4/23(土)中央競馬

【勝負レース】
・阪神3R
・東京10R

【重賞】
・福島11R(福島牝馬S)


自信度
S→大勝負したいレース
A→しっかりとした額で勝負したいレース
B→ある程度自信のあるレース
C→ここから普通に買いたいレース
D→余裕があれば買いたいレース



【勝負レース】

阪神3R 自信度C
 
◎⑩アスターモノゴン
○⑨シグルドリーヴァ

馬柱の綺麗な馬が多く、ある程度オッズが割れそうなメンバー構成。ここはシンプルに能力最上位と見ているアスターモノゴンから狙う。
新馬戦は中山12で2着。このレースはラップ的に競馬の形としては恵まれた部類に入るが、それでも1勝Cでの好走馬多数のメンバーで2着確保は素直に評価できる。
2走前は関西圏に戻して再度2着。このレースは前日の1勝Cと0.3差の好タイムが記録された一戦。ラストまで12.2-12.3-12.4とほとんどラップが落ちていないように時計だけでなく中身も優秀なレースであった。アスターモノゴンはここで綺麗にイン→アウトの進路取りが出来たとは言えメンバー2位の上がりで2着確保。さすがに大外回して猛追したフルムとの比較ではだいぶ劣るものの、明確な差をつけた3着以下のメンツから2頭勝ち上がり、4着ルアルもおそらく明日の福島で勝ち上がるということでこの馬も当然勝ち上がりの資格を有している。
前走は休み明けで追い切り本数も控えめということで仕上がってなかったと見るのが妥当か。レースも高速馬場かつコーナー速いラップでイン立ち回った組が上位を独占する中を8頭分ぐらい外ぶん回してたので度外視可能。
今回は一度使って間隔が詰まりながらも(休み明けの)前走時とほぼ同じ追い切り本数を消化しており状態的にはほぼ間違いなく上積みが見込めるし、良馬場に戻るのもマイナスの”可能性”が消えるという意味では好材料。グランデ辺りに人気が行くなら単勝で決めたいところ。
相手は人気の盲点になりそうなシグルドリーヴァをセレクト。前走は初出走で6着。前半3F35.2は当時の馬場を考えればハイペースまでは行かないものの、既走馬に混じっていきなりこのラップを前受け出来たのは評価できる。最終的には0.5差6着も外3を回していたこと考えれば初出走としては上出来だろう。
そこから今回は1F短縮しての一戦。同馬は兄に小倉1000mを得意とする快速馬ラインガルーダがいる血統で、父は違う種牡馬であるものの同じA.P.Indy系ということで配合のバランスとしては非常に似通っている。前走内容と合わせても今回の短縮は大きなプラスで、1度使ってレースのペースを経験したことも踏まえれば一気に着順を上げてくるシーンも想像できる。能力の底が割れている馬たちを買うならこちらを狙いたい。



