6/10〜6/11 回顧

6/10(土)
・東京10R

6/11(日)
・函館9R


6/10(土)

東京10R
⑤レッドロワ

12.9-11.7-12.0-12.1-11.8-11.2-11.0-11.4
当時の馬場を考えれば超の付くドスローで推移した一戦。そもそも東京の少頭数スロー戦だと外をスムーズに加速して馬が有利な上、当時は明らかにインが悪い外伸び馬場で馬群を捌く馬には何一つメリットがない条件であった。
その何一つメリットのない競馬をしたのがレッドロワ。そもそも気性面からスローだと折り合いが付かず、今回もそれをなだめる為に仕方なく馬群に入れる形に。ただ前述のバイアスからそれが災いして直線は終始馬場の悪い内に閉じ込められる形に。挙句ラストはほぼほぼ詰まり通しで全く追えず。
当然着順はノーカウントで問題なく、むしろビリに敗れた事で着差がそれほど開いていないにも関わらず人気が多少なりとも落ちそうなのは好都合。打点は現級でも頭一つ抜けている存在だけに、まともに走れる条件に替われば当然巻き返しを期待出来る1頭だろう。



6/11(日)

函館9R
⑩メイショウノブカ
⑮ミヤビ

12.2-11.0-11.7-12.0-12.3-12.5-12.3-11.7-12.1
週中の雨の影響で開幕週ながら時計が掛かる馬場状態だった函館芝。実際日曜メインの函館SSは直線向かい風(時計が出やすい)にもかかわらず例年と比較して1秒前後遅い決着。その他のレースを見ても低速馬場の水準だったと考えて問題ない。
その中で異質な好時計が記録されたのが日曜9Rのアルジーヌ戦。当時の馬場感を踏まえれば1:47.8というのは相当優秀な水準で、ペースが全く異なるとはいえ前日2勝Cを実に2.5秒も上回る決着に。
時計の出やすい風向きなのかと言われるとそうではなく、寧ろ2度の向かい風を受ける南東風という事で字面以上の価値すら見出す事が出来る。
その上でレースの中身を見ると、ペース自体は前半5F59.2秒と早い流れだったものの、これは単騎逃げをしたフェステスバントのラップで2番手以降は平均ペース。馬群がそれなりに伸びていた上に道中で緩まないレース質、さらに小回り函館で4角〜直線向かい風となれば好位勢が優位だったのは言うまでもない。
その中で後方から差し込んできたメイショウノブカ、ミヤビの2頭は文句なしで優秀な内容。ともに2000mでの実績がある点から、レース振りと合わせて同開催の距離延長時に特に狙いたい。

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