7/9〜7/10 次走注目馬

7/9(土)
・小倉12R

7/10(日)
・函館5R


7/9(土)

小倉12R
②メイショウグラニー

過去走、そして血統面から高速馬場替わりはマイナスと述べたメイショウグラニー。結果としては7秒台決着に対応出来ず12着大敗。走破時計は1:09.3であった。
これで2戦目以降全レースで1:09.0から±0.5秒での走破となっている同馬。今回のような高速決着では全くの用無しだが、裏を返せば重馬場など他馬が時計を落とす条件なら巻き返しを期待できる。
適性舞台替わりで狙いたい。



7/10(日)

函館5R
③イッツオンリーユー

少頭数ながら素質馬が揃った一戦。特に上2頭はその前評判に違わぬパフォーマンスを披露した。
まずは以下にレースラップを。
12.9-11.8-12.6-12.8-12.5-12.7-12.1-11.5-12.0
1:50.9という勝ち時計もさる事ながら、何より評価したいのは後半4Fのラップ。48.3という数字はこの条件の新馬としてはかなり優秀で、過去に勝ち時計1:51.9以内かつ後半4F48.5以内でまとめた馬は13頭しかおらず、その基準からソダシ、ウィクトーリア、ダーリントンホール、ゴールドシップといった一線級の馬も輩出されている。この基準をBコース初週とはいえ開催後半の時計が掛かる馬場で記録した点は高く評価できるだろう。
ちなみに同日の3歳未勝利の勝ち時計が1:49.9なのだが、この時期の2歳馬が3歳馬と1秒差で走破するのは、もちろんペースなどによりけりではあるが相当優秀な水準と考えられる。前述の基準をクリアしたソダシやダーリントンホールなどは同週の3歳未勝利と勝ち時計が約2秒差。もちろんこの時期の2歳馬をタイムのみで評価することは出来ないが、能力を評価する1つの目安にはなるではないか。今回のレースに関して言えば前半ペースが3歳未勝利より1.1秒遅いにも関わらず、勝ち時計を1秒差でまとめているので中身も伴った一戦だったと見て問題ないだろう。
ここで後続を5馬身千切った上2頭は当然先々の重賞戦線でも楽しみになってくるのだが、その中でも先に繋がるという意味でより評価したいのは2着のイッツオンリーユー。
同馬は母系にstorm catやA.P. Indyなどの高速血統を詰め込んだ典型的な米国型ハーツ。対して勝ったブラストウェーブはブラストワンピース、ホウオウピースフルの弟という血統に加え、兄弟そっくりの雄大な馬格であることを考えれば今回の条件に適性があるのは間違いなく後者。それを踏まえれば適性の差を能力で埋めたイッツオンリーユーの未来は前途洋洋と言える。
馬券的に次走は買えるオッズにならなそうだが、今後のクラシック路線まで見据えて追いかけたい1頭だろう。

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