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クイズ奥の手4銃士デッキ交換対戦会 レポート

こんにちは。

去年の12月をもって鬱子さんがクイズ奥の手3銃士に参入、団体名もクイズ奥の手4銃士になりました。

何かしらのイベントやりたいよね(最近の3銃士イベントも手薄だった)ということで、


「!?シス=魔=シャルを除去しないのか!?」
感じたんだ。デュエマが楽しい方はこっちだって。

直前のアニメデュエマで、友達同士でデッキを交換して対戦、作成者が想定してないようなコンボで主人公がまさかの特殊勝利というオモシロ回があったので、クリスマスシーズンにかこつけてデッキ交換対戦会を提案しました。

デッキ交換対戦会のシステム

最初に各々でデッキを組みます。
殿堂はうずまき殿堂、各殿堂の特徴から中間に位置するところ、ポケモン枚数の下限がないことから鬱子さんの提案で選出されました。

そしてできたデッキを交換。するためにむひょさんにディーラーとしての協力をお願いしました。むひょさんにそれぞれデッキ提出、むひょさんがシャッフルして別の人に配布という形をとることで、誰が作ったか分からないデッキをそれぞれ手にします。

その後、総当たりで対戦。4人いるのでそれぞれ自分が対戦するのは3試合。
ここで勝者が3ポイント、出所が分からないデッキ提供者に2ポイント付与されることにしました。

なるべく勝てるデッキを作るのが大事、自分のデッキと当たっても勝ちにいくのがセオリー、負けたとしても他の勝敗と提供ポイントの兼ね合いで逆転が起こりうる」という基準になるようにこの配分です。

当初は引き分け時のポイントを決めていませんでしたが、使用者・提供者に1ポイント入ることになりました。
敗北よりもポイントは貰えるけど、提供者がちょっと得になるくらいの塩梅の実質フィーリングで決まりました。

最後にそれぞれが使ったデッキを推理して当てられた人にポイントが入るといいよねという話がありました。
自分のデッキは知れているので、他の3つのデッキの提供者を当てることで正解につき1ポイント、3人分正解すれば最大の3ポイントを獲得できます。おまけ程度ですが、1勝分のポイントになるのでここが袂を分つ展開もあるかも?

最終的に獲得したポイントの高い人が優勝ということで。
以上の、デッキ構築→配布→対戦→推理→結果発表という形で、今回の企画が動く運びになりました。

デッキ構築

ある程度バレない匿名性と、それなりに勝てる(自分が対峙する時に絶望しない程度)デッキパワーが必要だと思ったので、ネタ的にもパワー的にも相性的にも「それなり」に戦える構築を目指しました。

グドラやゴーストラインの様な弱点無しポケモンがいいのかなあと思いましたが、その月のDiscordの雑談で、やどりぎのたねフシギダネの話題→ワタッコフシギバナでクイズするなら入る?みたいな話の流れがありました。

1年くらい前にジャストさんと雑談した時にワタッコフシギバナの組み合わせが挙がっていて「2進化2ラインは大変だけどまあまあいけそうですね」という話をしながら放置していたという顛末があったので、「そろそろ作らないと誰かが形にしそうだなあ」と逸る気持ちもあり、今回組んでみることにしました。

2進化2ラインということで参考にしたのがハレツーで石さんが使われているメガバナ。
ワタッコラインを複数展開するためデッキが目指すコンセプトは異なりますが、殿堂構成を一部拝借することになりました。

ハンデス、事故った時に使えるピィ、弱点・抵抗力対策のバリヤードを入れて、一方的な試合になることを避けるための殿堂を注げました。

攻めっ気が足りなくて相手に舐められるのが嫌なので、ワタッコラインの逃げ0を享受する目的でぎゃくしめいを2投。フシギバナの入れ替え札としても機能するのでエネの節約、受け回しを狙うポケモンセンターとの相性も上々かな。

そんな感じでできた構築がこちら。

サーチカードをおじさん3+作法1(自分としては少なめ)、ワニカメを意識すると入れたくなるナツメの眼を入れなかったりで自分の癖を抑えようとしましたが、あらゆるシチュに対応しやすい「それなり」を意識した結果進化ラインを散らしがちという癖が抜けきれず、結構読まれてたように思えます。

