10/21〜10/12 重賞回顧

・富士S
・菊花賞


【富士S】

次走以降注目馬
⑦イルーシヴパンサー

12.0-10.8-11.2-11.2-11.5-11.4-11.7-11.6
横山典のペースメイクにより近年のトレンドとはズレる中盤負荷の14質マイルに。
戦前の持ちタイム1位のナミュール、14重賞馬レッドモンレーヴのワンツーと適性がくっきり。
その中で近年の傾向通りの中緩みマイルを得意とするイルーシヴパンサーは適性負けの1戦に。
それも純粋に後方有利の展開、緩まない流れをズブさ補いたい意図があったとはいえ捲り気味に動く厳しい競馬。その中で一時飲み込まれる手応え→ラストしぶとく伸び返して4着なら及第点。
元々の適性で既に18寄りだったのが加齢でさらに中距離タイプへとシフトしており、今なら大箱の18ないし道中から動かして行ける内回り中距離戦辺りが適鞍か。



【菊花賞】

次走以降注目馬
⑦タスティエーラ

春時点で抜けていた2強+上がり馬で決まった菊花賞。
このレースにおいてドゥレッツァが抜けていたのは誰の目にも明らかとして、それ以外で触れておきたいのは2着タスティエーラ。
名人戦の見解でも今後ソールオリエンスに負ける可能性はほぼ0と述べ、実際先着した同馬だが、その中でも今回の舞台が真の適性条件かと言われれば決してそうではない。

ダービー時も述べた事だが、同馬の牝系はトーセンジョーダンやトーセンホマレボシ、カンパニーなど輩出のイメージ通り中距離レンジでの高速巡行戦およレコード水準の時計勝負がベスト。
その点馬場が荒れた京都での3000m戦は当然ベストの条件ではないが、その中でもしっかり2着を確保してクラシックオール連対達成は立派。

今後「世代レベルが〜」といちゃもんを付けられるのはほぼ間違いないだけに、オッズ面でも買えるところが多そうなのは嬉しい限り。
大阪杯でも秋天でもどんと来い。ちなみに牝系面から外国人J騎乗はほぼ必須。

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