5/21(土)中央競馬

【勝負レース】
・東京9R

【重賞】
・中京11R(平安S)


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

東京9R 自信度C

◎③ジャマン
○④ダノンティアラ

かなりの好メンバーが揃った一戦。ここはジャマンに期待する。
まず展開面だが、逃げ候補のヒヅルジョウは内回り2戦での内容から東京18換算でさほど速いラップは刻まない可能性が高い。そうなるとジャマンが逃げそうだが、こちらも三浦Jならここ2戦のようなハイペース逃げにはならなそう。東京らしい上がり勝負を想定。
そうなった時に逆にジャマン自身の良さが生きると見て本命を打つ。同馬は過去に取り上げた通り新馬戦が歴代の名馬クラスに匹敵する内容。まずはその時の文章を引用。
“まず第一に勝ち時計が極めて優秀な水準。過去に阪神マイルの新馬戦を1:35.0以内で勝利した馬はジャマンを含めて僅か7頭しかいない。
これだけでもある程度の価値があるのだが、それ以上に評価したいのはその中身。このような早い時計での決着は、大抵は前半からハイペースで引っ張ったペースメイカーによって副次的に記録されるものが多く、実際に上記でジャマン戦を除いた6例のうち4例は1000m通過が60秒より早く、残り2例も60秒台で通過していた。その中でジャマン戦は1000m通過が61.3秒と7例の中でもダントツで遅く、その中でこれだけ優秀な時計を記録しているのは能力面を裏付けるエビデンスとなる。ちなみに2番目に遅いのがエアスピネルの60.6となっている。補足として、ジャマンの新馬戦が行われた当日は雨の影響が残り高速馬場でなかったという点も時計的価値をさらに裏付けるポイントとなるだろう。”
上記のように新馬は破格のパフォーマンスで、加えてレース内容からも脚質のイメージと異なり上がりを使えるタイプなのが分かるだろう。
その後2戦についてだが、エリカ賞はハイレベル牡馬相手に暴走レベルの超ハイペース逃げながら掲示板確保で走破時計も優秀。前走も同じく超ハイペ逃げでそこから中緩みするどうしようもない展開で情状酌量の余地あり。
今回メンバーを見てもストレスフリーの前半になりそうで、そうなれば新馬の打点からも優に勝ち負けの水準。このオッズは過小評価か。
対抗には大穴ダノンティアラを。フランス牝系らしくこちらも前半問われたくないタイプで、ここ2戦は向かない流れ。とはいえその中でも前走のデイジー賞はメンバーかなり強いこと考えればそれなりに優秀なパフォーマンスで能力の一端を証明。
そこから緩い流れになってさらにパフォーマンス上げそうな今回は単純計算なら足りる1頭。新馬で見せた究極の上がり性能からもスロー想定で11番人気は舐められ過ぎだろう。



【重賞】

中京11R 自信度D

◎⑯ペルセウスシチー
○②オーヴェルニュ

下りスタートで前傾質になりやすい条件。加えて内に砂被りNGのケイアイパープルが入ったとなればハイペース必至。若干雨が降りそうな雰囲気はあるものの通り雨程度で良馬場濃厚。そうなればペースと合わせて外も使える可能性が高い。
そうなれば昇級初戦で舐められ過ぎなペルセウスシチーを狙いたい。基本的にダート路線でこの手の昇級組はクラスの壁に阻まれるのがデフォルトなのだが、同馬のここ2戦のパフォーマンスはそれを凌駕する期待感を秘めている。
この馬の強さを示す上でまず考えたいのがハヤブサナンデクンのパフォーマンス。その中で取り上げたいのは1/10に行われた雅Sの内容。同レースについてはアンタレスSの記事で評価を綴っているのでその際の見解を引用。
“同レースは1:50.9という勝ち時計が記録されているが、過去に良馬場中京18で1:50.9以内を記録したレースは18例で、そこの勝ち馬のうち12頭がGI制覇と価値ある水準であることが分かる。しかも同レースは後半4F も49.9でまとめられており、極端なハイペースで副次的に記録された時計でないのも強調材料。”
上記のようにこのレースは非常に優秀なラップが刻まれたハイレベル戦。実際ここの勝ち馬グロリアムンディは2走後に初ダート重賞挑戦でいきなり現役最強クラスのオメガパフュームを追い詰める走りを披露。2着ハヤブサナンデクンも次走勝ち上がり、2走後リステッドでかなり優秀な走破時計記録して2着と昇級しても即結果を残している。
これを踏まえば、中京でハヤブサナンデクンと後続6馬身千切るマッチレースを演じたペルセウスシチーも当然高く評価できる。そして前走はそれを示すかのような快勝。勝ち時計の1:57.1は3勝Cとしてはかなり優秀な水準である。さらにラストほとんどラップを落としていない点からまだまだ時計を詰めれる下地はあるだろう。
今回は相手がかなり強力なのでさらにもう一段パフォーマンスを上げる必要があるが、中間南Wの自己ベストを更新している点から上積み面も期待できる。少なくとも二桁人気の馬ではないのでここは狙ってみたい。
相手には前傾戦大好物のオーヴェルニュを。同馬は持続的な末脚の質なら現役でもトップクラスの存在。それだけに相対的にギアチェンジやトップスピードが求められない中京19の前傾戦はドンピシャの条件。近3走はインで溜め殺してこの馬の良さを消すレースが続いているが、その中でも今回と似たレース質になった東海Sでは前負荷+外差し馬場を先行ラチ沿いの形で走れているように得意展開での地力は一枚上だろう。ケイアイパープルを行かせてサッと外2に切り替えればほぼほぼ圏内は堅いか。
テーオーケインズは圧倒的なギアチェンジ能力で覇権を握った馬。圧勝の帝王賞やチャンピオンズCはまさに良さを存分に生かした競馬であった。ただそれ故に今回のような前傾持続戦だと最大値のパフォーマンスは期待できない。そうでなくてもドバイ帰り59kgと楽ではない条件揃っているだけに、敢えて人気で買う必要もないだろう。

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