ハネッコに関しては先行でころがりタックル→育て屋→ソーラービームで50点狙えるなら狙いたいし、ポケモンセンターを強く使うためにHPが高くてふえるを使えるハネッコも大事だし、それぞれ逃げ0でチェンジがし易いという性質もあって欲張りました。

ポポッコに関してはポケセンを絡めて耐久しながら毒を仕込む一貫性が大事であることから、neo1に絞るのは大事なのかなと思ってます。

HPが大事だから拡張フシギダネ、ぎゃくしめいからプテラを狩れるイントロフシギダネ、今回のクイズの肝の第一弾フシギダネはどれも欲しくて散らざるを得ませんでした。今回でなければやどりぎのたねは必須ではありませんが、今後やどりぎのたねクイズをする時に「フシギダネがいるかもしれない」という材料を残す為の実績になり得るというのがクイズ奥の手4銃士としては大事な要素ですね。

デッキシャッフルのち配布

ぱっと見「鋼ラッキーにクイズねー、なるほどなるほどタコトプスさんに寄せてるのかな」と楽観してレシピを組んでたのですが「あれ?大暴走ないの?」「鋼ラッキーでポケセン4枚ってどういうこと?」「そもそもドロソ13枚でデッキ回復手段のウツギが2枚しかない?」と構築していくうちに不安が募っていきます。

たねが5枚、絞るのは理解できるけど、マリガンを繰り返すのでクイズのタネがバレてしまうのが致命的。
耐久と回復が多いのでドロソが足りなくても良さそう判断だろうけど、使い切りの回復カードを序盤に使う形になるのでデッキに戻せるカードが少なくなって長期戦不利になる。
そもそもデッキリカバリーカードが少なく長期戦をあまり考えてない気がする。
怪電波マシーン入ってるけど、攻めるスピードがゆっくりなので、いずれ貼り直されこのデッキでは打つ意味が薄まりそう。

心の中のカイザーさんが騒いでいる

ポケモンセンター4枚・ポケモン回収4枚・癒しの野原3枚という回復カードの枚数はタコトプスさんが直近でうずまきで使ってた【ラッキー蛋】と同一だったのですが、「本人が組むとして、リサイクルエネルギーだからこそ成り立っていたギミックを、鋼ラッキーに転用してシナジー損ねるマネをするか?」という疑問が湧きました。

鬱子さんは最近のデッキ品評会でのデッキの組み方、去年後半シーズンでは堅実にデッキを組むことを意識していたので、鬱子さんではないだろうという判断。

長期戦を普段意識してないとすると七男さんかなー?という予想でスタート。

ボロクソ言ってますが、対面・引きによってなにが起こるのか分からないのが旧裏というもの。普段やらないような構築で挑むからこそ新たな学びが見つかるんです。

vs 七男さん

今企画ではマッチングが一番早く初試合になりました。
早くもマリガンでやさしいプクリン、マルマイン、クイズが露出しドローが怪しくなる。

相手の初手はウパー。ヌオーが見え、エコロジムがないこのデッキだと鋼は有無を言わさず剥がされるので「お?これはヌオー有利か?」と互いに認識。その通りです!

こちらはラッキーで耐えつつ鋼ラッキーを用意、するためのドロソがウツギに留まり序盤は動かない形。

七男さんはマリガンで引いた割にエネが足りず、攻め手が止まる。ヌオーに進化→あまごいで3枚手張り→マサキクルミで4枚目を探す→引けないというターンも。
おーおー、好き勝手あまごいしなさる…

それでもうずしおを打つことは叶い、ラッキーが削られていく。ポケセン、回収、癒しの野原で遅延して後ろの一弾ラッキーをじわじわ育てる。

こちらはクイズでハピナスを伏せて「のしかかり」宣言。この構築で唯一択がある技なので、作成者が七男さんでもギリギリ使える。マリガンで見せたやさしいプクリンが宣言される可能性は高いし、ハピナスと答えられて当てられる言い訳も充分にあり得る。

相手の反応は「のしかかり!?全然思い浮かばねえ……カビゴン!」という感じ

わざと間違えるというのは全然あり得る話ですが、マリガンでやさしいプクリンを見ておきながら「全然思い浮かばない」と言われたのは心外でした。間違える勢いが良すぎて素で確認を怠ったのかブラフなのか迷うライン。

2番目のクイズはやさしいプクリンを伏せてのしかかり宣言。
「今度こそカビゴン!」
択が機能しているとかそういうレベルじゃない……なんで…?

