2/5(土)中央競馬

【勝負レース】
・東京4R
・中京9R
・中京11R


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

東京4R 自信度D

◎⑮プリーチトヤーン
○⑫アーサーテソーロ
▲⑩セイウンシデン

先週の東京ダートは冬場らしくタフなコンディションで、根岸Sでもテイエムサウスダン、ジャスティンと地方交流を主戦場としてきた2頭がともに好走。今週も金曜時点での含水率を見ると同じような傾向になりそうで、ここもタフな馬場に強い馬を狙いたい。
本命はプリーチトヤーンとした。評価したいのは2走前の内容。この日の東京ダートは前開催の中で最も時計が掛かるコンディションで行われており、今回の馬場との親和性は高い。また同レースの1,3着馬がその後同じく時計の掛かるコンディションであった中山1200m1勝クラスのレースで2,3着に入った点から、少なくとも同様の馬場条件においては高いレベルの一戦だったことも読み取れるだろう。今回はセイウンシデンを筆頭にテンの早い馬が多く、12寄りの適性が求められそうで、そうなればここの上位馬が中山12で好走した事実も好材料。
その上で勝ったアーサーテソーロではなく2着プリーチトヤーンを上に評価した理由は2点。1点目は当時の馬場バイアス。この週の東京ダートの特徴として、時計が掛かっていたことともう一つ、圧倒的に内が有利な馬場だったことも挙げられる。このレースは4角区間が12.2と馬場を考えればかなり早かったこともあり、よりイン有利が顕著であった。実際に大外をぶん回した3着リオンラファールはここで勝ち馬に0.8差をつけられたものの、前走では逆転を果たしている。そう考えれば逃げてラチ沿いを通ってきたアーサーテソーロよりも外3を回したプリーチトヤーンを上とする計算が成り立つ。2点目は単純に斤量面が有利になること。前走1kg差だった斤量が今回5kg差となるのは純粋に有利で、1点目の理由と併せれば十分逆転の目処は立つ。それでいておそらくオッズにかなりの差があるとなれば、やはりこちらを本命として狙いたい。
ちなみに「米米血統でこの馬場走れんの?」と思う方がいるかもしれないが、前述の通り時計の掛かる馬場で実際に好走している点から特に気にする必要はないだろう。この馬の近親には米米血統ながら冬の中山で圧倒的な走りを見せたスシトレインがおり、米米血統の中でも例外的な牝系と考えて問題ない。全く人気がなさそうだが、このメンバーなら頭まであっても驚けないだろう。
対抗には同レース勝ち馬のアーサーテソーロ。前走も時計の掛かる馬場かつある程度メンバー揃った中でしっかり圏内を拾っており、今回の条件とメンバーではやはり評価すべき1頭だろう。
単穴にはセイウンシテンを。何と言っても優秀なのは前走のパフォーマンス。当時の馬場状態において前半3F33.3は相当早い水準で、そのラップを自ら刻んで悠々逃げ切ったパフォーマンスは圧巻の一言。勝ち時計は同日の古馬2勝クラスと僅か0.2差であった。ラスト1Fがガクッと落ちているラップ構成から延長+東京替わりというのは最悪の条件に近いので評価を落としたが、それを差し引いても前走内容ならあっさり通過しても驚けないだろう。



中京9R 自信度C

◎⑥サマービート
○③スタッドリー

少数精鋭の一戦。ここはその中でも割と妙味を取れると見てサマービートに本命を打つ。
今回はメンバーを見ても逃げそうな馬はおろかハッキリとした先行馬もいないメンバー。頭数も相まってほぼほぼスローが濃厚だろう。そうなると重要となるのは如何に高水準の後半ラップを踏んでいるかであり、その観点で見ればここではサマービートが抜けている印象。何より評価したいのが前走内容。前半61.5-後半5F58.4というレースラップは極めて優秀な水準で、1勝クラスとしては破格のパフォーマンス。これが如何に優秀な数値であるかを理解するには、先日の愛知杯予想時に載せた表を見るのが手っ取り早い。

