイショウエニシア
⑯アールラプチャー

何度も繰り返すようで恐縮だが今週の阪神は時計の掛かる馬場。それに加え初角までの距離が短い阪神12ということを考えれば同レースの前半3F33.5は相当速い水準(翌日の京阪杯が34.3)。これだけ流れると当然展開としては後方待機組有利で、2,4,5着は4角2桁通過順の馬、3着馬も8番手通過であった。その中で後続を離して先行した前2頭は展開面相当厳しく、その中で完勝したアールラプチャーはもちろん、6着に残したメイショウエニシアも高く評価できる内容。条件にもよるが、前者は昇級しても、後者は現級で次走以降それぞれ勝ち負けになる水準だろう。



11/28(日)

東京1R
②シーヴィクセン

さすがにバレバレだと思うので取り上げるか迷ったが念の為。
この時期の2歳未勝利で1:24.9は破格の水準。同日の古馬1勝クラスで1:25.1、前日の2勝クラスも同様に1:25.1、3勝クラスで1:24.4というところからもこの時計の優秀さが分かる。しかも前日2レースは稍重に対し、同レースは良馬場で記録されたもの。まあ含水率自体は土曜朝7時と日曜朝7時の比較で1%差程度なので誤差の範囲かもしれないが、少なくとも同水準もしくは少し時計の掛かる状態で古馬戦と同等レベルの時計を記録した点からも、現時点での完成度では2歳馬のそれを超えている。今後順調に成長してくれば楽しみな存在だろう。米米血統特有の超早熟一発屋ホースでない事を祈るばかりだ。



東京11R
⑬ジャックドール

前走が急坂の中京でラスト11.1-10.8-11.3と良質な瞬発力を示したジャックドール。とはいえ前半超が付くドスローの中で記録したものでありその時計的な価値は半信半疑。それ故今回は真価が問われる一戦となったが、期待以上のパフォーマンスを見せてくれた。
12.7-11.5-11.7-11.8-12.2-12.3-11.9-11.0-11.3-12.0(1:58.4) 前半1000m59.9-後半5F58.5
馬場を考えればそこまでタフな流れではないが、それでも前半59.9で逃げて後半58.5でまとめるのはなかなか優秀な水準。このペースを刻みながら上がり最速で後続を千切った辺り能力面は上のクラスでも即通用の水準。先々が楽しみな存在だろう。

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