3/19(土)中央競馬

【勝負レース】
・阪神9R
・阪神10R

【重賞】
・中京11R(ファルコンS)


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

阪神9R 自信度C
 
◎⑤プレイリードリーム
○④サトノシャローム

想定オッズ的には明らかに舐められ過ぎなプレイリードリームを狙う。
阪神26は外回りで施行されることもあり、24と同じく3Fのトップスピードが求められる。ただ24よりもテンの下り区間と初角までの距離が長い為、前半は流れやすい。狙いとしては3F勝負に強い差し馬か。
プレイリードリームは1勝クラス勝ちの内容が秀逸。ドスローから稍重でラスト3F11.6-11.0-11.6とハイレベルな上がりが記録されたレースを4角7番手からまとめて差し切り。まあ通過順に関しては馬群が凝縮していたのでそこまで重要ではないが、それでもドスローから2位に0.6差をつける上がり最速、2着に0.4差は秀逸なパフォーマンスであった。
昇級後の2戦はともに結果を残せていないがどちらも言い訳は可能。2走前は上3頭がテーオーロイヤル、マカオンドール、ハギノピリナと重賞クラスの3頭という超ハイレベル戦。さらにこの時はまだ開催前半で馬場が綺麗なこともあり基本イン有利。その中で勝ったテーオーロイヤルは逃げの形、2着マカオンドールはイン3からロスなく抜けてくる形で、ペースを考えても後方勢ノーチャンスの競馬。重賞クラスの馬がロス0で立ち回ったところに対して外枠から枠なりに外回して0.8差ならパフォーマンスとしては及第点で、そこまで悲観する必要はない。
前走は内回りを大外ぶん回しで伸び切れない如何にもな負け方。特に4角のL3区間がレース最速の11.4では外回した馬ノーチャンスで、ここで後方大外ぶん回しから0.4差ならパフォーマンスとしては上々。
レース振りからも内回り<外回りのタイプであり、今回の条件替わりはプラス。道悪についても未勝利勝ちや1勝クラス勝ちの内容から全く問題なし。血統的にもドリームジャーニー産駒は馬場の悪化に伴って成績を上げる傾向にあるので加点要素。
諸々含めても今回のメンバーならば勝ち負け必至の存在だろう。
相手にはサトノシャロームを据える。この馬で評価したいのは4走前の柳川特別。自分のnoteでは度々登場してるので詳細は割愛するが、このレースはラップ的にテン負荷を受けた馬には厳しい競馬で、実際にその組からは3着リノキアナ、6着ソニックベガが現級を勝ち上がっている。またこのレースの勝ち馬アリーヴォは小倉で4戦4勝、小倉大賞典まで勝利しており、そこ相手に不利展開で0.4差なら秀逸なパフォーマンスと評価することができる。
その後についてだが、3走前は全くレースをしていないので度外視。2走前はハイレベル戦かつ緩急ラップの展開不利で4着と上々の内容。前走は展開と馬場に恵まれたとはいえ逃げて高速上がり記録して2着。3着以下にしっかり着差をつけている点からも好内容と見て問題ないだろう。
レース振りから外回りがベストだとは言えないが、絶対能力面からも今回のメンバーでは能力上位の存在。道悪についても4走前のパフォーマンスから全く問題ないだろう。



阪神10R 自信度C

◎⑩サウンドカナロア
○②オメガラヴィサン

阪神12×道悪での打点ならメンバーでも抜けているサウンドカナロアから狙う。
この条件で走ったのは2勝クラス勝ちの6走前と昇級初戦の5走前。まず6走前だが、前半3F34.3と馬場考えればハイペースの流れを自ら刻んで逃げ切り勝ち。スプリント戦で2着以下に0.5秒差をつける圧勝劇を演じてみせた。同レースは2,3,5,10着馬がその後2勝クラスを勝ち上がっているハイレベル戦であり、そこでこのパフォーマンスは秀逸。
続いて昇級初戦となった5走前だが、このレースは前半3F33.7と高速馬場でも速いラップを稍重で刻む超ハイペース逃げで2着。同馬とともに後続を離して逃げ争いを演じた2頭はそれぞれ7着、15着と大敗している(しかも15着馬は現OPのメイショウミモザ)ことからも厳しい展開で、その中で勝ち馬と0.1差の2着に残したパフォーマンスは秀逸。しかもここの勝ち馬はリステッド勝ち&重賞好走のビオグラフィーであり、相手関係も強かった。
近走の大敗についてだが、4走前および3走前はシンプルな展開不利。2走前は今回と同条件かつ緩めのペースで12着に敗れているが、着差自体は後にリステッドを勝利するスマートクラージュに0.6差とそこまで大きくは負けていない。またこの日の阪神はインが悪かったこともあり、直線で速いラップが踏まれた同レースにおいてはラチ沿い通った組には不利であり、実際ここでそのコース取りをした馬は5着メイショウミモザ、8着ロードベイリーフが現級を突破している。前走はG Iかつ後方競馬で度外視。
今回は前述のハイパフォーマンスを見せた得意条件が揃っており、その時の内容なら巻き返し必至。近走着順で人気が落ちるなら積極的に狙いたいところだろう。
対抗にはオメガラヴィサンを据える。評価したいのは2走前の六甲アイランドSの内容。このレースは自分のnoteでも度々取り上げているが、タフ馬場で1:20.1と重賞レベルの時計が記録されたハイレベル戦。出走馬のその後を見ても分かる通りレースレベルが高かったのだが、その中でも後方からしっかり上がりを使った組は特に評価したい。というのもこの日の阪神は直線で向かい風が吹いており、その中でラスト3F34.4が刻まれては展開的には先行有利。さすがにここで後続を0.5秒千切った勝ち馬は別格として、それ以外の巻き返し組は3着グレイイングリーン、5着ルプリュフォール、8着トオヤリトセイトと後方から上がりを使った組。そうなるとオメガラヴィサンも巻き返しの資格がある1頭と捉えられる。
こんなことを言っているが実際には前走で既に巻き返しており、馬券的な狙い目的にはおそらく前走。とはいえスプリント戦で前受けするスピードを見せた以上、2走前ハイパフォを見せた阪神なら引き続き高い評価が必要。道悪についても過去にこなしているので特に問題はなし。むしろ高速馬場で大敗することが多いので雨予報はプラスに働く可能性が高いだろう。