これは愛知杯出走メンバーで中京2000m後半5F59.0以内を記録した馬の一覧で、実際にここで上位にランクインしているルビーカサブランカ、マリアエレーナ、ソフトフルートがそれぞれ1,2,4着と好走した。
この表を見ても中京2000m後半5Fで58.4という水準は極めて優秀なことが分かるだろう。サマービートはここで2位に0.6差をつける上がり最速で勝利しており、優秀な後半ラップが踏まれた中においても特筆すべきパフォーマンスであった。前傾質のレースになると脆さが出る可能性はあるものの、後半力が問われるであろう今回のレースでは能力最上位の存在。時計が掛かる今の馬場についても牝系にサドラーが入る血統から全く問題ないだろう。割とオッズが分散されそうなここは単勝を強めに買いたいところ。
相手にはスタッドリーを据える。前走は1勝クラスにしてはかなりメンバーが揃ったところで快勝。サマービートには及ばないものの、前半61.9-後半59.1というのも悪くない水準。帰ってきた中京マイスターを背に良い競馬を見せて欲しい。
リフレーミングはここ3走のパフォーマンスがどれも優秀ではあるが、3走前と前走は前傾寄りのレース、2走前は阪神外回りということでスローからギアチェンジを求められた際の不安は拭えない。現級において嫌うならこのタイミングか。



中京11R 自信度C

◎⑨ホウオウトゥルース
○⑧マリオマッハー
▲⑯ダノンハーロック
△①アイスバブル

下りスタートの中京19でメイショウワザシがいるとなれば極端なスローは考えづらいか。ここは前傾質のレースに適性を持つ馬から狙いたい。
本命はホウオウトゥルースとした。評価したいのは今回想定される展開と同じく前傾戦となった4走前及び3走前の内容。まずは4走前。この日は向正面で強烈な向かい風が吹いていたのだが、同馬はその中で中盤に押し上げる競馬を選択。同レースは風向きと風速を考えれば中盤もほとんど緩んでおらず、ここで捲る競馬はタブーと言える。その中で向かい風の抵抗をモロに受けながらラストまでほとんどラップを落とさず突き抜けたパフォーマンスは極めて優秀であった。
続いて3走前。このレースは前半1000m60.6とかなり早いペースが刻まれており、今回の展開とリンクする一戦であった。また、同レースは3,4角区間であるL4〜L2にかけて11.9-11.9-12.5と早いラップが踏まれてることも特徴的で、そうなると外を回した馬は当然大きな不利を被ることとなる。実際にここで外を回して掲示板に入った馬のその後を見ると、3着サンダーブリッツがベテルギウスS3着、4着クレスコブレイブがポルックスS2着、5着ヴェルテックスが名古屋GP1着、川崎記念3着と軒並み巻き返していることが分かる。ホウオウトゥルースはここで外を回して2着にきており、上記の点から極めて高いパフォーマンスであったことが分かる。
このように前傾戦ではともに極めて高いパフォーマンスを見せている同馬。ここ2走は2桁着順が続いているが、適性とズレる後傾寄りのレースということで情状酌量の余地あり。強い競馬を見せた前傾戦に戻るここで一変を期待したい。
対抗にはマリオマッハーを据える。評価したいのは3走前三宮Sの内容。このレースは稍重で1000m通過62.9のドスローから後半4F48.3と極めて優秀な数字が記録されたのだが、このようなラップ推移では当然先行勢が圧倒的有利。後方勢は展開的にノーチャンスであり、評価すべきポイントは着順よりしっかり上がりを使えているかどうか。マリオマッハーは上がり2位の脚を使えており、内容的には十分に評価できる内容であった。今回は前傾で当時より遥かに差しやすい展開が想定される。この馬の特徴からも中京前傾戦×時計の掛かる馬場はベストに近い条件であり、ここまで人気がないなら十分に狙いは立つだろう。
単穴にはダノンハーロックを。ダートにおいてこの手の連勝馬は大抵オープンレベルになると跳ね返されるのだが、この馬は前傾タフ戦を条件時代にクリアし、かつそのパフォーマンスレベルを高いので安易に軽視は出来ないと判断。もちろん1倍台で本命を打つほど絶対的な存在ではないものの、能力的には普通に来られてしまう印象なので単穴の印を打つ。
あとは初ダートのアイスバブルを摘んでおく。この馬はミスパスカリ牝系らしく、スローの上がり勝負では全く走らない一方、前傾戦では重賞で複数好走しており、ラップ的な適性から言えば今回の条件は合っている。また同牝系は芝でも時計の掛かる馬場に強いという特徴があり、そういう意味ではダート替わりのハードルは割と低い可能性が高い。さすがに59kgという斤量は楽ではないが、全く人気がないなら拾っておいて損はないだろう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?