9/17〜9/18 重賞回顧

・ローズS
・セントライト記念


【ローズS】

次走注目馬
⑬リサリサ

12.4-10.8-11.2-11.3-11.6-11.7-11.2-11.0-11.8
シャフリヤールが記録したレコードを0.9秒上回る圧巻の時計。高速馬場やペース等の背景を差し引いても上位勢の能力面を裏付けるには十分な内容と見て問題ない。
ただこれだけ派手なパフォーマンスだと当然秋華賞でも人気は集めるし、かつこの時計で中3週は当然反動も不安視される。
また上位3頭を見ると、1着マスクトディーヴァは血統・忘れな草の負け方から明らかな外回り向き、2着ブレイディヴェーグはカナロア×ディープで短縮してベストパフォーマンス更新したところから延長はマイナス、3着マラキナイアは川田手配&ガチ仕上げ&展開の恩恵も大きかった割に上2頭に完敗と、どの馬も期待値を超える結果を残せる可能性は低い。
当然その後まで見据えれば各々主要路線で活躍出来る素材ではあるが、敢えて今回の回顧では触れる必要が無いと判断。

という事でここでは全く別のベクトルで10着リサリサを取り上げておく。
デビューから一貫して12〜14を使われていた馬で、ビリーヴと同じ牝系出身である点を踏まえても18が長いのは明らか。
その上で前半5F57.3の超ハイペースをまともに付いて行っては凡走も致し方なし。むしろ早々に手応えが怪しくなりながらも、残り1Fまでしぶとく粘っていたのは好感。
流石に見え見え過ぎて人気するだろうが、短縮で改めて狙いたい1頭だろう。



【セントライト記念】

次走注目馬
⑧ドゥラエレーデ

12.1-10.9-12.2-12.5-12.4-12.5-12.3-12.1-11.7-11.7-11.0
加速ラップが形骸化するほど強烈な南風が吹いていた中山だが、裏を返せば向正面での負荷は数字以上に大きいという事に。
セントライト記念に関しては1000m通過60.1と中山22基準でなかなかの速いペースで通過(これは風向きが寄与した点も大きいが)した上に、向正面でも前述の南風の中で終始12秒台前半が刻まれるタフな流れ。壁を作れないという点でも、前の3頭は非常に厳しい競馬であった。
中でも菊花賞に向けて楽しみなのは自らペースを握ったドゥラエレーデで、明らか叩き仕様の追い切り&馬体重であった点からも次戦での巻き返しは大いに期待出来る。
サトノダイヤモンドの近親という血統面からも非常に楽しみな1頭だろう。

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