クイズのおかげで一弾ラッキーの確保。鋼1枚+水3枚の70ダメージすてみタックルをうてばチャンスはあるか。

結果的に40クロックでは埒が開かないと判断したのか水エネ4枚悪エネ貼ったわるいカメックスで攻め直す七男さん。

奇跡的にポケモン回収と70点出せるラッキーの確保が間に合いわるいカメックスを一撃で撃破。

次のヌオーのうずしおを見越して鋼2枚目を貼るも、七男さんはうずしおで水エネトラッシュを選択。次のすてみタックルでは倒せないな、成程。と思いつつ、ハピナス回復しながらのしかかりで10点刻めると思いつく。事前に考えてなかったけど鋼ラッキーってそういうのもあるんですね。

10+60でヌオーも撃破。サイド差有利になったので逃げ切れるかどうか。

エネを確保したい思いと探りを入れる意図を兼ねて3枚目のクイズでヘルガーのかえんほうしゃを伏せる。
かえんほうしゃはマリガンで見せてないからどうくるかな?と思っていたらやさしいキュウコンを宣言される。

「やさしいキュウコンってだいもんじじゃありませんでしたっけ?」
「マジか!ドローどうぞ!だいもんじだったかちょっと調べてきます!」
「おお…時間ないんで、後にしましょう!」

自分がクイズを打たれる想定をするとして、間違えるのは全然良い、けどせめてウインディとか言い訳が効く択を流石に選ぶだろうと思っていたので時間切れ間近のムーブとしては不自然すぎて本当に七男さんなのか分からなくなってきました。

結果的に相手のエネが足りなくなってカメックスで攻めることができず、時間切れサイド差かLOだったかでこちらの勝利。

自分のデッキ作成者を七男さん寄りで見ていたけど、あまりにも豪快に間違えるので実は違うのか?と疑惑が薄まったような深まったような不思議な一戦でした。

悪鋼でわるいカメックスをサポートするのはそこそこ強そうでしたが、特殊エネが多い分水エネの枚数に皺寄せがいき、ヌオーの起動やあまごいに支障が出た模様。デッキがスタンダード気味なので自分視点(鬱子さんかタコさんか)では鬱子さんかな?という予想。

お互いに腹の探り合いをしながら思考を開示、相手視点と自分視点を分けながら所見を話していくのは人狼っぽくて楽しかったです。

vsタコトプスさん

相手の初手はハネッコフシギダネ。自分のデッキが行き渡ったということでタコトプスさんを騙くらかすのが今回の企画の醍醐味だ!ということになりました。
初見のリアクションをがんばるぞ!

自分の初手は拡張ラッキーで踏ん張るしかない手札。クイズと2枚目のラッキーがいますが、バレバレなので当たった時の言い訳も容易く相当打ちにくい。

相手は初手からクイズを宣言。その名はソーラービーム。過去にも高槻大会でソーラービームクイズを打たれたことがあったので、ワタッコ、フシギバナ、やさしいキマワリの3択であることもお互いに認識している状態です。

なので正解のワタッコフシギバナのいずれかを宣言してもそれほど不自然ではない場面でしたが、ここでドローが出来たとしても勝てるかどうかかなり怪しい手札であること・ドローしたいであろうシチュエーションで間違いを選ぶことがブラフとして有効かもしれない、旧裏が楽しい方はこっちだって感じたことからやさしいキマワリを宣言。

ここでクイズを打つ前に何故フシギダネをベンチに出したんだ…?と推理する小癪な芝居まで打ちます。

結果、こちらのドローは止まり相手の盤面が次々と構築されていきました。お祈りうたうクイズをすることにしましたが、長考してからクイズを打つと苦しさがバレやすいので、次のターンでドローした即座に発動することでごまかしていきます。

クイズの答えはプリンでなんとか繋がる。2回目にお祈りのしかかりクイズをしたものの流石にハピナスが答えられる。提供者疑惑はクイズからは推測できない域。

タコトプスさんは順調に盤面を揃えていき、ポポッコのどくのこな→ワタッコのソーラービームで攻めてくる。
フシギバナのソーラービームが打てるようになっても徹底してワタッコで攻めていく堅実なプレイでした。

