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旧裏勢と知恵くらべ【カツラのクイズその1使用結果レポート】【検証】

前文はこちら

クイズその1を実際に使ってみて

結果発表の前に、使ってみて判明した事柄を2点まとめます。

「クイズを打たれた後いちいち身長を確認するプレイヤーがいなかった」

使う前提として、クイズを一度見せた後は公開式サーチ(=ポケモン交換おじさん)のタイミングで相手に身長を尋ねられるリスクがあると認識していました。

しかし対戦した15人全員がそんな野暮な確認を行うはずもなく、正直な知識(と盤面の公開情報)をもってクイズに答えてくれました。礼儀作法までいくとどうなるか怪しいですが、ポケモン交換おじさんとは問題なく共存することが判明。

今後のクイズ使いにとっては追い風ですね。身長がバレたポケモンをデッキに戻しつつ新たなポケモンを用意できるので、積極的に採用できそうです。

「スイカブログでは4投を控えての採用を推奨していたが、このデッキの場合、ポケモンが多かったので(8種類)、クイズ4投でも腐らず使えた。」

大会使用時は後半使えなくなる可能性が高いと見越して3投でしたが、回してみるとドローがもう少し欲しいということ、20枚もポケモンを入れているとクイズのチャンスも終盤までしっかり見込めることが分かりました。

フリーでは4投した結果ドローがほんのり安定し、1戦での発動回数も目に見えて増えたので、統計を採る意味でもフル投入するべきだと反省しました。

統計結果

お待たせしました。

初見の方にクイズを投げた結果の統計をこちらにまとめます。

大会・フリー含めて15戦、クイズを31回使いました。

勝率 : 7勝8敗(内 高槻大会:1勝3敗)≒46.7%

中途半端な成績ですが、プレイングがしっかりしていれば5割いけるのではないでしょうか。詰めの甘さが高じて勝てるかもしれない対戦を取りこぼすこともままあったのでしかと反省。

大会時は概ね立ち上がりが遅く辛酸をなめる結果になりました。抵抗力にも案の定、というより思った以上の頻度で苦労したので拡張バリヤードは必須であると感じました。

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/抵抗はやめろ!\


ドローについては体感75%くらいの確率で繋がります。にせオーキドへのアクセスも良好。手札で10枚以上差をつけてターンを返すこともしばしばあったので、デッキスタイルとしては成功。サイド落ち・転送装置のコインなど綱渡りな部分も大きいので安定性の向上に臨みたいところです。

LOに対しても無防備すぎました。化石ヤドンのゴミあさりはほぼ使えません。環境を見計らっての使用及び日頃の行いが大事であると感じます。LO相手だとクイズに駆け引きがまったく生じないところも含めて最悪の相性でした。

反面フリー対戦での勝率がそこそこ高くトレーナーロックを狙う性質上、「わるクロ」・「ワニカメ」といったトップメタとの相性がいいという点はアピールポイントとして据えたいところ。

大会結果は散々でしたが上位1位~3位の方3人にフリーで勝利(同率3位のスイカさんに惜敗)という実績は残ったので決して弱いデッキではないとは言えると思います。

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「トレーナーロックが強いだけじゃん」という正論がありました。

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クイズ正答率(全体) : 31問中8問正解≒25.8%

自分の全ポケ回答率(30%程度)から下げる試みは概ね成功しました。

単純な期待値だけ見ると転送装置を使えばいいのでは?という結論になりがちですが(期待値は転送装置=マサキ)、重要なのはポケモンの選択で正答率を下げられるのが証明されたことです。

コインに運否天賦を任せるくらいなら創意工夫によってこの確率をどんどん下げていく試みを研究してみたいものです。可能性の塊。

ここから統計の内訳をほぐしていきましょう。

回答雑感

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ヤドン     4問中1問正解    25%
ヤドラン       4問中1問正解   25%
ヤドキング      5問中1問正解   20%
正解3問中   ヤマカン1回・分岐進化先からの推理による正解2回

狙い通り、王冠の高さを考慮して推理した方が正解に辿り着きました。

見事!種明かしが明確に行えるのでクイズ入門としては最適なチョイスだったと思います。ヒント有で発動していながら正答率が25%以下になったのも注目。素での認知度はもっと低めだと思われます。

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ちなみに発売されなかった金銀のベータ版ROMにこのポケモンのデータが入っていたことが一部で話題になりました。

「調査の結果、ターバンの身長は0.4mだったのかもしれないなぁ」

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なんて思いを馳せてみたら、忘れた頃にクイズを吹っ掛けられても思い出すことができるのではないでしょうか。


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ゴース     1問中0問正解       0%
ゴースト       10問中3問正解   30%
ゲンガー       3問中0問正解       0%
正解3問中
ヤマカン1回・進化前からの推理による正解1回・知ってた正解1回

ゴーストの正答率が25%超えで平均が上がってしまいました。

ヤマカンで正答したまくらぎさんですが、昔行ったイベントでポケモンの高さ比較の図解が展示されていたそうです。その時のゴーストの記憶が朧にあったとのこと。

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(たかさおじさんという方のツイートから引用)

当時の資料は見つからないもののこんなイメージかな?

