12/24〜12/28 回顧

12/24(土)
・中山11R

12/25(日)
・中山11R
・阪神12R

12/28(水)
・中山11R


12/24(土)

中山11R
④ディナースタ

有馬記念の予想記事で、「タイトルホルダーは今の外差し馬場で自身が得意とする中緩みラップを形成すると強力差し勢へ展開的なアシストをする事になる」と述べたが、あろう事か前日同条件で本来馬場と中緩みしやすいコース条件を味方につけられるはずのディナースタが自ら不利を受ける競馬を選択。おまけに中盤で極端に緩め過ぎた事で後続の大胆な捲りを誘発し、L5で11.2という異常なハイラップに付き合う形に(これは捲った側に問題があるとは思うが)。
メンバーが全く異なるとはいえ翌日のタイトルホルダーすら残せなかった馬場とレース質のダブルビハインドに加え、捲りによる明確な負荷を受けるという厳し過ぎる展開で1.1差ならよく踏ん張った方で、恐らくそこまで人気は落ちないだろうが次走で巻き返してくる可能性は高いと言える。



12/25(日)

中山11R
⑩ジャスティンパレス

ディナースタのところでも触れたが、このレースは外差し馬場+速→遅→速のラップで外目をスムーズに押し上げた差し勢が恵まれる形に。
その中でジャスティンパレスはテンで出して行って直線伸びない内から再加速という馬場とラップに逆行する厳しい競馬を強いられる事に。
バイアスを考えれば3着争いから0.4差&斤量の恩恵があったとはいえ同様の負荷を受けたタイトルホルダーに先着したのは立派。
レース振りからも京都開催に戻る来年の春天が非常に楽しみな1頭と言える。



阪神12R
⑧スーパーホープ

12.0-10.7-10.9-11.2-11.4-12.0-12.3
時計の掛かり始めた今の阪神で前半3F33.6、直線向かい風とはいえラスト2Fが最遅ラップとなる消耗戦。
スーパーホープはいつも通り大人しく構えていれば勝手に展開向くものを、押して押して自らハイペースへ巻き込まれに行った上に11.2-11.4のコーナー区間で外4回す競馬。恐らく鞍上には脳みそが備わっていないのだと思われる。
これだけ不利を被れば早々に脱落するケースが殆どだが、同馬は直線半ばで先頭になってラストに脚が止まるという負け方としては完璧に近い内容を消化。次走で巻き返す可能性は非常に高い。



12/28(水)

中山11R
⑨セブンマジシャン

12.6-11.3-12.2-12.7-12.7-12.5-12.5-11,9-11.2-11.9(2:01.5)

例年のホープフルSと比較してもかなり緩い流れになった一戦。また特徴的だったのは前半-中盤-後半の比率が33.1%→34.7%→32.1%と中盤で大きく緩んでいる点。予想記事で「このレースは中盤〜後半にかけて速いラップを踏み続けられる素養が求められる」と述べたが、事今回に限れば中緩みの区間により純粋な上がりの脚を要求されるレースに。
実際今回の好走馬は純粋にポジション利を得た前2頭+東京の上がり勝負で結果を残していたキングズレインといずれも展開or適性に恵まれた馬であった。
セブンマジシャンは例年のホープフルSで求められる適性に秀でている一方、瞬間的な加速能力ではトップクラスから一枚劣る印象で、実際直線ではじわじわ伸びるも前を捕まえ切れずに。ただそれでも高い切れ味を持つファントムシーフなどに苦手質で迫った内容は一定の評価が可能。
今後の重賞戦線においては寧ろ同馬の特徴が活きやすいだけに、クラシック含めて大舞台での活躍を期待したいところ。個人的に時計が掛かる馬場なら皐月賞の本命を予約しておきたい1頭。

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