中京11R 自信度D

◎⑩ベルウッドブラボー
○⑧トウシンマカオ
▲⑬レディバランタイン

先週は開幕週らしくインしか来なかった中京芝。雨が降ったとはいえ前開催使っていなかったAコース(芝張り替え)の2週目となればその傾向自体には特段変化はないか。ただ中京14というコースは向正面の距離が長く、ハイペースになりやすい舞台設定。特にイン有利が顕著となれば外枠の先行馬も加勢してハナ争いは激化し、その傾向に拍車が掛かる。今回のメンバーを見ても、内にハナの形でしか好走していないカジュフェイス、外にニシノレバンテ、オタルエバー、デュガの快速馬が揃っており、ハイペース必至だろう。枠順よりも純粋に前傾質での能力面を重視して組み立てたい。
本命はベルウッドブラボーとした。新馬から一貫して高いパフォーマンスを見せている本馬。まず新馬戦だが、1着ハイアムズビーチ、2着ハギノモーリスと骨っぽいメンバーが揃ったレースで3着。その内容だが、新馬戦としては珍しく前半からタフな流れが刻まれており、ここで前受けして3着は素直に評価できるとともに、今回のペースへの耐性という面でも評価できる。同レースの1:22.2という勝ち時計も優秀な水準だろう。
2戦目は12への短縮で勝ち上がり。同レースは稍重で前半3Fが33.8で流れているが、これは同コースで11月に行われた福島2歳Sが良馬場で33.7だったことを踏まえても、7月の未勝利としてはかなりのハイペースであることが分かる。ここで同馬は前受けして勝利。同レースはペースがペースだけにラスト1Fで1.1秒の減速をしており、後に血統面と併せて話すが、この内容からも前走のマイルが本質的に合わないことが読み取れる。
話が飛んだが次に3走前のダリア賞。ここは未勝利戦とは打って変わってドスローで推移し、ラスト3Fは11.8-11.1-11.0と高速上がり+加速ラップを記録。同馬は3番手からの競馬だったが、前2頭とはそれなりに距離感のある隊列で、かつ内回りだったことを考えればここで差し切った内容は見た目以上に優秀。ここの2着馬は赤松賞やつわぶき賞の内容からも骨っぽい相手であり、それを加味しても好内容であった。
次いで2走前の京王杯。同レースは出走馬のその後を見てもある程度レベルが担保されている一戦。肝心の中身についてだが、ラップ推移的にインの好位勢が恵まれており、ここで後方+外回しの同馬は最も厳しい形なので情状酌量の余地あり。またダリア賞で上がり勝負をクリアしたとはいえ、血統面から本質的にはトップスピード勝負に向かないのでその点からも見直す価値がある。
前走はワンペース+スローの逃げと展開としては最も恵まれる形の2着と字面ほど評価できるものではない。ただ前述の通り血統面からマイルは合わない条件で、その中でインダストリアの2着、アバンチュリエに先着なら上々の走り。同馬は母母がスプリントの一戦級で活躍したテンシノキセキ。そこに短距離種牡馬のヨハネスブルグを配合して生まれたのが母マチャプチャレで、この馬もスプリントで走っていた馬。近親にもスプリンターがズラリと並んでおり、明らかに短い距離でこその血統。前述の通りマイル戦や東京のトップスピード勝負は分が悪い。今回は冒頭で述べた通りこの条件らしく前傾戦になる可能性が高く、近走では最も走りやすい条件。近走の相手関係を考えても金曜夜現在で10番人気は舐められ過ぎの印象。このメンバーなら食い込める。
相手には素直に能力上位のトウシンマカオを。前述の京王杯で外回して2着、朝日杯で前受け6着と能力面、持続戦耐性ともにクリア。今回の出走馬でも持続戦における能力ではプルパレイとトウシンマカオが抜けている印象で、前者が血統的にも過去走的にも道悪×となれば素直にこの馬は評価しておきたい。
あとは新馬の打点面に可能性を見出せるレディバランタインを。その新馬戦はメンバー的にもラップ的にも重賞で勝負になるレベルのパフォーマンスを披露。そこから3戦は勝った前走も含めて特筆すべきパフォーマンスを見せていないが、いずれも道中でかかり通しでしっかり能力を発揮できていないという側面もある。今回は道悪+ハイペースということで近走と比較しても圧倒的に折り合いは付けやすい舞台。新馬の打点からもまともに走れば十分通用する可能性があると見て印を打つ。道悪適性についてもマカオンドールの兄弟、バゴを始めとした欧州タフ馬場活躍馬を多く近親に持つ血統なので全く問題ないだろう。

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