東京10R 自信度D

◎②ペコリーノロマーノ
○⑦ソウルトレイン

競馬ファンが最も楽しみにしている(主観)春の東京開催がスタート。初日から的中させて弾みを付けたい。
まずこの開催の考え方だが、基本的に時計はかなり速い。ただでさえ高速化が進む近年の東京において芝の状態が良好な5月は特に時計が出やすい。それは毎年の晩春Sの勝ち時計を見ても明らかだろう。府中市は木曜にまとまった雨が降ったものの、金曜の最高気温が25度まで上がる点や競馬場自体の排水機能を踏まえればまず間違いなく高速馬場と考えて問題ないだろう。これを根底に置いて予想をする。
本命は大穴ペコリーノロマーノとした。
開幕週高速馬場+東京14となればほぼほぼイン有利は確定的。さらに時計面からも12寄りの馬を狙いたい。そうなるとペコリーノロマーノがドンピシャの存在となる。
前走1200mからの延長ローテで内枠確保と今回の条件で走るには打って付けの臨戦。能力面でも1400mの持ち時計(1:20.0)はメンバー中トップということで高速決着が想定される今回のレースにおいては足りる打点を見せている。その時計を記録した昨年の晩春Sでは内を綺麗に立ち回っており、今回の並びならその時の再現が期待できる。
近走の敗戦についても概ね言い訳が可能。4走前は条件的に不利な8枠から枠なりに外回らされるも0.4差。3走前はハイペースをまともに追いかける競馬で情状酌量の余地あり。ここで前受けして勝ち切ったスカイグルーヴはさすがに別格として、同じく先行して大敗したシャイニーロックやコスモカルナックがその後巻き返しているので悲観する必要はないだろう。2走前は求められる適性が全く異なる千直で度外視。前走は直線進路取りに苦労しながらもしぶとく伸びており着順ほど悪い内容ではなかった。
今回は先行勢が手薄かつ数少ないその組が軒並み外枠に入る並びから楽にイン3を取れそうで、前述の通り昨年同レースの再現が期待できる。人気はないが勝ち切るシーンまであっても驚けない。
対抗にはソウルトレインを。この馬に関しては過去に記事で説明した通りこのクラス突破はもはや秒読みの存在。2走前以前のレースについてはここでは割愛する。
ここではまだ触れていない前走について取り上げるがこの内容が秀逸。
12.4-10.8-10.9-11.2-11.4-11.8-11.8
前半3F34.1となっているが、向正面向かい風だったことを考えれば実質的にはそれ以上のハイペースだったと見て問題ない。ここで1頭抜けた上がりを記録した勝ち馬は別格として、それ以外に関しては後方待機組が恵まれたレース。この中で前受けから早めに抜け出して0.1差2着に残したソウルトレインは字面以上に強い内容。初の14で秀逸なパフォーマンスを見せた。
今回は引き続きの14となるが、前走内容からは当然勝ち負け必至の存在。能力的には最上位なのだが、どちらかと言えば前半問われた方が良いタイプなので対抗までとした。



【重賞】

福島11R 自信度D

◎⑤ジュランビル
○⑫アブレイズ
▲④アナザーリリック

今年は無事に福島で開催される福島牝馬ステークス。例年通り混戦模様となった一戦。ここはおそらく全く人気しないであろうジュランビルに本命を打つ。
まずは展開面。福島18は上りスタートかつ初角までの距離が短いのだが、今回は外に逃げるしか仕事のないキタイ、理想はハナのロザムールが入ったことからコース形態お構いなしに主張してきてハイペースになると見ている。前傾質に適性のある馬を狙いたい。
展開が整理できたところで買う馬の選定に入るのだが、ここで真っ先に評価したいのが前走中山牝馬S組。このレースは1:46.8という時計が記録されているのだが、これは例年の同レースや同開催の中山記念との比較でもかなり優秀な水準。ラップの踏み方を見てもハイレベルな一戦と見て問題ない。また内回り18という条件、外が有利な馬場状態など今回とリンクする点が多く、ここの上位組はシンプルに評価できる。ただその中で一つだけ異なるのが前半のペース。今回は前述の通り前傾質のレースになる可能性が高く、そこが当時とは微妙に異なる。狙いとしては中山牝馬好走組の中でより前傾戦に適性のあるタイプとなる。
繰り返しとなるが本命はジュランビルとした。昨年まで12〜16を中心に使われてきた同馬。その中で評価したいのは3走前ターコイズS。同レースは時計的にもかなりハイレベルな一戦だったのだが、ジュランビルはここで0.5差5着。このレースはラップを見ても明確に差し勢有利で、実際クリノプレミアムなども先行して大敗しているだけにここでまともに前受けして先行勢最先着は素直に評価できる。
前走は中山牝馬で8着に敗れているが0.4差と着差自体はそれほど大きく負けておらず、そこから前傾寄りになるとなればターコイズの内容などから当時の上位勢を逆転出来る可能性も十分にある。想定で14番人気はさすがに舐められ過ぎで、このオッズなら狙って見たい。
対抗には素直にアブレイズを。前走480kg台まで絞って好内容の2着。メイS時もこのレンジだったことを考えれば大敗した2戦はともに馬体が緩かったと考えるのが妥当(実際パドックも前走が一番良い)で、前走が本来の能力だとするならばここも当然勝ち負けの水準。クリノプレミアムと3kg斤量が詰まってかつ外有利の馬場でこの並びなら逆転はほぼほぼ確定的だろう。
単穴にはアナザーリリックを。当然過去走から内回りベストというタイプではないのだが、それでも外回し組が圧倒的に不利なラップで大外回して0.6差の秋華賞などを見ても今回のメンバーの中では勝ち負けの水準にある。

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