5/20〜5/21 回顧

5/20(土)
・新潟7R

5/21(日)
・京都9R
・新潟10R


5/20(土)

新潟7R
②エイシンセレナ

12.8-11.8-12.7-12.6-12.3-11.4-10.6-11.9
新潟外回りらしくスローからの完全な直線瞬発力勝負となった一戦。逃げ-2番手の馬が馬場の良い真ん中を通ってL2で10.6まで加速する流れでは後続がノーチャンスなのは言うまでもない。
その中で何から何まで上手く行かなかったのが15着のエイシンセレナ。
中間の坂路で猛時計を出していたこともあり初出走の身ながらそれなりの支持を集めていた同馬。実際のレースでも調教の動き通り行きっぷりの良さが目立っていたが、ドスローをインで終始引っ張り倒して完全に長所を消してしまった印象。
直線も馬場の悪いインで終始手応えのない馬に詰まりながらの競馬だっただけに着順は完全に参考外と考えて問題ないだろう。
その中でも追い切りの動きと序盤の行きっぷりを見れば能力の片鱗は感じる1頭。ワンペース気味のレース振りや母がダート4勝馬という血統面、大久保龍二厩舎所属という背景を踏まえれば砂替わり、もっと言えば短距離ダートで狙いたい。



5/21(日)

京都9R
④ヴェールランス
⑧ゴールドエクリプス

12.9-11.2-11.7-12.1-12.7-12.3-11.5-10.8-11.2
上がりの出やすい京都外回り×高速馬場とはいえラスト2F22.0は相当優秀な水準。実際京都18でこの数字をクリアしたレースは改修前も含めて他に9例しかなく、その内訳がテーオービクトリー、シルバーステート、ファンディーナ、クルミナル、レガッタ、ロカ、マウントシャスタ、ダノンシャンティ、エイシンデピュティと実に6/9が後の重賞好走馬というラインナップに。
もっと言えば今回のレースに関してはある程度ペースが流れた上で上記の水準をクリアしている点も評価出来るポイントで、上記9例の中でも1:50.0を切っていたのはシルバーステート、マウントシャスタ、エイシンデピュティの3例のみ。この面々を見てもゆくゆくはこの組から重賞戦線に乗ってくる馬が出てくる可能性は高い。
勝ったゴールドエクリプスは前半の11秒区間をしっかり追走して終始外目の好位、終いもポジションを取っていながら上がり最速で後続を完封しており文句なしの内容。これまで実績のなかった高速決着にもあっさり対応した点から昇級でも即通用と見て問題ない。
その他敗れた組からは5着のヴェールランスを取り上げる。
好位勢が前述のラップを刻んでは当然差しに構えた組はノーチャンスで、その中でもこの馬は出負け→中緩み区間で下げ続け→直線高速ラップでカニ歩きと踏んだり蹴ったりの競馬に。その中でも0.6差まで追い込んだ脚力は評価でき、次走以降は当然巻き返しを見込める。
そもそも戦歴を見ても中盤から断続的に脚を使う流れがベターであり、中緩みの2F瞬発力勝負でこれだけ走れたのは大きな収穫と言えるだろう。



新潟10R
⑫ダイリュウブラック

純正スプリンターが活躍傾向にある新潟12において14からの短縮や阪神12のような決め手要求される舞台で活躍してきた人気馬は高確率で凡戦する傾向に。
ダイリュウブラックはまさにその典型例で、実際レースでも分かりやすく追走負け&大外ぶん回しで敗戦。
今回は適性の問題で勝負にならなかったものの、得意条件の打点なら現級でも優に勝ち負けになるレベルだけにこの敗戦で少しでも人気が落ちて欲しいところ。

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