12/25〜12/26 次走注目馬

12/25(土)
・阪神9R

12/26(日)
・中山1R
・阪神2R
・中山10R


12/25(土)

阪神9R
⑥マテンロウリオン

このレースは前半3Fが35.2となっているが、この日の阪神は向正面で強烈な追い風が吹いており、その区間を走る距離が長い阪神14において、このペースは2歳戦と言えどもスローペースの水準。実際にレースの上がり3Fは34.8となっており、これは当該条件としてはかなり早い水準(阪神Cで35.0)。この展開の中では好位差し勢もラストまで止まることはなく、ラスト3F11.5-11.4-11.8と急坂阪神においてほとんどラップを落としてない。
この展開を離れた最後方からまとめて差し切ったマテンロウリオンのパフォーマンスは秀逸で、これなら重賞レベルでも通用の水準。先に向けて楽しみな逸材が現れたと見て問題ないだろう。



12/26(日)

中山1R
①セイウンシデン

ベタではあるが、純粋にハイペースで逃げ切ったセイウンシテンを次走注目馬として取り上げる。
2歳戦で良馬場前半3F33.3は超が付くハイペースの水準で、このラップで逃げ切ったセイウンシテンは素直に高評価。勝ち時計も同日古馬2勝クラスと0.2差で、これなら昇級しても即通用のレベル。同距離戦ならば当然次走も有力視すべき1頭だろう。



阪神2R
①ベラジオプライド

前半3F35.2と、阪神14かつ向正面追い風だったことを考えればそれなりに落ち着いたペースと一戦。当然展開としては先行勢有利だったのだが、このレースで一際目を引くパフォーマンスを見せたのがベラジオプライド。
この馬はスタートで出遅れた後、そこから行き脚も付かず離れた最後方からのスタートに。そこから馬群に取り付くのに前半はかなり脚を使ってしまう競馬。さらに4角では馬群の一番外をぶん回しており、とても余力が残っているようなレースではなかった。しかしそこから直線も末脚を伸ばし、上がり最速を記録。最後方からの競馬だったとはいえ、馬群に取り付くのに前半脚を使ったことと、4角で一番外を回したことを考えるとこの上がり最速は字面以上に価値がある。前述の通りこのレースは先行勢有利の展開だったため9着に敗れたが、これだけ不利が重なった中でのパフォーマンスとしては極めて優秀なものと言える。ポテンシャル的には優に未勝利突破の水準であり、次走以降人気がないようなら面白い1頭だろう。ベストはダートスタートかつ外枠だと思うので、その条件が揃ったならばしっかりと勝負したいところ。



中山10R
⑮ジゲン

前半3F33.5とそれなりに締まったペースになった一戦。
このペースが合わなかったのが1番人気を裏切ったジゲンであった。この馬は2勝クラス勝ち上がり時のレースや前走アクアラインSのように、前半の流れが落ち着くレース(前者は中京12稍重35.0、後者は中山12稍重34.1)に高い適性を持つ馬。それだけに良馬場で33.5で通過した今回のレースは適性とはズレる舞台。加えてこの日、というか今開催の中山ダートは基本的に内を通った馬が圧倒的に有利なバイアスであり、大外枠から外目を回らされる展開も厳しかった。今回は諸々悪条件が重なっての敗戦であり、情状酌量の余地がある。次走以降適性舞台に替われば巻き返す可能性は高いだろう。

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