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【胞状奇胎⑧】晴れて妊娠許可!ピロリ菌と妊娠率の話。

7月19日の検診も無事にHCG値0.1以下となり、晴れて胞状奇胎完治、妊娠許可でました!

この日記、たまに覗いてくださってる皆様、ありがとうございます。次の検診は、3~4か月後でOKとのこと。あと2-3年は数カ月に1回検査が必要だそうですが、それまでに妊娠すれば関係なくなるそう。

これで、胞状奇胎完治。

さらには、ひょんなことで胃のピロリ菌も除去されるという万全な体制で妊活復帰できることになりました。

いきなりピロリ菌除去の話になりましたが、ピロリ菌有無は妊娠率に関係があるそうです。

調べたところ、現時点でピロリ菌と不妊率について調査により明らかになっているのは、下記だそうです。

〇不妊症の女性でピロリ菌に感染している人の割合は約2人に1人。

〇一方で、不妊症でない女性でピロリ菌に感染している人の割合は3人に1人。

この調査結果は、不妊症の女性のピロリ菌保有率で比較しているだけなので、直接的な関連性やピロリ菌が具体的にどういった作用を及ぼすかの明確な検証はまだなされていないようですが、ピロリ菌の抗体が、精子の動きを悪くすると言われているそうです。

以前やった「フーナーテスト」で、精子検査自体は異常ないのに、子宮の中に入ると動きが鈍くなるんだよな~と言われたことがあった私、「ピーン」と来ました。

お腹が弱いのも妊娠しないのも、ぜんぶピロリが悪いんじゃないの?!と。

ちなみに今回、妊活のためにピロリ菌を受けたのではなく、健康診断のバリウム検査が嫌で、代わりに流れでピロリ菌検査することになりました。

人生で初めてのバリウム検査、あまり良い噂を聞かない私がびびっていたら、夫が下記教えてくれました。

ーバリウムの目的は胃の異常を見つけることだが、何か異常が見つかったらいずれにしても胃カメラ検査をやらされる。

ーつまりバリウム検査自体が異常の発見を見つけるというより、胃カメラに進む必要があるかどうかを簡易的に調べるために取られている手法。(病院側は全員胃カメラするの大変、バリウム飲ませるのは簡単。)

ーバリウムやるのが胃の異常を見つけるということであれば、胃カメラまたは、胃ガンの9割の要因と言われているピロリ菌検査で補うと良いのでは?

健康オタクの夫を持つととても良いのです。

その教えをしかと受け止め、当日受付で、「胃カメラに変えられますか?」と無茶ぶりしてみたら、新型コロナの影響もあり検査数を絞っているので、当日予約は難しいと言われてしまい、血液検査のピロリ菌検査(ABC検査)なら受けられます、ということに。

ABC検査は、採血だけなので簡単にでき、追加5千円くらいでした。ピロリ菌が実際にいるかどうかは、胃カメラで目視するしかないのですが、ABC検査では、「ピロリ菌抗体」の有無と、胃の粘膜の収縮の度合いを調べることができます。

数週間後検査結果を開くと、まさかの陽性、「内視鏡検査をおすすめします」と書いてあるので、胃カメラ予約して調べてもらってきました。

私のピロリ菌抗体の数値は「7」。陽性化どうかのラインは、「3以上」です。

ちなみにピロリ菌抗体の基準値は平成28年に改訂されていて、以前は「10未満」であれば「陰性」とみなされていました。ということは私は2016年より前であれば「陰性」となり、引っ掛かっていなかったレベル。改定してくれてありがとう。

胃カメラは初めてだったので、ネットで調べまくり、とにかく内視鏡カメラが細く痛くないという口コミが多かった病院を予約、なんと朝7:30~と言われたので6時起きで胃に初めてのカメラ挿入。

どうやら人気病院らしく、工場のパンみたいに、たくさんくる患者がどんどん裁かれていく。病院のすばらしいチームワークでパンとなっ私は病院のベルトコンベヤーをどんどん流されていき、ほんの15分くらいで胃カメラ終了。

おかげさまで全然痛くなく、映像もよ~く見え、私の胃の中は綺麗でした。

先生に「ピロリ菌もいないですし、胃もとてもきれいですよ~。胃がんリスクもほぼないです」と言われる。

「え、先生でも私抗体があるんですけど」と言ったら、

「え、そうなの?検査結果みせて」と言われて、検査結果は朝受付で出したんですけど・・・と喉元まで出かかりました。

「そうか~抗体あるのか~~~。ということは、昔いたけど今はいないか、微量のピロリ菌がいて、まだ若いので胃の粘膜の収縮がはじまっていないだけかもしれない」とのこと。

結局、ピロリ菌除去の薬を飲むことになりました。投薬は、7日続けて、朝昼夜、2つずつ薬をのみます。面倒なプロセスですが、「これで妊娠できるかも」という期待をこめて、毎日ワクワク薬接種しておりました。

体感としては、除菌後、以前に比べて便秘が解消した気がします。以前は一日1回出たらガッツポーズでしたが、一日2-3回くらい出ることもあり、なんだ私の腸ってこんなポテンシャルあったんかい。

これって全部ピロリ菌が悪かったんでないの?

と思うことにして、前向きに妊活再開したいと思います。

予定通りバリウム検査受けてれば普通に「異常なし」で終わっていたと思うので、アンチバリウム思想で知識豊富のしおこんぶ夫に拍手👏な事件でした。そして、ABC検査の基準改定にも感謝。

赤ちゃんを少しでもできやすくするために何でもしたいと思う女性にとって、こういった知識をもっと広めるのって大切ではないかと思うのですが、私の通っていたクリニックではピロリ菌のことは何も教えてくれなかったです。きっと医学的に確かな相関関係がわかっていないからだと思いますが、クリニックによっては案内してくれるところもあるそうです。

病院選びと、自分で情報を取りに行くって本当に大切だなと思いました!


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