1/22(土)中央競馬

【勝負レース】
・中山5R
・中京6R
・中山8R


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース 



【勝負レース】

中山5R 自信度C

◎④グランアリエル
○②キスアンドテル

 中山マイルで大外エスペラントが一番人気になりそうなレース。横の比較からもここは妙味を狙いたいところ。
 本命はグランアリエルとした。新馬戦4着からの参戦となる同馬だが、その内容が秀逸。まずは以下にラップを示す。
12.9-11.7-12.7-12.6-12.2-11.9-11.4-11.3
新馬戦ということもあってか中山マイルの特徴とは異なり前半〜中盤まで緩い流れで推移。ラスト3Fは11.9-11.4-11.3と高いレベルの瞬発力が求められた。路盤改修後の中山新馬でラスト2F22.9以内かつ加速ラップでまとめたレースは過去に11例しかなく、その中にはオニャンコポン、ヤングマンパワー、グローリーヴェイズなどの重賞クラスも複数含まれている。このようなラップ推移においては当然後方勢が不利であり、差しに回った馬は次走以降巻き返しを期待できる。その中でも今回本命のグランアリエルは中団からコーナーでも外を回す形で上がり最速を記録。高い瞬発力が求められたレースにおいてしっかり上がりを使えていた点は好感で、同レースにおいては勝ち馬に次いで2番目に強い競馬をしていたと評価できる。このレースはそのラップ推移からレベル自体も高く、ここで展開利込み2着であったスパイダーゴールドは次走ハイレベル戦でも2着と能力を証明。それだけにここでそれより遥かに強い競馬をした同馬には当然期待が掛かる。今回の相手関係ならば勝ち負けの水準と見て問題ないだろう。
 対抗にはキスアンドテルを据える。評価したいのは今回と同舞台で行われた新馬戦の内容。同レースは新馬にしては珍しく中盤も緩まず推移しており、今回のレースへの適性と相関する一戦であった。このようなラップ推移に加え、当時のインチー馬場も相まって同レースはインを通った馬が1,2,4着と上位を独占した。その中で4角外4を回して勝ち馬と0.4差ならば内容としては申し分なく、能力の一片を示したと言っていい。ここで外3回して3着のライラスターが次走勝ちに等しい2着で走った点もこの馬の強さを強調する材料となるだろう。今回はその時以来の中山マイルに戻り内枠を確保。血統面から時計が掛かる冬の馬場、さらに同コース大得意のミルコが乗る点からも崩れるシーンは考えづらいだろう。



中京6R 自信度D

◎⑤バーニングヒート
○⑥ボルザコフスキー
▲⑬モンサンプリーモ

 回顧記事でハイレベル戦として取り上げたショショローザ戦。ここは同レース3着のバーニングヒートに本命を打つ。まずは当時の回顧を引用。
“12.8-11.7-12.4-12.8-13.0-12.3-11.0-11.1
様々な予想家が言及している通り、ハイレベルなレースとなった新馬戦。ラストL3→L2で1.3秒と高いレベルでのギアチェンジが求められ、L1も11.1とゴールまでほとんどラップを落とさず推移した。ちなみにナミュールの新馬戦がラスト3F11.9-10.8-10.7だった訳だが、1000mの通過タイムを考えればこのレースもそれに近いレベルの評価を下すことができる。ここの上位3頭は当然次走以降も楽しみだが、どの馬もかなり人気をする可能性が高い。”
ということだが、土曜現在のオッズを見ると10倍弱ついている。さすがに直前はもっと落ちると思うが、少なくとも抜けた1番人気になる雰囲気ではないか。メンバーを見ても極端なハイペースになる可能性は低く、そうなると前走内容からも横の比較では抜けている印象。このオッズなら素直に信頼したい。
 対抗には同レース5着のボルザコフスキーを。回顧文の通りこのレースは究極の上がり勝負となっており、ここで差しに回って掲示板に入った同馬は悪くない内容であった。さすがに先行してかつ上がりでも上回られたバーニングヒートを逆転するシーンは考えづらいが、他馬との比較で言えば能力上位の存在。全く人気がなさそうなら狙いは立つ。
 単穴には大穴でモンサンプリーモを抑えておきたい。評価したいのは前走。同レースは開幕最終週の時計が掛かる馬場で1000m通過59.6のハイペースかつテン早→中盤緩む→再加速というラップ構成で先行勢には厳しい展開。ここでしっかり前受けして勝ち馬と0.6差なら内容としては及第点。1,2着馬がともに先行した2頭だったこともあり、同じく前受けして6着の同馬はかなり過小評価されている印象。今回は前走と比較しても展開面はかなり優遇されそうで、これだけ人気がないなら拾っておく価値はあるだろう。




中山8R 自信度D

◎⑭ピュアジャッジ
○⑪ワカミヤクオーレ

 十中八九スローになりそうなメンバー構成。ここは高い後半力を持つ馬から狙いたい。
 本命はピュアジャッジとした。評価したいのは新馬戦の内容。この日の中山は昨年の冬開催の中でも一際時計が掛かる馬場でレースが行われていたのだが、同レースはそのようなコンディションの中で後半4F50.3と新馬戦としては極めて優秀な数値を記録。さらにラスト2Fは12.0-12.3と急坂の中山においてもほとんど減速しておらず、まだまだ余裕がある内容であった。もちろん前半1000m67.3というドスローであったことには留意しなければならないが、それを差し引いてもこの時期の新馬戦、それも極端に時計が掛かる馬場状態において記録した点は評価でき、またこの馬自身逃げて上がり最速を出した点からも能力面を認めることが可能。2戦目は不良馬場+超ハイペと真逆の条件で度外視可能。そこから今回は時計の掛かる馬場+後傾戦と高いパフォーマンスを見せた新馬戦と同じ条件に戻る。約1年振りのレースという点が最大のネックだが、CWで時計を出している点から走れる状態にはあると考えたい。現在のオッズならばリスクと天秤にかけても十分狙いは立つだろう。
 対抗には無難にワカミヤクオーレを据える。2走前はハイペースを前受けして好走。前走は今回と同様に時計の掛かる馬場で高い後半ラップを踏んでおり、安定感では最上位。横の比較からも余程のアクシデントが無ければ崩れるシーンは考えづらい。


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