1/5(木)中央競馬

【勝負レース】
・中山5R
・中山6R
・中京12R

【重賞】
・中山11R(中山金杯)
・中京11R(京都金杯)

※各レース1万円想定の参考買い目付き


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

中山5R 自信度B
◎③サルヴァトーレ

〈見解〉
馬柱の綺麗な馬が多くオッズが分散しそうな一戦。1番人気と言えど最低3倍貰えそうなら素直にサルヴァトーレの単勝で狙う。
まず中山のバイアスを整理...というより推測すると、Cコース初週+4角強めの向かい風予報でイン有利の可能性が高い。中山16でそのようなバイアスとなれば外の持続質よりも内で一瞬の脚を使えるタイプが恵まれる傾向に。
サルヴァトーレは3走前がそのような適性とともに打点面も担保される内容。速→遅→速の流れをテンで出して行ったにも関わらず中盤で下がり、直線も詰まって追い出し遅れるというラップに思いっきり逆行する競馬。ただでさえ負荷が大きい上に、先に抜け出した前2頭が11.2-11.6を使う絶望的な展開をほぼラスト1Fのみで猛追した内容は文句なしの強さで、1,2着馬の能力を考えても未勝利は優に突破できる水準と見て問題ない。
その後2戦はパルティキュリエ、レーベンスティールとかなりの強敵とバッティングしてしまったので敗戦も致し方無し。また前走に関しては競馬振りやイベリス、ベルカントの下という血統背景からも距離が長かったのは明白だけに、そこから1Fの短縮というのも当然プラス。
枠並び的にインの好位ないしハナまでありそうなだけに、能力面と合わせてもここは順当に突破してもらいたいところ。

〈買い目〉
単勝
③サルヴァトーレ 10,000円



中山6R 自信度C
◎⑥マイネルモーント
○②キミノナハマリア
▲④ビターグラッセ

〈見解〉
なかなかの素質馬が集結した一戦だが、その中でも未勝利勝ちから臨むマイネルモーントに期待する。
これまで一貫してハイパフォーマンスを見せている同馬。初戦は素質馬ヒシルリアンがスムーズ先行から高速上がりを使う展開の中で2桁番手から猛追。勝ち馬は次戦で歴史的なラップが記録された百日草特別(ホープフルS記事参照)においても強い競馬を見せた1頭で、その相手を(百日草特別と)相関する条件で不利展開ながら追い詰めた内容は非常に秀逸であった。
次戦は今回と同舞台でこれまた僅差の2着。時計自体は平凡だが、直線で強い向かい風の中ラスト11.8-11.3と強烈な加速ラップが刻まれており、ここで後続を引き離した1,2着馬は見た目以上に強い内容であった。
前走は時計的にそれほど特筆すべき点はないものの、開幕週で外負荷を受けながらも危なげなく抜け出し3馬身半差の貫禄勝ち。
今回人気を集めるビターグラッセと比較すると同条件での時計・上がりともに劣っているが、葉牡丹賞2着の内容に関してはハイペースにより勝ち時計が、進路により上がりが本来の価値以上に引き上げられた印象で、字面程の評価は危険な印象。対してマイネルモーントに関しては前走で外ぶん回しながら時計を2.7秒詰めた点、さらに早々に抜け出して併せる馬がいなくなった点から時計や上がりはまだまだ詰まって来る可能性は高い。
少頭数2000mで純粋な脚力勝負となればこちらに分があると見て単勝メインで狙いたい。
とはいえ対抗にはビターグラッセ、単穴にはエリカ賞の時計、後半ラップ、そして中盤負荷をまともに受けたレース振りを評価してキミノナハマリアを据える。

〈買い目〉
単勝
⑥マイネルモーント 6,500円

馬連
②-⑥ 1,500円

三連複
②-④-⑥ 2,000円



中京12R 自信度C
◎⑦サトノヘリオス

〈見解〉
開幕週でクッション値を見てもおそらく高速馬場濃厚。その上で内枠からヒルノショパンがスンナリ逃げるとなればある程度のポジションかつ内目を立ち回れる馬でないと頭までは厳しいか。
能力+馬キャラ+バイアスがバッチリ嵌まるサトノヘリオスの単勝1本勝負で狙いたい。
サトノヘリオス自身2〜3歳時はクラシック路線で活躍した馬ではあるが、2度のレコード勝ちや開幕週18の高速決着での好走を見ても適性的にはマイル寄りの印象。またこれは中山金杯の予想で触れるが、中盤負荷の大きい中距離戦ではマイラーの活躍が顕著で、これを応用すればその逆もまた然りという事になる。
前走に関しては前開催の阪神でも最もインチーバイアスが強烈であった朝日杯週に外負荷を受ける形で度外視可能。そもそも映像を見ても分かる通り壁を作れないと引っかかる馬だけに大外枠の時点で勝ち目は薄かった。
今回は中枠かつ川田Jの継続騎乗で特徴も掴んだとなれば前に馬を置けるはず。新4歳世代のレベルと合わせて打点的には言わずもがなの存在だけに、前走の敗戦で少しでも妙味が生まれるここは手堅く馬券を拾っておきたいところ。