こちらは回復カードで耐えるしかできないターンばかりで、ラッキーを壁に、手張りもままならないまま回復カードを浪費していくしかありませんでした。

ままならない流れでしたが、タコトプスさん視点では殿堂が露出していない→くすぐりにせキドの可能性が拭えず、手札消費を最小限にしてピピピを使うよう警戒していたという趣がありました。

最短でソーラービームを連打されていたら回復が追いつかずイージーウィンされる結末にもなり得ましたが、こちらの事故が存外相手を惑わし結果的に攻め手を遅らせたというのは怪我の功名というか本当に運が良かったです。

途中でピィを出されてデッキ回復されて「ちょっ、ちょっ、ちょっ………」と非常に焦る猿芝居をしてましたが、デッキは後で公開されるので本当にその場限りの小芝居でした。

ゆっくりした展開の下、ラッキー1体が犠牲になりましたが、鋼3枚のラッキー完成。50点のすてみタックルでフシギバナを一旦退けます。

ワタッコでは打点が通らないのでポポッコで毒を入れてこられました。ハピナス進化で毒を解除しつつウツギ博士、これで水エネを追加で貼れれば退化してポポッコ撃破か?と思って動いたけど、退化スプレー前にウツギ博士を使ったのでどう足掻いてもポポッコを倒せない場面でした。
結局大事な水エネも引けてない!

のしかかりのマヒも入らないまま、継続してどくのこなを打たれる。しかしポポッコが依然バトル場にいるのでここがサイドを取るラストチャンス!
タコトプスさんも「ここミスったか…?」と焦りを呈する。

水エネを確保する為、意を決してデッキリカバリーを諦め廃品回収、ウツギ博士を使用。うおおおお!!
ドローした7枚のカードを一枚ずつめくる!これじゃない…これじゃない……これじゃない……
7枚目が水エネじゃなかった場合最早負け確なので、最後は画面上で見える状態で表向きに。
水エネがきた!

デッキがエンタメを理解していたのでギリギリポポッコを撃破できました。
その後はポケセンを掻い潜ってサイドを取る手段がないので、癒しの野原とまるまるで時間切れからの引き分けに。

それなりに急ぎましたが、デッキ回復手段がもうなかったので、後5分でも進行していればこちらの負けというギリギリの状態でした。猿芝居の中に遅延要素がなかったかと言われたら自信を持って否と答えられる自信がないので相当グレーな引き分けです……

ポポッコを倒せたというのもタコトプスさんの油断があっての展開だったので、同じ試合をしたら二度ととれない引き分けだったと認識しています。

vs鬱子さん

最終戦は4銃士のニューフェイス、鬱子さん。
使用されたデッキはFINDミュウツーということで、タコトプスさんの魔の手がチラついてきます。

とは言え、初見では超リム型かミニスカ型か分からない。手札にエリカは纏まって初手に来ており、迷いましたがミニスカ型だとお祈りしてエリカを使用して鋼エネルギーを探しにいきました。

先に鋼を確保さえすればミニスカ型には有利を取れそうですが……お祈りは通じずFIND完成の後超リムが撃ち込まれました。

エリカを使ってしまったばっかりに相手のトラッシュが少ないままFINDが完成してしまいました。トラッシュ交換で無限にリムーブされるのでもう勝ち筋が見えません。

なんとか相手にカードを使ってもらってトラッシュ交換がタネ切れになる展開を目指して癒しの野原うたうラッキーでの遅延が始まりました。相手の抵抗力低下ジムを割ります。

鬱子さんはトラッシュ交換を使用するものの中々低下ジムが戻らない。なんでだ?エリカで引いて山札が薄いまま使っているからでは?と試合中にツッコミを入れる展開。

初手で出たコラッタが狙われたら危ない!とポケモン回収を使用。すごい今更感あるプレイで、結構気づくのが遅かったです。(実際突風+プラスパワーが入ってたので狙われてたら負けてた)

リムーブを手札に確保しながらトラッシュ交換のバリューを確保するのは結構難しいようで、ラッキーが遅延を続ける中「何をすればいいのかわからない…」と鬱子さんは嘆いていました。
一体誰がこんなデッキを握らせたんだ!!!

