2/4〜2/5 回顧

2/4(土)
・東京4R
・東京7R
・中京9R

2/5(日)
・小倉9R


2/4(土)

東京4R
⑧ミルトハンター

12.6-11.7-12.3-12.8-12.4-11.8-12.4

馬場感を考えれば直線追い風であった事を差し引いても優秀な上がり時計が記録された一戦。勝ち時計が全く異なるとはいえ、2Fベースなら翌日の古馬3勝Cよりも速い直線スピードが問われており、3歳2月としては文句なしのハイレベル。
勝った二フェーデービル、詰まり倒して2着のスクーバーは分かりやすく強いとして、実はスクーバーと同等レベルのパフォーマンスを消化していたのが4着のミルトハンター。
特に詰まった区間が各馬加速しているL2の11.8であり、見た目以上に不利の影響は大きかった印象。未勝利戦の内容と合わせても、今後の世代限定戦で期待したい1頭だろう。



東京7R
①エンブレムコード

12.5-11.0-11.7-12.1-12.1-11.3-11.4-11.3

馬場感を考えても1勝Cとしては相当優秀な時計、上がりが記録された一戦。その中から8着のエンブレムコードを取り上げたい。
同レースは2番手から運んだホウオウプレミアが上記の上がりを刻んでおり、相対的な面から見ると後方から差し込んできた組は高く評価出来る。
エンブレムコードは内枠で位置下げた上に直線でも詰まりながらのチグハグな競馬。その中で勝ち馬と0.4差まで差し込んできた内容は非常に見応えがあった。
そもそもこの馬自身、5/8のハイレベル戦の内容などから使える脚の長さが一つのストロングポイントだけに、インで一瞬のキレを引き出す競馬は適性と相反している印象。東京マイル2戦はともに内枠で長所を封殺されているだけに、同条件外枠替わりなら積極的に狙いたい。



中京9R
④ブライトオンベイス

12.2-10.7-11.0-11.1-11.0-11.7-12.1
高いレベルの持続ラップが刻まれた一戦。加えて4角向かい風下でL3が11.0と早仕掛け気味のスパートになっており、展開的には前半をやり過ごした後方勢が有利に。
ショウナンアレス、ミスボニータの外負荷勢は着順含めオッズが担保されない可能性が高いので、ここでは8着に沈んだブライトオンベイスを取り上げる。
展開的な不利は前述の通りなので割愛するとして、それ以上に今回は状態面に敗因を求めるのが適切な1頭。前走から2ヶ月振りのレースながら中間まともに時計を出したのは坂路2本のみ。元からそれほど本数を乗り込む馬ではないが、それにしても軽い調整過程であった。加えてそのような臨戦ながら馬体重マイナス14kgの出走で、パドックでも明らかに腹回りが切れ込んでいた。
短縮逃げで凡走した履歴から次走は流石に見限られそうで、馬券的には寧ろ狙い目のタイミング。スプリントに短縮すると再び人気になりそうなので、個人的には再び同距離で見たいところ。




2/5(日)

小倉9R
⑱トリップトゥムーン

11.9-10.6-11.0-11.2-11.4-12.0
1:08.1は今開催の小倉12で最速タイム。時計の出にくい向正面向かい風下で記録した点を踏まえてもハイレベル戦であったと見て問題ないだろう。
ここで取り上げたいのは12着のトリップトゥムーン。前述の通りレース当時は向正面が向かい風になる風向きであり、その中で2〜3F目の10.6-11.0は相当負荷の掛かる水準。同馬はこの区間で風を受けながらまともに動いた挙句、コーナー区間も緩まない中、外負荷まで被る形に。
最終的には12着まで沈んだものの、2着以降との着差や直線半ばまで踏ん張っていたレース振りを見るにスムーズなら即巻き返せるライン。
元々の打点を踏まえて次戦以降も注視しておきたい1頭だろう。


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