その後のゲンガーの身長の回答は1.7mで不正解。ドローには失敗しましたが次の問題への布石にすることに成功しました。


知ってた正解についてですが、ねねしさんに即答されました。はぇ??

対戦自体は先攻怖がらせるが決まって事故死させてしまいましたが、試合後に聞いてみたゲンガーの身長もしっかり正答。もしやと思いデッキの全ポケの身長を尋ねてみたらまさかの全問正解。身長が縮むネタもそれぞれ思い出しながら回答してます。

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旧裏界にクイズ博士はいたァ!

本人曰く第3世代までのポケモンなら身長・体重を把握しているとのこと。リモート中でのやり取りとはいえ、ねねしさんなら全部記憶しかねない。それくらいポケモンを深くやり込まれているのは関係者には周知の事実。

納得&脱帽。


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ポリゴン        1問中1問正解    100%
ポリゴン2       3問中1問正解      33%
正解2問中   ヤマカン1回・知ってた正解1回

枚数の都合上サンプルは少なめ。とはいえポリゴンは実際ヤマカンで当てられやすい身長ではありますね。

不正解の人は軒並みポリゴンより高い身長を答えていたので(14戦中正解者0)、ポリゴン2の認知度は低めという感覚でいました。

最後の最後で708さんが知ってた正解をかましてくれました。盤面のポリゴンには脇目もふらず即答。

身長が縮むネタも知ってた708さんは

「みんなもっと実機(ゲームの3D)でポケモンに触れるべきなんですよ!そうすればこのポケモンは大体これくらい、という感覚が掴めるはず」

と熱弁してくれました。他の3問には不正解だったものの「ヤドンの身長が意外と高い」「ヤドキングは王冠分ヤドランより高い」「ゲンガーに進化すると身長が縮む」といったネタを把握したうえでの回答。

クイズポイント高ぇ~

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(同アングルが用意できず画像1枚だと分かりづらい)


まくらぎさんの件も然りですが、自分がクイズを回答した時もこういった幼少の頃に培った感覚に助けられた節があります。

感覚の積み重ねが記憶に繋がりクイズを通してドローに達する。

きっと身長というのは数字ではなく歴史なんですね。


突撃 VSスイカさん

ということで10戦ほど統計を採ったタイミングでスイカさんへ挑戦!

クイズ その1を掘り下げた第一人者に答えてもらった結果は果たして…?


×ゲンガー   (回答1.4m)
×ゴースト   (回答1.0m×)
×ポリゴン2  (回答1.2m×)
全問不正解

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一度覚えただけあって、1問目のゲンガーはニアピン(0.1m違い)でしたが、その後のゴースト、ポリゴンを見せた後のポリゴン2の身長ネタには対応しきれていませんでした。

ここで分かることの主語は「スイカさん個人が」ではありません。

「クイズを想定して一度身長を全てインプットした人」であっても経過によって答えられなくなる時期がいずれ来る。

明日というか1か月後は我が身かもしれない。

しかしながら新たにクイズを始める方にとってはプラス材料になる結果が出ました。

スイカランクDは適切なのか?


この結果・統計を携えてスイカランクDからの変動を訴えてみました。

スイカさん自身が正答できずAランクマサキ同等の活躍を見せたし、

これだけ集めた根拠をもって訴えればスイカさんも納得してくれるはず…

( ^ω^)・・・


「スイカランクではそういうの(身長ネタ・回答率)は考慮していないんだよなぁ……」
タコトプスさんと同じでスイカランクの手に負えない」
「世界観が違う」

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ものの見事に一蹴されました☆

そして世界観というワードを初めて聞きました。スイカランクの影響力はデカいけど、真のカードランクは旧裏プレイヤーの数だけ世界が存在する!

スイカさん曰く「他の人のカードランクがもっと見たい」とのことです。

自分自身のカードランクに当てはめるなら、カツラのクイズその1は間違いなくCランク程度の活躍はしてくれました。

ですがこの記事を見た方相手にはEランクも上等の全く使えないカードになってしまいました。こまったなぁ。

5段階評価に当てはめず「?ランク」とか「測定不能」にするのが丸いと思います。

総括

・統計の結果4回中3回はドローが成功。ポケモンの種類・シチュエーションの選択で確率は更に上がる。
・クイズの正答率はポケモンに触れた歴史の積み重ねが作用する。
・時期の変遷による記憶力で使いやすさが変わる。見極めて使えば古参勢も首を傾げるカードになり得る。

大体仮説通りの結果に加えて、実際に使ってみると新たなプラス材料がいろいろ見つかりました。みんなもクイズその1を試しに使ってみてほしいです。

積極的に採用とまではいかなくても、5枚目のマサキが欲しくなった時に、「ひょっとしてこのデッキのメンツならクイズが活かせるんじゃ・・・?」

と逡巡するくらいの気持ちでもいいんです。ちらっとその手元のポケモンの身長に思いを馳せてみてください。


忘れた頃にクイズ吹っ掛ける予定のなふだ対策になると思います。

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