〈買い目〉
単勝
⑦サトノヘリオス 10,000円



【重賞】

中山11R 自信度C
◎⑧カレンルシェルブル
○①マテンロウレオ
▲②クリノプレミアム

〈見解〉
新年明けまして、、は見飽きてると思うので本題に。
まず予想の入口はホープフルS時と同じくラップバランス平均から。過去5年の金杯の前半3F-中盤4F(3F換算に補正済み)-後半3Fの占有率を見ると、33.7%-33.4%-32.91%と中山2000らしく中盤負荷が掛かりつつも後半に連れて加速していくバランスになっている。
これについてはホープフルS時にも述べたのだが、当時と異なり今回はCコース初週かつ12月開幕週と同じクッション値という事でそれなりの時計が記録される可能性が高い。そして中盤負荷の掛かりやすい中山20で時計が速くなれば必然的にマイルやそれに近い条件での実績が重要になるのは言わずもがなで、実際昨年は長らく16〜18を主戦場としてきたレッドガランが快勝する結果に。また近10年で勝ち時計が2:00.0を切った皐月賞でキタサンブラックを除く全ての馬に上記の実績があった点はこの条件における適性を顕著に表す事象と言えるだろう。
「それでなんで本命カレンやねん」と突っ込まれそうだが、同馬に関して小倉20高速決着での好走歴が実質的なマイル適性を補完する結果に。要は「高速決着×中盤負荷」が本質テーマであり、そこさえクリア出来ていれば問題なし。もちろんそこでの打点を踏まえた上で。そのカレンの小倉戦については小倉で無類の強さを誇り、これまた適性が相関する大阪杯でも好走したアリーヴォとのマッチレースという事で打点面も問題なくクリア。
またその他に中山×中盤負荷という意味ではラップに逆行する形で4着、ソーヴァリアントやオーソクレースに匹敵するパフォーマンスを見せた昨年のセントライト記念でも打点は証明されている印象。
近走は本質とズレる条件を使われながらもアルビージャ&ヴェラアズールとマッチレースを演じるなど安定して高いパフォーマンスを披露しており、条件戦上がりの身でも能力面で引けは取らない。新年で新というありきたりな願掛けも込めて本命に抜擢したい。
マテンロウレオは休みを挟んで以降課題だった追走力が改善されて連続好走。ここ2戦はラップ的にも今回と相関する内容で、適性面は問題なくクリア。能力面については世代レベル+今回人気を集めるラーグルフとの比較で、ホープフルSの内容などから追走力が向上した今なら1.5kg差があってもこちらの方が上と評価できる点から足りる計算。Cコース初週+4角向かい風のバイアスを最大限活かせる枠も当然大きな加点要素だろう。
クリノプレミアムはイントロの文章に最も合致する1頭。前走に関しては単に馬場の悪いインを通っただけでなく、前の馬の影響でポジションを落としたところから”インを通って伸びてきた”点を高く評価。打点的な担保が出来なかった為に印は3番手まで落としたが、本命も考えたほど評価が高いと述べておきたい。


〈買い目〉
単勝
⑧カレンルシェルブル 4,000円

馬連
①-⑧ 1,000円
②-⑧ 500円

ワイド
①-⑧ 3,000円
②-⑧ 1,500円



中京11R 自信度C
◎⑥タイムトゥヘヴン
○③ピースワンパラディ
▲④アルサトワ

〈見解〉
中京12Rの予想文でも述べたが、明日の芝コースはインチーになる可能性が高い。とはいえ各ジョッキーもそれは織り込み済みの筈で、テンの争いはそれなりに激化すると考えられる。特に今回は外から被せに行くのが強気の瑠星J、それに抵抗するのが年男&新年1発目の重賞&最内逃げ馬でほぼほぼ引かないであろう西村Jという事で昨年以上のハイペースも考えられる。狙いとしてはロスなく立ち回れてかつペース負荷を回避出来る差し馬になるか。
打点も加味してタイムトゥヘヴンに本命を打つ。今回は前述のペースに加え、恐らく高速馬場開催という事で適性的には14寄りの一戦になる可能性が高い。タイムトゥヘヴンは近走を見るとカナロアの要素が強く現れている印象で、実際高速馬場×前傾質のダービー卿CT、14の京王杯SCでは高いパフォーマンスを見せた一方、タフ馬場18のエプソムC、中緩みで中距離的な上がりが求められた富士Sではイマイチの内容に。そのような適性故に今回の条件はドンピシャで、そこに枠並びの利もあるとなれば巻き返しのシーンを多いに期待できる。
また肝心の打点面に関しては、前述の京王杯SCでラップ的に不利な外負荷を受けながらGI級のメイケイエールに迫った点から今回のメンバー相手には十分に通用すると見て問題ない。
前走に関してはシンプルに詰まったのが敗因なので度外視可能。改めての適性条件で人気落ちのここは馬券的に期待できる一戦だろう。
対抗のピースワンパラディは富士S時にも述べた通り持続戦>瞬発戦のタイプで、得意質になった2年前の京都金杯では後にハイレベルGIIを連続好走するケイデンスコールを不利な形で追い詰めた辺り能力的にも十分勝負になる1頭。
ここ2戦についてはともに苦手な上がり勝負、特に前走は絵に描いたようなどん詰まりも合わさっているだけに度外視した問題ない。
今回は適性面で好転する上、インチー馬場で前が雁行した真後ろという絶好のポジションを確保出来そうなだけに、無難に好走してくる可能性は最も高いのではないだろうか。
アルサトワはハナ争いに加わるとさすがに厳しいが、2頭を行かせてイン3に収まる形なら残り目はあると見て単穴に。2走前ポートアイランドSはただ恵まれただけと見せかけて、同様に恵まれた組もその後軒並み好走しているだけに能力面で全く足りないという事はないはずだが。

〈買い目〉
単勝
⑥ピースワンパラディ 2,000円

馬連
③-⑥ 1,500円
④-⑥ 500円

ワイド
③-⑥ 4,000円
④-⑥ 1,500円

三連複
③-④-⑥ 500円

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?