2/11〜2/12 回顧

2/11(土)
・阪神10R
・東京11R

2/12(日)
・東京10R
・小倉12R


2/11(土)

阪神10R
⑥グランディア

ドスローからの後半力勝負になった一戦。ラスト5F57.8はディープインパクトの新馬、キングカメハメハの神戸新聞杯、トゥザグローリー及びステイインシアトルの鳴尾記念と並んで阪神20で歴代3位タイの記録となっており、イン前で運んだ組がこのラップを踏んでいる時点で後方勢がノーチャンスだったのは言うまでもない。
その中でグランディアはスローの前半区間で終始かかり気味だったものの教育の為か馬群で我慢させる競馬に。結局直線を向いた時点で前とは6〜7馬身の距離があり、前述の通りラップを踏まえるとノーチャンスの一戦であった。
前半でかかっていた点や、これまでハイペースの競馬で結果を残してきた背景を考えると現状短縮がベストの印象で、ペースが流れそうなメンバーの阪神18辺りなら全力で狙いたいところ。



東京11R
⑤ウヴァロヴァイト
⑯ミシシッピテソーロ

12.2-10.9-11.4-11.7-11,8-11.3-11.6-12.2
稍重ながらクイーンC史上2番目の時計が記録された一戦。しかも3,4角区間が向かい風という時計の出にくい条件で記録された点から素直にハイレベル戦と捉えて問題ないだろう。
その中から次走への巻き返しを期待する意味で10着ウヴァロヴァイト、15着ミシシッピテソーロを取り上げたい。
今回の好時計が記録された最たる要因は中盤区間が全く緩まなかった点にあり、向かい風下で壁を作れず前受けした組はそれだけ大きな負荷が掛かっていた。
前者は当該負荷を外3受け+直線抜群の手応えのところを派手にタックルされる形、後者は同負荷外4受け+使い詰めで過去最低体重とともに明確な敗因が存在しており、今回の着順は完全に度外視する事が可能。
ともに示してきた打点は高いだけに、今後の重賞路線での巻き返しを期待したい。



2/12(日)

東京10R
③カセノダンサー

12.2-10.3-11.0-11.7-12.0-12.4-12.4

高速馬場である事を踏まえてもやり過ぎなオーバーペース。型通り先行勢は軒並み不利認定して問題ないが、その中でも特に次走の巻き返しを期待出来るのが11着のカセノダンサー。
同馬は上記のハイペースをイン3でまともに追走した上に勝負所〜直線にかけて分かりやすく詰まって動けない形に。残り200m辺りでようやく進路が開くも、前半楽をした上に加速が付いてる差し勢とヨーイドンでは勝てるはずもなく11着に敗戦。
とはいえ着差自体は重賞級の勝ち時計から1.6秒なら及第点だし、直線入口の手応えを見るにスムーズなら展開不利でも勝ち負けを演じられていた可能性が高い。
それ以前の打点と合わせてもこれで人気が落ちるなら(恐らく落ちないが)次走以降大いに期待したい1頭だろう。



小倉12R
⑬ビナホイアン

7.0-10.9-11.6-12.4-11.9-12.0-12.7-12.5-12.9
典型的な速→速→遅の消耗ラップで差し有利になった一戦。特に向正面向かい風で11.9-12.0が刻まれている辺り、ここの負荷をまともに受けた組は相当厳しい競馬だったと見て問題ない。
ビナホイアンはテン〜中盤の負荷を外でまともに受ける形。通常このような競馬だと3,4コーナー辺りで早々に沈む形も珍しくないのだが、同馬に関しては一時完全に抜け出していたように分かりやすく負けて強しの競馬。当然次走以降の巻き返しを期待出来る。
今回もそうだが基本的に外スムーズから長く脚を使うタイプだけに、阪神18のような持続力本位の条件で見てみたいところ。

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