11/11〜11/12 重賞回顧

・武蔵野S
・デイリー杯2歳S
・福島記念
・エリザベス女王杯


【武蔵野S】

次走注目馬
⑯ペースセッティング

12.0-11.0-11.5-11.8-12.1-12.1-12.2-12.5

タフ馬場+北風の中緩みで追走力の比重下がって決め手型が台頭した一戦。
ペースセッティングは芝時代のレース振りを見てもワンペースの巡行戦こそがベターで、延長+大外枠の外負荷を受けながらGI好走級の面々相手に地力勝負はさすがに分が悪かった印象。

その中でも掲示板に残した辺りやはりダート適性自体は高そうで、各場14シリーズに戻れば改めて巻き返しを期待できる1頭だろう。



【デイリー杯2歳S】

次走注目馬
③ナムラフッカー

12.3-11.0-11.7-12.4-12.1-11.9-11.2-11.9

直線向かい風を踏まえればドスロー&上がり偏重となった一戦。
その中でインを完璧に立ち回ったジャンタルマンタルが突き抜けたように、京都外回り的なイン溜めからの2Fで加速できるタイプが恵まれる形に。

ナムラフッカーは上記ラップを最後方から大外ぶん回しで猛追と文句なしで強い競馬。
特にラスト1Fでようやくエンジンかかり切って間に合わせた内容は如何にも東京向きで、個人的にはセントポーリア賞や共同通信杯で見たい1頭。



【福島記念】

次走注目馬
⑬ウインピクシス

12.1-11.2-11.3-12.5-12.4-12.3-12.2-12.3-12.2-12.4

福島20重賞の傾向通り前傾、特にテン3Fが速くなって動ける差し馬が上位独占したレース。
馬場自体もイン死外伸びという事で、インで巡行性能を活かしたいタイプには何一つ利がなかった。

ウインピクシスは上記のテン負荷をまともに受けた上、勝負所で前の手応えが悪くなって捲り勢より後ろに。
そこから直線馬場の悪いインから再加速して4着確保はメンバー中でも最も強い内容。

そもそも18ワンペースに適性がある中、混合重賞でこれだけの競馬が出来たならそれこそ牝馬限定の中山16〜18重賞では主役を張れる存在だろう。



【エリザベス女王杯】

次走注目馬
⑬サリエラ

12.5-11.4-12.6-12.5-12.1-11.9-12.7-11.8-11.6-11.5-12.0

戦前に名人戦記事で述べた通り、京都のエリ女はじっと溜めて2F加速出来るタイプが断然有利。
特に府中牝馬等の東京3F戦で一旦抜け出す形を作る→ラスト1Fで差された馬が巻き返している履歴から、加速の速さはほぼマストと言える条件。

その点サリエラは典型的な東京向きホースで、実際レースでも大外ぶん回しから差し遅れる形で6着惜敗。
あの負け方を見ても東京、ないし中緩みの5F戦濃厚の有馬記念での巻き返しを期待出来る。

特に後者は冬の中山に滅法強いドイツ血統保持ということ、妙味面が非常に高い点から個人的に出走を渇望しているが果たして。

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