ターンが経過して山札を引くだけでもトラッシュ交換のバリューがじわじわ落ちていくので苦労はひとしお。こちらの野原の3回目の張り替えでだいぶ心が折れてました。

うたうも野原も投げるのを放棄できない程度に大事なプレイなので、コインをたくさん投げて、トラッシュ交換の処理に時間がかかったりでグダグダやってるうちに引き分けエンド。

序盤の決め打ちエリカや、コラッタの負け筋への気づきの遅さ等プレミが目立つ一戦でした。

対戦結果


3戦した結果は1勝2引分で5ポイントでした。
7ポイントのタコトプスさんには水をあけられる運びになりましたが、こちら視点デッキ提供ポイントで見えない5ポイントが入っているので悪くない展開です。

雑談フェイズ

試合が終わってひと段落したタイミング、結果発表の直前で今回の試合やデッキを踏まえていろいろと話をしてました。

口で言える部分はいくらでも偽装できるよねって前提を互いに認識しながら「このデッキのこの要素は◯◯さんっぽいですねー」と言うのは無責任で楽しいですね。

自分の介在しなかったマッチングの話を聞いてみたり。

七男さんvsタコトプスさんでは七男さんが事故った序盤の隙をタコトプスさんが掠め取る速攻エンドだったとか。ゼニガメのHP、弱点分散のウパーも重なるところがりタックルを2発受けられるたねがいないという局所的ながらもデメリットが浮き彫りになりました。
弱点分散といいながら構築全体のウィークポイントも広げてしまうというのは、他のデッキでもあるあるながら認識しておくべき性質かもしれないですね。

鬱子さんvs七男さんでは、特殊エネに対しては相性の良さそうな鬱子さんの超リム構築でしたが、七男さんの使用したわるいカメックスがミュウツーを一方的に倒す展開になってしまうと非常に苦しいという、瞬発的かつデメリットのない70打点を備えたわるいカメックスの強みが垣間見えました。

鬱子さんvsタコトプスさんではリムーブがワタッコに刺さらずミュウツーもボコボコにされたと……リムーブを使い回すから強そうなギミックなのに不利対面に遭遇する不憫さ。メガバナのメガニウムも比較して見てみるとワタッコの軽さが活きたという見方もありますね。


「鬱子さんのデッキに本来禁止していたデッキ名が書かれていてメタ推理を引き起こしている」
「鬱子さんに寄せたネーミングだけど、鬱子さんに渡ってしまったばかりに偽装が機能しなくなってるの笑う」
「キュアファインのエネルギッシュパワーってAIが作った架空のプリキュアの必殺技みたい」
「アンノーンの『ファイン』ド、『エネルギ』ー転送、トラ『ッシュ』交換、プラス『パワー』で作った文字り構築だったのか!?」

テミルさんも雑談に加わってくれて、各デッキを品評してもらったり、共感してもらったりいろいろと楽しい時間でした。

「あんまり他の人のデッキにコメントしてると「この話し方はなふださんのデッキじゃないな」ってバレるからあまり言及しない方がいいんじゃないですか?」
「口ではなんとでも言えるし、他の人のデッキに触れて、実感するカードそのものの機微とかデッキとの相性等を感じ取るのが今回の企画の醍醐味なので!」

そんなやりとりも挟みつつ、ある事に気がついてしまいました。


このデッキリストには殿堂の星がついていて、

こっちは星がついていないなあ。

なふだ「なんか星がついてないリストと星がついているリストが分かれてますねー」
鬱子「それ、旧シリーズ検索の機能で、手動で付けられますよ」
なふだ「へー、そうなんだ。知らんかった。」
タコトプス「……あれ、それ言っちゃってよかったんですか…?」
なふだ「……良くないですねえ!」

こんな流れで、自分が旧シリーズ検索の機能を知らない事がバレて候補が星のついてない2つに絞られてしまうという致命的なミスを犯してしまい、「口は災いの元」という諫言をこれ以上無いほどに顕してしまったのでお開きとなりました。

人のアドバイスを無碍にしてしまったばかりに大ピンチに!!

