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日日俳句−にちにち・はいく

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2024年の俳句「一日一句」を掲載しています。併せて、つぶやきも。コメントは作品に対する感想でお願いできれば嬉しいです(ご自身のページの宣伝等はご遠慮ください)。
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2023年8月の記事一覧

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/31

飛行機の低く八月尽の空

✲ ✲ ✲
角川『俳句』7月号に掲載の拙句「制服に着られてゐる子ひめぢよをん」を画像の俳句結社誌『氷室』9月号で紹介頂いた。
素適な鑑賞、有難うございます🎁
色々あった8月だけに最後に嬉しい☺

あんこ
1年前
15

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/30

不協和音高く放てば緋のカンナ

✲ ✲ ✲
十代になって間もないころ、初めて耳にしたジャズピアノ。その時の衝撃は忘れられない。転調とメロディ展開の自由さ。そこから放たれるエネルギー。大胆で豊か。それからずっと憧れている。

あんこ
1年前
19

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/29

法師蟬郵便ポストの薄き口

✲ ✲ ✲
お昼を食べに行ったら、学校帰りの子の列が。最近は、夏休みが早く終わるところも。今年は夏の暑さからどう自分を守るかばかりで楽しむ感じが少なかった。台風が3つも来るらしいし、ううう💦

あんこ
1年前
12

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/28

律の風そよぐコロポックルの国

✲ ✲ ✲
律の風は「秋らしい趣きのある風」という季語。たまに句会で見たことがあったが、今月の俳句講座で生徒さんが使っておりその句が素敵だった。なので詠んでみる。字面も内容も美しい季語だなあ。

あんこ
1年前
18

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/27

をちこちに弾む掛け声秋祭

✲ ✲ ✲
4年ぶり? の町内の祭と神輿。写真は借物。実際は小さめの神輿だが、複数出ているので道を行くたびに出くわし楽しい。
屋台も道いっぱい、そこに溢れる人。懐かしい景色。やはり祭は嬉しいな☺

あんこ
1年前
14

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/26

星の恋グラスの氷ひとつ鳴り

✲ ✲ ✲
昨日の句と同様、秋の季語・七夕の傍題「星の恋」を使ったことがないので詠んでみる。この季語みたいに季語自体に雰囲気や気持ちが入っているものは合わせ方が難しい。なんだか甘くなるなあ🥃

あんこ
1年前
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【日日俳句 にちにち・はいく】 2023/8/25 百年の硯洗へば光る闇 ✲ ✲ ✲ 俳句教室で「七夕」をお題にしたら、傍題の硯洗(すずりあらい)で作った作品が。7/7頃に硯や机を洗い清める風習らしい。使ったことがないので詠んでみる。美しい季語、言葉も宿る心も。

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/24

蔦の葉に昨日の言葉残りたる

✲ ✲ ✲
なかなか上手くいかないことがある時。
なるようにしかならない、という諦めの段階があって、次第に納得できたり、縁や転機だと捉えられるようになる。そうやって気持ちはクリアになるのかな。

あんこ
1年前
17

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/23

相談に耳を預けて梨を剝く

✲ ✲ ✲
悩みは人それぞれだけど、共感できる部分もポコポコあって。ラジオの相談を聞いていると、自然と自分の心が整理できたりヒントをもらえたりする。いろいろ気にしすぎなだけ、と気づいてホッとしたり。

あんこ
1年前
14

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/22

虫の音のページに紛れ夢の国

✲ ✲ ✲
気がつけば、お盆の頃より夜に虫の声が。
最初は一匹くらいの声量だったのが、日を追うごとに合唱団になりつつある。
そういう変化にこれまで気づかなかった。
蝉はつくつくぼうしに変わった。

あんこ
1年前
15

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/21

唐黍のこぼれ音符のごときかな

✲ ✲ ✲
レンチンで甘い湯気がほ〜わり🌽
噛んだ歯応えも甘みも嬉しい☺
旬の恵みだなあ

あんこ
1年前
15

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/20

辻褄の合はぬところも村芝居

✲ ✲ ✲
地芝居の傍題・村芝居。観てみたいなあ。
違うけど、小劇場が好きで以前は下北沢に行っていた。今はたまにだがあの独特な空気が好き。最近は新宿シアタートップスが復活で嬉しい☺寄席も良い。

あんこ
1年前
14

【日日俳句 にちにち・はいく】
2023/8/19

新涼の坂の途中に別れをり

✲ ✲ ✲
今月の俳句講座。兼題「新涼」。私も詠んでみる。改めて難しいニュアンスの季語と思う。どのクラスも全然違う新涼の景が出てきて嬉しい驚き☺作品として魅力的かつハッとさせられる。毎回、有難い。

あんこ
1年前
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【日日俳句 にちにち・はいく】 2023/8/18 処暑の道とほくに眠る猫見えて ✲ ✲ ✲ 二十四節気の処暑にまだ早いが、俳句ができたので。暑い、というか湿気がひどい💧この湿気が無ければ割と凌げるのでは。ときどき気持ち良い風が吹いてくる。その時、秋らしさを感じる。