結果発表

七男さんも加えて上記の顛末も話しつつ、デッキの感想も述べながら推理パートのち結果発表へ。

デッキをシャッフルしてくれたむひょさんに、推理結果をDM→結果発表の流れです。

比重の比較的大きい提供ポイントも一緒に割れるので結果発表の瞬間まで気が抜けません。

自分の予想は、

鋼ラッキー→七男さん。七男自身の長期戦への感覚が言葉より何より信用できる材料か。他2人に比べてクイズの間違えかたが豪快でノイズになったものの、「わざと間違える」に振り切れると考えれば辻褄が合う。
わるいカメックス→鬱子さん。自分視点で見えるデッキの中では一番スタンダード(自分のワタッコフシギバナに近いポジション)。最近の鬱子さんのデッキ作成傾向からネタに走る可能性が他の2人より低かったのでこのデッキ。
FINDミュウツー→タコトプスさん。七男さんかタコトプスさんか、どっちがデッキ名で鬱子さんに寄せるかと言ったらタコトプスさん。消去法的だがそれなりにハマるからこれでいいか。

虚実知れない雑談を挟んでもそれほど根拠が歪むこともなく、当初の直感を信じて結果発表を待ちます。

4人の思惑の交差や如何に!?



1位 なふだ:対戦成績5点+推理3点+デッキ提供ポイント5点=13点(画像ミス)
2位 タコトプス:対戦成績7点+推理1点+デッキ提供ポイント1点=9点
3位 七男:対戦成績3点+推理1点+デッキ提供ポイント4点=8点
4位 鬱子:対戦成績1点+推理3点+デッキ提供ポイント2点=6点

推理も全員正解!
提供ポイントの差でタコトプスさん首位から逆転して優勝することができました。

結果論で見ると提供ポイントが大きく、推理パートの貢献が怪しく見えますが、結果発表と同時に判明するので出来レースにならないのは企画として面白い方になってくれたかなと思います。

推理を外したタコトプスさんと七男さんはどちらも鬱子さんとなふだのデッキをテレコに想定してしまったという裏がありました。スタンダードに近い構築の作成者のなふだと鬱子側は当てやすいポジションにいたというところ。

タコトプスさんに関しては「あの事故った状況でクイズを間違えに行くか?」というところで信用を勝ち取ったので、深読みから雑談時のミスをカバーすることができました。結果論だけど!

一見不正解のような構築、プレイ、判断が功を奏することもたまにあると踏まえて、これからもいろんな可能性を想像して楽しんでいけるようにしたいです。

七男さんは考察したものを結構な量の文章にまとめられていて、やっぱり各視点で見られるのは見応えがあっていいなと感じさせられました。

健闘を祈るな

結果オーライでしたが、七男さんにワタッコデッキが渡っていた場合(タコトプスさんとおなじようなやりとりをした場合)読まれていた可能性が高そうですね。

鬱子さんもいの一番にブログでレポートをあげてくれていました。

https://victbot.hatenablog.com/entry/2024/03/03/193002

・毒撒きが多いのに拡張バリヤード、狙った相手を倒しやすいわけでもないのにぎゃくしめいと、どこかぎこちない感じ。

当の鬱子さんからは「バリヤード・逆指名が理詰めでない」という指摘を頂きました。ワタッコデッキとしては無難な殿堂の使い先だとは思ってますが、ワタッコが低打点ゆえに再考の余地はあると思います。
同じくらいにぎゃくしめいが上手く作用する例や対面も今後検証していきたいです。

今回は2人がデッキを尖らせてしまったが故に浮いてしまい、無難な方がノイズになって隠蔽されるというオチになりましたが、大多数がどちらになるかという趣もあるので「無難な方が有利」というセオリーになっていくわけではないと思います。無難な構築が浮いてくるパターンもあるでしょうしね。

と言うところで3ヶ月くらいの熱戦が終わりましたが、デッキ交換対戦会自体の4銃士内の評判は上々で、またやりましょうということになりました。
いまのところ周りに希望者は特にいなさそうですが、次回やるときは他のメンバーも募集しようと思います。

自分と違った考え方の構築で、他メンバーの癖を考察しながら、通じ合うものとブラフを内混ぜにして心理戦を洒落込む、きっと普段の旧裏ではできない体験ができるので気が向いた方はいつでも4銃士にお声がけください。

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